春ねむり、映画主題歌「セブンス・ヘブン」リリース
2021年、1月に「bang」、3月に「祈りだけがある」と立て続けにリリースし、その創作意欲はコロナ禍でも変わらず、作品毎にフレキシブルな創造性を披露している春ねむり。5月28日(金)にリリースされた「セブンス・ヘブン」は映画『猿楽町で会いましょう』の主題歌として描き下ろした楽曲。
コロナ以前と現在が繋がる作品
楽曲の制作時期は2019年11月と今年リリースされた2作よりも古く、2020年リリースの最新アルバム「LOVETHEISM」と同時期にレコーディングが行われている。コロナウイルスの影響で映画の公開もまるまる一年間ずれ込み、奇しくも、サビとなっている「ここが天国だって思った」というフレーズがパンデミック後の今になって、全世界の人間に対しての共通の言語となり、コロナ以前と現在が繋がる作品となった。
マスタリングはトップマスタリングエンジニア、クリス・ゲーリンジャー
「セブンス・ヘブン」のマスタリングは、もはや説明不要のトップマスタリングエンジニアであるスターリングサウンドのクリス・ゲーリンジャーと一緒に作業を行った。今年で言えばデュア・リパやセレーナ・ゴメス、リル・ナズ・ X等、世界的な名作を手がけ世に送り出してきた名エンジニアが、日本のインディー・ミュージシャンを手掛けるのは非常に稀な事となる。
MVは渋谷パルコの館内全域を使って撮影
そして、同時に公開されたミュージック・ビデオは渋谷の街と共存する、新たなカルチャーの発信地「渋谷パルコ」で行われた。2019年のリニューアルオープン後、渋谷パルコがビル館内全域を使ってミュージック・ビデオの撮影地となったのは、今回の春ねむりが初。
ミュージック・ビデオのディレクターは、Official髭男dism、フジファブリック、平井堅など数多くの作品を手掛ける田辺秀伸。
撮影には「リリイ・シュシュのすべて」や「リップヴァンウィンクルの花嫁」、「花とアリス殺人事件」などで知られる神戸千木。
没入感の強いカメラワークに全編ワンカットに見えるシームレスな編集も見どころだ。
■ 映画は6月4日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、シネ・リーブル池袋ほか、全国にて順次公開される。
そして11月1日(月)に行われるニューヨーク州ブルックリン公演を皮切りに、度重なる延期を強いられていた待望の北米ツアーの開催など、彼女の話題はまだまだ尽きることがない。