安達寛高 オリジナルの映画主題歌に
2018年、TVアニメ「東京喰種トーキョーグール:re」のOPテーマに抜擢された楽曲「asphyxia」でApple Music New Artist選出され、Spotifyでは1500万回再生を突破.”2018年に再生された日本の楽曲”の6位になるなど国内外からの注目を集め、3月には、フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送となったTVアニメ「約束のネバーランド」EDテーマに異例の2曲抜擢されるなど著しい快進撃を見せるバンド・Cö shu Nie(ヨミ:コシュニエ)。
そのCö shu Nieの未発表新曲「inertia」が、2020年1月10日(金)より全国公開となる飯豊まりえが主演を務め、小説家・乙一として知られる安達寛高の完全オリジナル作、映画『シライサン』の主題歌に起用されることが明らかとなった。
主演は人気女優の飯豊まりえ
“その名“ を知った者のもとに現れ、目をそらしたら殺されてしまうという新たな怨霊の恐怖を描く映画『シライサン』。主演を務めるのは、人気女優の飯豊まりえ。 初の単独主演となる本作で恐怖に立ち向かうニューヒロインに、体当たりで挑む。
監督は、ジャンプ小説大賞を若干17歳で受賞し、数多くの作品が映像化されている異才の小説家・乙一として知られる安達寛高。本作は完全オリジナル作にして、長編監督デビュー作となる。
予告編は都市伝説をを告げる声から
この度、解禁となった予告編では、これまで謎のヴェールに包まれていた怨霊”シライサン”の姿が初めてお目見えとなり、蠢く黒い影のなか「目が異様に大きな女、捕まったら死ぬ」というシライサンの都市伝説をを告げる声で幕を開ける。眼球破裂と心不全による不審死。親友の死と弟の死に疑問を抱いた瑞紀(飯豊まりえ)と春男(稲葉友)は二人で事件を調べていくうちに、恐ろしいシライサンの呪いに巻き込まれるー。
どこからともなく感じる視線、通り過ぎる影、誰かがいるかのような気配ー。シライサンに呪われた人々は日常のなかに忍び寄るその存在に怯え、逃れられない死の恐怖に錯乱し、極限状態に追い込まれていく。そしてその叫び声の先には何とも恐ろしいシライサンの姿が映し出される。
果たしてシライサンの呪いから逃れることはできるのかー!?
戦慄の遺贈に合わせて流れる繊細な歌声
迫り来る死の恐怖のなか、鬼気迫る表情で泣き叫ぶ飯豊まりえや呪いに立ち向かう稲葉友、都市伝説の語り部となる渡辺を演じる染谷将太の姿にも注目の内容に加え、主題歌となるCö shu Nieの新曲「inertia」が戦慄の遺贈に合わせて流れる繊細な歌声によって、シライサンの呪いの底知れぬ恐怖をより深く浮かび上がらせている。映画のポスタービジュアル解禁
また、併せて映画のポスタービジュアルも解禁。戦慄の表情を浮かべる飯豊に背後から忍び寄るシライサン。異様に大きな目、不気味に伸ばした手の甲には鈴のついた赤い紐が貫通して垂れ下がり、飯豊の片目隠すように覆うー。
「目ヲソラシタラ、死ヌ。」という呪いの始まりを告げるコピーが、Jホラーのニューアイコン誕生への期待を煽るインパクト抜群のポスタービジュアルとなっている。
今回の発表にあたり、監督・安達寛高(乙一)と、主題歌の作詞・作曲を務める中村未来(Cö shu Nie)のコメントも発表となっている。
監督:安達寛高(乙一)コメント
ありがたくも私(乙一)の小説を愛読して頂いているCö shu Nieさんに、映画の主題歌を創って頂きました。死者たちの魂を鎮める愛の音楽だと思いました。中盤、慟哭と重力を思わせる重く静かなる轟音から、宇宙に解放されるような展開に、無上のカタルシスを感じます。私はこの曲を聴く度に、映画の中で死んでいった人たちの人生や、彼らが愛し守ろうとしたものについて考えさせられます。
美しく奥深い世界観に感動!Cö shu Nieの音楽には「宇宙」を感じます。
主題歌:Cö shu Nie コメント
こんにちは、安達寛高監督の初長編映画「シライサン」の主題歌を担当させて頂く、〝 Cö shu Nie 〟という3人組バンドです。乙一さんの作品には沢山刺激を貰っているので、今回主題歌を書けてとっても光栄です。〝 inertia=慣性 〟
瑞紀達が慈しむ日常とシライサンの呪いが交わって同化していく様はとても恐ろしいけれど、彼女らの切実な想いと、パズルのピースがはまっていくように進むストーリーに一時も目が離せませんでした。
愛をこめて鎮魂歌をつくりました。
安らかに眠れ、いつかまた会う日まで。
中村未来 (Cö shu Nie)
作品概要
2020年1月10日(金)全国公開タイトル:『シライサン』(英題:Stare)
出演:飯豊まりえ 稲葉友 忍成修吾 谷村美月 染谷将太 江野沢愛美 ほか
脚本:監督:安達寛高(乙一)
配給:松竹メディア事業部
『シライサン』公式Twitter
©2020松竹株式会社
<ストーリー>
眼球が破裂した死体が連続して発見された。直接の死因は心不全だった。そして、死の直前“何か”に怯え取り憑かれたような奇妙な共通点があった。
親友を目の前で亡くした大学生の端紀(飯豊)と、弟を失った春男(稲葉)。二人は共に事件を調べ始める。鍵を握る詠子を探し出すが、ほどなく彼女は「シライサン…」という謎の言葉を残し、眼球を破裂させ心不全で死亡した。
事件に目を付けた雑誌記者の間宮も加わり、徐々に明かされてゆく“シライサン”の呪い…。核心に近づく三人の前に、理解を超えた、戦慄の事実が待ち受けていた・・・。