pas改めsajiがフリーライブ敢行
8月28日、3ピースバンドphatmans after school改めsajiが、渋谷モディ1階イベントスペースにてフリーライブ『saji New Single 「ツバサ」Special Live in 渋谷モディ ~phatmans after school→saji~』を行った。▼phatmans after schoolとは?
2019年7月17日にphatmans after schoolからsajiへとバンド名を改名したことを発表したばかりのsajiが、2019年10月23日に発売されるシングル『ツバサ』のスペシャルライブを開催。
拍手で迎えられたメンバーはイベントスペース内に設置されたステージに上がると、「元気かい?みんな!(Vo&Gt.ヨシダタクミ)」と挨拶し2013年のphatmans after school時代に「夜桜四重奏 ~ハナノウタ~」のエンディングテーマとしてリリースされた彼らの代表曲『ツキヨミ』を早速披露した。
「Hello, hello 愛しい人」と耳に残るキャッチーなサビとサビを支える哀しくも愛に溢れた歌詞が印象的な『ツキヨミ』の音色に、渋谷の街を行く人々も足を止める。
いよいよ「あひるの空」エンディングテーマ披露
続くMCではギターのユタニシンヤが中心となり、sajiへと改名して変わったことなどを笑いを交えながら報告。LINE LIVEでも配信されている今回のライブが、この時点で5000人もの視聴者を集めたことにも触れた。
ギターヴォーカルのヨシダタクミは続いて披露する新曲『ツバサ』に対し、「(自分が)リアルタイムにバスケをやっていた頃に連載が始まった漫画で、(-中略-)アニメ化される機に歌う側として空(主人公)たちの物語に加わることができて本当に嬉しかったです。」と語った。
爽やかなイントロで始まる『ツバサ』は、高音を得意とするヨシダタクミ自身も音程が高い曲だと言う程に高いキーで展開されるが、そんな歌唱の難易度ことより先に想いが立って歌詞に導かれるように同曲を歌い上げた。
「アリガトー!シブヤー!(Gt.ユタニシンヤ)」と締めくくると再びMCへと移り、sajiに起きた最近の出来事にファンから大爆笑も起きながら最後の曲へ...。
「あひるの空」の作者、日向武史が"あひるソング"と称する、物語のセリフなどを書くにあたってインスパイアを受けた楽曲のひとつでもある『棗』。
清涼感のある突き抜けたメロディーで、夏の終わりが舞台となっている歌詞は儚くノスタルジックだ。
そんな"あひるソング"となった『棗』はまさに、アニメ「あひるの空」エンディングテーマ『ツバサ』の親に当たる曲だと作詞作曲のヨシダタクミは語る。
リリースイベント開催発表!
本イベントでは、10月23日にリリースされる『ツバサ』のリリースイベントがsajiの出身である北海道、東京、名古屋、大阪の4ヶ所で開催されることも発表された。
『ツバサ』でsajiのことを知った方には、是非phatmans after school時代の楽曲も聴いて、各地で行われるリリースイベントに足を運んでいただきたい。
なお、10月23日(水)発売のNew Single『ツバサ』は各音楽配信サイトにて配信中。
Text 愛香
2010年結成、札幌出身の3人組バンド。 作詞作曲を行うヨシダタクミが作り出す卓越したメロディーやグルーヴ、若者が抱える葛藤や大人への憂いを表明した歌詞は、新世代の世界観を代弁している。ギターロックをベースに、自由なバンドサウンドで全国の会場を沸かしている。2016年のワンマンツアー···