総勢30名以上オーケストラ・ライブ!
2018年12月17日に東京・国際フォーラム ホールAで行われたBOYZ II MENのオーケストラ・コンサートは、30年に及ぶ輝かしい歴史に新たな1ページを記す画期的なものになった。総勢30名を超えるオーケストラがオープニング曲「ONE SWEET DAY」を優雅に奏でたあと、颯爽と登場した3人はタキシードでばっちり正装。「OH WELL」に続き早くも94年の全米No.1ヒット「ON BENDED KNEE」を披露して大歓声を浴び、観客をヒートアップさせてゆく。
【MVを見る】オーケストラに映える「On Bended Knee」
オーケストラの豊かなサウンドをバックに、ショーンの伸びやかなハイトーン、ネイザンのふくよかな低音、ウォンヤの強烈なシャウトはいつも以上にドラマチックだ。
「GIRL IN THE LIFE MAGAZINE」ではウォンヤが女性をエスコートするような“エアー・ダンス”を披露し、95年の大ヒット「WATER RUNS DRY」や「I WILL GETTHERE」などリズミックな曲では、3人でステップを踏みソウルフルなハーモニーをたっぷり聴かせる。
オーケストラ=静かに聴くものという先入観を軽く覆す、とてもアクティブなパフォーマンスだ。
赤いバラを手渡すパフォーマンスも
およそ20分の休憩を経て始まった第二部は、第一部と同じくオーケストラの単独演奏からスタート。いきなりの「4 SEASONS OF LONELINESS」「I’LL MAKE LOVE TO YOU」という全米No.1ソング2連発で、特に「レディーたちにこの歌を贈るよ」と言って歌った「I’LL MAKE LOVE TO YOU」では、メンバーから赤いバラを手渡すパフォーマンスに女性ファンが大興奮。【MVを見る】恋の始まり「I'll Make Love To You」
ステージ前方に観客が押し寄せ一時騒然となるものの、曲が終わると静かに席へと戻る、BOYZⅡMENのファンはマナーも素晴らしい。あたたかいファンに囲まれて熱演は続き、優しいバラード「A SONG FOR MAMA」やスピリチュアルな「SOAMAZING」を歌うと、コンサートはいよいよクライマックスだ。
EXILE ATSUSHI出演
ここで呼び込まれたのは、かねてよりメンバーと親交の厚いEXILE ATSUSHI。ATSUSHIのソロ・シングルから「JUST THE WAY YOU ARE」とEXILEの「ONE LOVE」を息の合った四声ハーモニーで披露し、互いの友情を確認し合う美しいシーンを見せてくれた。そしてATSUSHIを送り出した3人が最後に歌ってくれたのは、この曲を聴かねばBOYZ II MENのライブに来た気がしない、92年の全米No.1ヒット「END OF THE ROAD」。
ショーンの「立っていいよ!」という言葉と同時に観客は総立ち、体を揺らしながらメロディを口ずさむ。曲のラストは3人のアカペラが神々しい程に美しく響き、特別な一夜を締めくくる最高のフィナーレだった。
WOWOWで放送決定
90年代以降のR&Bボーカル・グループの教科書とも言えるBOYZ II MENが、新たな魅力を開拓してみせたオーケストラ・コンサート。この模様は2月10日夜6時にWOWOWプライムで放送されることが決定しているのでぜひチェックしてほしい。R&Bやブラック・ミュージックのファンのみならず、すべての音楽好きに感動を伝えるプログラムだ。番組情報
BOYZ II MEN Orchestra Concert Tour 2018MOTOWN 60TH ANNIVERSARY SPECIAL LIVE
2月10日(日)よる6:00[WOWOWプライム]
収録日・場所:2018年12月17日/東京国際フォーラム ホールA
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