夢を語り合う盟友・ゴウとテラシンの共演!
大ヒット上映中の映画『キネマの神様』(松竹映画100周年記念作品/山田洋次監督)の主題歌「うたかた歌」(RADWIMPS feat.菅田将暉)のミュージックビデオが公開になった。監督はこれまでもRADWIMPSや菅田将暉の作品を手掛けてきた映像作家の山田健人氏。楽曲の雰囲気に寄り添い、全編を16mmのフィルムで撮影。
RADWIMPSの演奏と野田洋次郎と菅田将暉の歌唱シーンをゆったりとした丁寧なカメラワークで映像を繋ぎ、優しく暖か味のある作品に仕上がっている。
野田洋次郎と菅田将暉の表情、仕草の細部にまで注目してほしい。
「うたかた歌」は、映画の『キネマの神様』の劇中で同じ映画撮影所で働き夢を語り合う盟友であるゴウとテラシンを演じる菅田将暉と野田洋次郎が、RADWIMPS feat.菅田将暉として初タッグを組んだことで大きな話題を呼んでいる。
感謝の気持ちを込めて贈ったデモ音源が主題歌に
映画のすべての撮影が終わった際に、野田洋次郎が感謝の気持ちを込めて山田洋次監督にデモ音源を贈ったのが、この楽曲の始まり。
野田は「特に志村さんが亡くなったこともあり、それは一つ香りとして残したいと思いましたし、僕たちが通ってきた感情みたいなものを歌詞で残しておきたい、あの世界が音としてもこの世にずっと残っていってほしいと思った。
この映画への僕なりの貢献をしたかったし、『僕からの手紙と思って受け取ってください』という気持ちで送りました」と、楽曲制作のきっかけを語っている。
初めは主題歌として意識して制作した楽曲ではなかったとのことだが、野田からデモを受け取った映画のプロデューサーが曲に感銘を受け、「過去と現代、現実と虚構、そして天国を繋ぐこの特別な曲を、ゴウとテラシンを演じた菅田さんと野田さんに歌ってもらい、主題歌とすることで映画が完成すると確信した」と、この曲が映画の主題歌に決定した。
楽曲を受け取った菅田将暉は「『感謝の気持ちを込めたお手紙です』という形で曲をいただき、感動しました。
撮影がストップし、みんなが動けなくなっているなかで『なんとか動きだそう』という気持ちにさせてくれた。
自分自身が出演している映画で主題歌を歌うというのは少し抵抗感があるのですが、今回は自然な流れで歌えました」と楽曲への想いを語っている。
今後は、RADWIMPSが出演する8月20日(金)「FUJI ROCK FESTIVAL ’21」のステージに、菅田将暉がゲスト出演することも決定しており、映画『キネマの神様』の主題歌「うたかた歌」(RADWIMPS feat.菅田将暉)をライブで初パフォーマンスする予定。
■8/13(金) 22:00 YouTubeプレミア公開
<配信情報>
映画『キネマの神様』主題歌
RADWIMPS feat.菅田将暉
「うたかた歌」
配信中
<ライブ情報>
■「FUJI ROCK FESTIVAL ’21」
2021年8月20日(金) 新潟県 湯沢町 苗場スキー場
映画「キネマの神様」
■監督:山田洋次■脚本:山田洋次 朝原雄三
■原作:原田マハ「キネマの神様」(文春文庫刊)
■出演:沢田研二 菅田将暉
■出演 永野芽郁 野田洋次郎 / 北川景子 寺島しのぶ 小林稔侍 宮本信子
■主題歌:「うたかた歌」RADWIMPS feat.菅田将暉(Muzinto Records/EMI)
■配給:松竹
■コピーライト:(C)2021「キネマの神様」製作委員会
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【STORY】
ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。
それは「映画」———。行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて撮影所で働く仲間だった。若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、時代を代表する名監督やスター女優の園子(北川景子)、また撮影所近くの食堂の娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。
しかしゴウは初監督作品「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。あれから約50年。あの日の「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。
これは、”映画の神様”を信じ続けた男の人生とともに紡がれる愛と友情、そして家族の物語。