phatmans after schoolとは
phatmans after school(ファットマンズアフタースクール)は、2010年に結成され、日本で活動をしているロックバンドです。
phat(ファット)は、アメリカのスラング用語で「かっこいい」という意味があり、phatmans「かっこいい男の子たち」となって、バンド名の「phatmans after school」は「放課後に輝くかっこいい男の子達」という意味のグループ名が誕生しました。
メンバーは、全員が北海道出身で、ヨシダタクミがボーカル兼ギターを、ユタニシンヤ(ギター)、ヤマザキヨシミツ(ベース)の3人で活動をしていて、バンドグループ最大の特徴は、ほとんどの楽曲の作詞作曲を、ヨシダタクミが行っていることです。
phatmans after schoolのジャケットには、クマが用いられることが多いですが、デビュー当初は、自分たちの名前以外の情報をメディアに出さない新しい手法で活動をしていました。
顔出しをせずに広告塔となっていたクマの「pasくん」が全面的にバンドグループを宣伝していましたが、デビュー6年後の2017年に顔出しをついに解禁し、phatmans after schoolの全貌が明らかになりました。
今まで顔出しをせずに活動をしてきた理由は、「先入観を持たずに純粋に僕らの音楽を聴いて欲しい」というヨシダタクミの強い思いがあったからだそうです。
クマのキャラクター「pasくん」がいるからというファンの声を受け、グループ名の略称は、pasとなりました。
phatmans after schoolの魅力
phatmans after schoolの魅力は、「歌詞の世界観」だと言えます。
どの曲にも、タイトルにあった世界が広がっていき、ヨシダタクミの声と歌詞が歌の世界を作り出しています。ヨシダタクミが書く歌詞は、個性があり、今までにないバンドの楽曲になっているようです。
若い世代を中心に共感できる詞が多くあり、例えば『未完成フューチャー』の詞「いつもflyingして焦る焦る焦る日々」や『レイジーシンドローム』の詞「頭がふらつくよ絶望 なぐさめてくれやい現状」などの曲は、全てを聴くと元気になれる曲でもあり、勇気をもらえる曲でもあります。
夢を追いかけている人に向けたメッセージも多く、10代から20代にかけての葛藤などが歌詞に表れている歌もあり、phatmans after schoolに引き込まれている人が続出しています。
東京・大阪などでのLIVEチケットは、最近では入手困難になるほどの人気が出てきている注目のバンドグループです。
phatmans after schoolの必聴すべき楽曲
ツキヨミ
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Hello, hello
愛しい人
昨日までの夢のこと
魔法がとけたこの世界で
僕は君を探したよ
Hello, hello
愛しい人
君の声を聞かせてよ
夢の中でもう一度 巡り会えたら
僕の涙を渡すから
瞼の裏側で
君の心1つだけ
連れていくよ
≪ツキヨミ 歌詞より抜粋≫
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『ツキヨミ』の作詞作曲はヨシダタクミが手掛けています。この曲は、テレビアニメ「夜桜四重奏~ハナノウタ~」の主題歌のエンディングテーマにもなっています。
バンドらしいサウンドが特徴的でサビ始まりの同曲は、耳なじみのいいメロディーで何度も聴きたくなります。
「Hello hello」というフレーズとともに、誰かに呼び掛けているような歌詞になっていて幻想的な世界が広がっています。『ツキヨミ』というタイトルは、月の神様を意味しているそうです。
東京少年
▲『東京少年』/ phatmans after school
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溢れ出す想いを持ってこの街に来た僕ら 抱えた甘い理想は闇に消えてゆく
走り出す世界の中 何処まで行けるというの
退路をなくして初めて知った もう 戻れない
月 火 水 木 金 土 日と毎日毎日繰り返しの日々
どこかで忘れた故郷の残像 諦めきれずしがみついた
≪東京少年 歌詞より抜粋≫
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『東京少年』はメジャーデビューミニアルバム『ボクノバアイハ』に収録されている1曲で、同じくヨシダタクミが作詞作曲を手掛けています。
この曲では、全体的に低いトーンで息遣いも聞こえるような歌い方をしていて、ボーカル・ヨシダタクミの詞の伝え方が印象的です。彼の声はクセがなく聴きやすいものが多く、この楽曲もその一つです。
また、ギターの音色も、曲の中で登場人物の心の変化を表しているようで、曲のイントロでは、東京に出るワクワクした気持ちや高揚感を感じられ、曲の中盤では、東京に出てきた主人公が落ち込み、苦しんでいると悲しい気持ちになるような音色に変わっていくのも魅力的な楽曲です。
この歌詞は、夢を追いかけながらも苦節し、悩みそれでも、夢をあきらめないというような気持ちを歌っているものになります。
アーティストに提供した楽曲も話題
「phatmans after school」のボーカルとギターを担当しているヨシダタクミは、声優の水樹奈々や小倉唯、女性歌手のMICHI、女性アイドル3人組ユニットのまなみのりさ、ジャニーズのKis-My-Ft2などに楽曲を提供しています。
今回はその中から、水樹奈々の『絶対的幸福論』とKis-My-Ft2の『君を大好きだ』を紹介します。
『絶対的幸福論』/ 水樹奈々
▲『絶対的幸福論』/ 水樹奈々
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幸せになりたい
幸せにしてあげたい
君のそばにいたい
僕のそばにいて欲しい
これ以上ないくらい愛しくて
君とずっとずっと歩いていたいから
かっこよくなりたい
やさしくなりたい
ずっとそばにいたい
いつまでも離さないよ
しわくちゃになっても君のこと
守りぬくと誓うよ
≪絶対的幸福論 歌詞より抜粋≫
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『絶対的幸福論』は、ピアノとヴァイオリンのメロディーでシンプルな構成になっています。余分な音が一切なく、水樹奈々の歌声と楽器の音が一体になっている感動のバラード曲です。
この曲の主人公は、男性目線になっていて、“大好きな君といつまでも一緒にいたいよ”という気持ちがとても伝わってきます。
聴いているだけで泣けてくるような楽曲になっています。これからの結婚式ソングになること間違いなしの一曲ですね。
水樹奈々に提供した楽曲は、他にも『レイジーシンドローム』、『恋想花火』、『STAND UP!』、『Rock Ride Riot』があります。これらの楽曲は、水樹奈々の新しい扉を開いた楽曲に仕上がり、ファンの間でどの曲も人気です。LIVEで歌われると盛り上がる曲になっています。
『君を大好きだ』/ Kis-My-Ft2
▲『君を大好きだ』/ Kis-My-Ft2
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触れ合って 生まれる夢がある
僕らは そうやって 繋がって
毎日 泣いたり 笑ったりして
空見て 前見て 歩いてく
心のどこかに僕がいるなら
綺麗な思い出になったかな
≪君を大好きだ 歌詞より抜粋≫
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『君を大好きだ』は、作詞を藤井フミヤ、作曲をヨシダタクミが手掛けています。
「映画 トラさん~僕が猫になったワケ~」の主題歌になっています。映画のために作られたロックバラードになっています。
Kis-My-Ft2の宮田のコメントにもあるように「作曲したのがヨシダタクミさんなのでアニメが好きな人にも刺さる曲になっていると思う」とあります。
どんな人が聴いても、何度も聴きたくなるようなメロディーになっているのが特徴的な楽曲で、歌詞の世界観とバラード調のメロディーがとても心地いいものになっています。
多才のメンバーが集まったバンド
多才なメンバーが集まるphatmans after school。
アニメや映画などの主題歌やアーティストへの楽曲提供で幅広い世代にファンを増やしていっている、今改めて注目したいバンドです。
楽曲を提供したアーティストのファンの間でも、ヨシダタクミの詞に中毒性を感じてる人が増え、定期的に開催されるライブもチケットが取りづらくなっているとか。
平成に誕生したロックバンド、phatmans after schoolの今後の活躍に期待が膨らむばかりです!
最新情報はココで要チェック!
「phatmans after school」の最新情報は、こちらのオフィシャルサイトでチェックできます。メンバーが公式ツイッターを更新していますのでそちらもチェックです!▷公式Twitter (@phatmans_staff / スタッフ更新)
▷ヨシダタクミ公式Twitter (@pas_kun)
▷ユタニシンヤ公式Twitter (@flying_megane)
▷ヤマザキヨシミツ公式Twitter (@yoshimitsu_4gen)
TEXT pooh_nm77
2010年結成、札幌出身の3人組バンド。 作詞作曲を行うヨシダタクミが作り出す卓越したメロディーやグルーヴ、若者が抱える葛藤や大人への憂いを表明した歌詞は、新世代の世界観を代弁している。ギターロックをベースに、自由なバンドサウンドで全国の会場を沸かしている。2016年のワンマンツアー···