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【ライブレポート】監獄学園オープニングテーマのHaKUが歌う「衝動」そして「泣くよ」【UtaTenインタビュー&ライブレポート】





今回ドラマ「監獄学園-プリズンスクール-」のオープニングテーマとして注目を集め、8年目から9年目”ハクの年”を迎えたHaKUが開催したリリースパーティーに取材に行ってまいりました。しかもなんとライブ直前のインタビューに応じてくれましたのでその様子もご覧ください!




<ライブ直前インタビュー>


—ライブ直前ですけど、みなさん今の心境や意気込みをお願いします!

辻村:リハーサルがんばろうかなって感じですね、はい。頑張ります!

藤木:バッチリなんで、あとは踊ってもらうだけっすね!もう、しこたま訓練させられてたんで(笑)

三好:私は昨日からずっと緊張しっぱなしで、今ちょっとそれが疲れて丁度いい感じになってきました。

長谷川:そうですね、長いツアーだとツアー中にこの浮き沈みもあるのかもしれないんですけど、今回は2本なのでその分みっちり練習してバッチリ決めて。って感じです。


—みなさんの丁度いい緊張感っていうのはどのくらいが…?

長谷川:緊張感…手が震えない程度じゃないですか?(笑)

三好:そう、浮き足立ってしまわないくらい。


—大阪でのリリースパーティはいかがでしたか?

辻村:よかったです。よかったよね、すごい。

全員:うん。

辻村:映像を入れたりだとか、今までと違うものも取り入れてっていうのもありつつ、もちろん「衝動」があって、そのリリースパーティなんですけど見せ方や、聴かせ方、ステージパフォーマンスも今までと違うものを見せられたと思うので、そういう部分では自分たちにとってもプラスになりましたし、見てくださった方々にとっても新しいHaKUに触れていただけたんじゃないかと思ってます。

三好:アコギやVJで「こう思って観てほしいな」って狙いがどんどんライブの流れの中に表れてきているのでそれを大阪MUSEではきちんとできたかなという手応えはあります。


—やっぱり毎回ライブによって魅せたいものは違ってくるんですか?

辻村:そうですね、リリースだったりタイミング的なテーマは毎回あります。映画を見ているような感覚になってもらいたいっていうのが結成した当初のコンセプトとしてあって、今回は特に映像を入れるにしてもそうなんですけど、8年を経てようやくステージで表現できるというか。満を持して感がすごくあるので、演奏も映像も新しいものなのかなと思います。


—このライブに向けての準備期間はどんなものでしたか?

辻村:準備期間ってどこからどこまでっていうのがあると思うんですけど、新しい楽曲を作ったり、ステージでのパフォーマンスを変えてみようっていうのはぶっちゃけ1年くらい色々してきて、セットリストを決めたりだとか、的を絞ってやるっていうのは1ヶ月半くらいなんですけど全体的には1年を通して今日に向かってきているのかなって。


—今回映像を使おうとか新しい事の具体的な案は「衝動」を作った時からイメージがあったんですか?

辻村:いえ、実は「衝動」を作り終わった後ですね。リリースパーティをやろうって中で、じゃあ今回演奏も1年かけてきたものがあって、いいかんじに見せれるっていうのがあるんで視覚的にも見せれるものを取り入れたいなっていうのからスタートしました。


—今回のセットリストはどんなことを意識して作られたんですか?

辻村:(食い気味で)濃密!(笑)

全員:爆笑

辻村:濃密・凝縮・あとなんだ?(笑)

藤木:てんこ盛りや!

全員:爆笑

藤木:だ、け、ど、ソリッド!

辻村:やりたいことはいっぱいあるけど削れるとこは削ってシンプルに見ていただけるように。で、次も期待してもらえるようなものになってます。


—それって今言うとすごい次に対するプレッシャーになりません??

辻村:それぐらいが丁度いい!(笑)


<「衝動」について>

—ドラマ「監獄学園-プリズンスクール-」のオープニングテーマ「衝動」は原作を読んでから作られたそうですけど、どのように作られたんですか?

辻村:初めて書き下ろしをさせて頂いたんですけど、お話を頂いてから原作をみんなで読んだらどハマりしてしまって。おもしろいんですよ、すごい。エロい事も含めて中毒性があるけど本当にドラマになるのかってくらい過激なところもあって。
世界観が切ないというかキュンとするというか学生時代の男女の距離感みたいなのも表現されていて、そこを読んで自分が感じたもので学生時代を思い出したりしながら書けたので意外とすんなりでした。ただ技術的に言うと、書き下ろしということでドラマで使われるワンコーラスをいかに聴いた人の頭に残って口ずさんでもらえるかっていうのを意識して作りました。


—歌詞はすんなりいったんですね。

辻村:そうですね、で、メロディもたくさん作れたんですよ。だからどっちかっていうと今回選ぶ方に時間かかったんです。たくさんのメロディを出していく中で4人だけの問題じゃないなってことでドラマの制作スタッフの方々にも聴いてもらって選んだという感じですね。


—アニメの方の主題歌は意識することなかったですか?

辻村:全然なかったですね。でも危なかったのが「恋のプリズン」ってタイトルになりそうだったんですよ最初!(笑)アニメの方の「愛のプリズン」も好きだけど、そことは違ういいものを作れたかなって思ってます。


—Aメロが男女の掛け合いみたいになってるじゃないですか、それがこの曲がドラマティックになる要素だったと思うんですけど、特別その世界観を作り上げるためにレコーディングで気をつけたことはありましたか?

三好:レコーディングの時に、曲がどっちの声も立ってくるような感じだったので、歌い方だとかを合わせて歌った方がいいですかってことを聞いたら、お互い好きなように歌ってる方がせめぎ合ってる感がもっと出るからいいと思うと。なので好き勝手歌わせていただいたら結果そういうところもより男女感が出たかなって思います。


—辻村さんはいかがでしたか?

辻村:もうおしゃる通りで、(三好は)コーラスを歌うことが多くて、ぴったりハマっていくと自分(辻村)の声に合わせて増幅装置みたいな感じで鮮やかにしてくれるんですけど、今回はボーカリストとしてぶつかり合っているそれこそ「衝動」を感じてもらえるようなものになったと思います。


—藤木さんと長谷川さんはいつもと違うポイントはありますか?

藤木:シンセが入ってきているんで、音を入れていく隙間探しが難しかったですね。でも原作の描写がエロいから、そのエロサウンドを”ソリッド”に置き換えることを意識しました。


—長谷川さんはいかがでしたか?

長谷川:ドラムは芯の強い、でもシンプルで歌の邪魔をしないっていうのを心がけて作りました。レコーディングでは生のドラム以外にもエレクトロなドラム音が流れているけどライブも視野に入れてそれを表現できるように機材を揃えながら。


<「泣くよ」について>

—「泣くよ」をカップリングに選んだ理由はなんですか?

藤木:いろんなデモ上げた曲の中であれでもないこれでもないって感じでした。

三好:「衝動」とカップリングとの2曲を入れようと決まった時に「泣くよ」が一番、「衝動」に負けず劣らず歌詞のポテンシャルも高いからシングルとして出した時に、より効果的なんじゃないかなっていう。


—この曲は誰かを励ますようなフレーズがあるわけではなく、自分の弱いところを出した曲だと思うんですけど、この曲を聴いた人に求める反応は?

辻村:(ここで歌ってることは)日常的なことだと思うので、同じ思いの人はたくさんいるんじゃないかなっていうのを自分で書いていて思いました。共感していただけたらというか、自分と同じような人もいるんだなって思ってもらえたら。そしてその人の勇気になればいいなと思います。


—メロディは歌詞にそって作ったんですか?

辻村:今回は歌詞を最初に書いたんですけど、フルで歌詞を書き終えたんですけどあんまり訂正することもなくそのまま使えたんですよ。今まではメロディに合うように変えていったりしていったんですけど今回みたいにフィットすることがなかったのでそういう意味では新しかったです。


—完璧って感じですね!

辻村:(ドヤッ)

全員:爆笑

藤木:歌詞の内容の割にはあんまりネガティブに感じひんもんな。

辻村:曲に、部分的にテーマパーク感があったりだとかね。シンセを筆頭に。


—ネガティブにしないようにっていうのも意識されたんですか?

辻村:いや、でも結局歌ってることって最終的には人生はまだまだ続いていくっていうところなんで、そこから満ち溢れているというか、光に満ち溢れているところに行こうともがいている姿を表現した音作りというか、そういうのを入れて人の心に届きやすいようになっていると思います。


<最後に>

—みなさんが今回の2曲のうち一番好きなフレーズを教えてください。

三好:私、「衝動」の「キミのその瞳で見つめてほしいよ 呼吸が止まって鼓動が聞こえる」っていう言葉が目に浮かびやすいっていうかすごいスリリングな感じで好きなんです。

辻村:どうもありがとう!(笑)

藤木:俺は、「泣くよ」の「頭ん中oh oh 雑音でおかしくなりそうだ トンネルを抜ければ 少しは楽になれるのかな」で、ここから色々自分の中で妄想というか、アニメーションみたいなのが浮かんでTシャツの絵を書いたんです。

三好:今回の会場で販売するグッズを寛茂さんがこの曲をイメージして書いたんです。

長谷川:僕も「泣くよ」の「なんか昔みたヒーローとは まるでかけはなれちゃいるけど それでも世の中に蔓延る悪と 懸命に戦っている ヒーローには変わりない」です。

三好:本人は?

辻村:「少しだけ泣いちゃおうかな」です。


—おぉ、一言。では今後の野望をお願いします!

辻村:今年結成8年で来年9年なんですよ。89(ハク)の年って勝手に言ってるんですけどちゃんと”HaKU”の年になるようにやっていこうかなと思うので是非楽しみにしていただければと思います。

—UtaTenをご覧のみなさんに一言おねがいします!

辻村:歌詞を見ていただけるということであれば、たぶん自分たちの音楽が変わっていく瞬間っていうのが手に取るようにわかっていただけると思います。内向きなことを歌っている時期があって、そこからどんどん開けていって前向きなことを言えるようになって、最終的には愛や恋をストレートに言えるようになった変化を見てもらえたらと思います。

人と出会うことによって自分自身が変われるっていうのが身をもって証明できると思うので!



<ライブレポート>



●HaKU「衝動」Release Party - 11/24(火)@代官山LOOP -



11月24日、落ち葉の絨毯が敷き詰められた代官山の歩道に性別も年齢もバラバラな人たちが列を作ったその先にあるのは代官山LOOP。この日HaKUがニューシングル「衝動」のリリースパーティを行う会場だ。


オープニングで暗くなると拍手で迎えられメンバーがステージへ現れる。「asayake」でいきなりVo/Gt.辻村の美しく響き渡るファルセットを披露し会場は一気に虜にされ、続く「解放源」で雰囲気をガラッと変えヒートアップ。Ba/Vo.三好は演奏しながらもキレキレに踊り、会場はジャンプで絶好調の様子だ。

ショートMCも挟みつつ5曲を一気に披露したHaKUだが、次の曲で辻村が今までライブでやらなかったアコギでの曲を披露すると語り、会場も期待いっぱいの反応を見せた。リバーブが効いてさらに幻想的な辻村の優しいファルセットとアコギの優しい音色でサビから始まる「アンチドラマティック」だがAメロから入ってくるバンドがいい具合に曲を盛り上げた。


今回初の試みだというVJを数曲で披露し観客を楽しませたが、特に「Archaic smile」では映像と演奏のサイケデリックな雰囲気に観客は頭を振ったりジャンプをしたりと思い思いに踊り、盛り上がりを見せた。

ギターの藤木が魅せるプレイや三好のダンスに誰もが目を奪われる瞬間があったり、辻村のファルセットが紡ぎ出す言葉に心を洗われたり、本物志向の大人達が平日の夕方という時間を割いてまで訪れたくなる理由がここにあった。

13曲と1曲を通して色々な楽しみ方のできる空間を作り上げたHaKUの9年目に注目だ。



TEXT:愛香
PHOTO:shingo tamai
-セットリスト-
1.asayake
2.解放源
3.dye it white
4.衝動
5.happiness~シアワセノオト~
6.アンチドラマティック
7.眠れぬ夜にライトをあてて
8.リネイム
9.ファンタスティックミラーボール
10.Archaic smile
11.think about you
12.1秒間で君を連れ去りたい
13.泣くよ

EN.the dey

▽HaKU Official Site
http://www.haku-music.net/

▽HaKUユニバーサルミュージックサイト
http://www.universal-music.co.jp/haku

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