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【ライブレポート】未来型バレエエンターテイメント「カラーポワント」、美しい悪夢のようだった!?ライブレポート!




2017年1月20日(金)、カラーポワントがワンマンLIVE「Innocent Letter」を渋谷Gladで行った。
「あなたの心に、汚れなき手紙を書こう。いつわりのない純潔な魔法で、どうぞ本物の、まやかしを。」という言葉を先に投げかけたように、この日のライブに彼女たちがどんな歌の物語を綴ったのか、これからその内容をお伝えしよう。

さぁ、神出鬼没なサーカス団の織りなす物語の始まりだ。

ワンマンLIVE「Innocent Letter」

5体の人形たちが織りなす物語

郷愁を呼び起こすアコーディオンの音色が、もう一つの世界へと繋がる舞台の扉をゆったりと開いてゆく。物語を描き出す5体の人形たちの棲む芝居小屋へ優しく手招くよう、2人の踊り子が会場中の人たちの意識の指へ糸を繰り、ゆっくりと引きだした。

導かれた先に居たのは、光と影を抱えた5体の美しい人形。この小屋へと導いた2人の合図により、5体の人形たちは、ゆっくりと命を吹き返してゆく。
何時しか人形たちは、優雅な音色へ誘われるように、その身を優しく揺らしだした。どんどん動きを躍らせてゆく人形たち。さぁ、神出鬼没なサーカス団の織りなす物語の始まりだ。
「あなたの心に、汚れなき手紙を書こう。いつわりのない純潔な魔法で、どうぞ本物のまやかしを…」

めくるめく夢の世界へ誰もが心を飛び込ませ、彼女たちの創出する宴へ、意識を忘れ魅了されていた。



妖しく揺らめく調べ…心踊らせる優しい興奮。なんだろう、このゾクゾクッとした感覚は!?。5人の人形たちはゆったりと…でも、確かな胸の疼きを与えてゆく。その小さな刺激が、ドキドキな気持ちを身体中に巡らせていた。『Antique circus』、なんて摩訶不思議な、でもロマンチックな始まりの宴だろう。
『Rainy princess』が、その身へ沸きだした情熱をドクドクと身体中に巡らせてゆく。歌謡浪漫な香りを携え、妖しく、艶めきながら、彼女たちは気持ち踊らせようと言わんがばかりに熱を注いでいた。
ここはまるで"おとぎの世界"。『虹筆くんのうた』がメロウな音色に乗せ、ファンタスティックでファンタジーな物語を、僕らの目の前へカラフルに描き出した。めくるめく夢の世界へ誰もが心を飛び込ませ、彼女たちの創出する宴へ、意識を忘れ魅了されていた。

トゥシューズが爪先立ち、何時しか軽やかにスキップを踏んでいた。

眠りから目覚めた天使たち。まだ身体は浅い眠りを引きずりながら…でも、今日は楽しいパレードの日。その現実に目覚めた瞬間、天使たちの身体中にドキドキとワクワクが漲りだした。誰もが軽やかに踊りながら、心はしゃぐ気持ちを抑えられずにいる。そう、私たちはこれから『ダンシングパレード』を始めるんだ。トゥシューズが爪先立ち、何時しか軽やかにスキップを踏んでいた。宴へと誘うジプシーミュージックに誘われ、身体はフワフワと弾け出していた。



「新しい物語のページを贈ります」。パレードの行進の中、胸をキュンキュン弾ませるファンシーでエレクトロな音楽が、5人の身をフワッと包んでゆく。カラフルにポップに弾んだ『Bubble Bath Road』が、ときめきの魔法を僕らに降り注いでくれた。ヤバい、身体も心も、『Bubble Bath Road』と一緒にフワフワパチンッと弾けそうだ。むしろ、弾けたい気分だ!!
水の音へ導かれ、何時しか意識は『Seiren's dinner』を通し怪しく幻想浪漫な舞台の中へと堕ちていた。クラリネットの音色が、バンドネオンの妖艶な旋律が、幻惑に溺れ踊りなさいと手招いてきた。感覚を妖しく歪ませてゆく舞踏会の宴の中、僕らは意識を嬉しく混濁させながら身を委ねていけばいい。それが堕ちてゆく恍惚なのだから。。。

それはきっと、美しい悪夢だから!?

アコースティックコーナーでは、アコギとエレピ奏者を招き入れてドラマを投影。エレピの調べに誘われて始まった『コスモ・スターファクトリー.Inc』は、アコギのストロークを合図に場内へ手拍子を生み出していった。HinkとAriが螺子の外れた人形のように座りながら歌えば、Suuはハンドマイクを片手に熱を帯びた声をはべらせてゆく。EmoとChamiは1本のマイクへ交互に歌を重ねていた。ロマンチックに揺らめく『コスモ・スターファクトリー.Inc』が、女の子のハートのときめきを映し出していた。
続く『Paint-Nightmare』は、優しく軽やかな表情の中へ影を隠し持った歌。フワフワと心も身体も軽くスキップを踏んでゆくのに、何処か闇を覚えてしまう。それはきっと、美しい悪夢だから!?

演奏が進むごとに鮮やか彩りを増してゆく。楽曲が花開くごとに情熱が躍動していく。



後半は、新曲『Innocent knife』からふたたび幕を開けた。演奏が進むごとに鮮やか彩りを増してゆく。楽曲が花開くごとに情熱が躍動していく。なんて身体を、感覚を極彩色に染め上げてゆく歌だろう。色を濃くしてゆく楽曲の中に隠されたのは、どんな痛み!?。この歌がライブを通し、これからどんな鮮やかな風景を描き出してゆくのか楽しみだ。
最後は『アストロガール』へ飛び乗り、銀河の海を軽やかにドライブしていた。キラキラとしたダンスビートが、気持ちをどんどん駆け上がらせてゆく。その輝きの先に待っている興奮へ、みんなを一緒に導くように。カラーポワントが熱狂のキラメキを降り注いでいくように。。。

光を集め、光を放ち、光を意識の中へ塗り込んでゆくように…。

アンコールは、クラシカルでロマネスクな、でも力強い情熱を携えた『Sugar pianist』を届け、5人は場内へ熱を注ぎだした。身体中から、どんどん熱が沸き上がってゆく。その興奮を、もっと炸裂させたい!!
そんな想いを熱狂で昇華するよう、最後にカラーポワントは『星屑Stairway』を奏でてくれた。会場中に広がったピンクのサイリウムによる光の波。光を集め、光を放ち、光を意識の中へ塗り込んでゆくように、『星屑Stairway』が触れた人たちの身体や心を華やかな興奮の色に染め上げていた。サビで華ひらいたときのマジカルでポップなときめきは、たまんない興奮だった。最後の最後に最高の笑顔の花をこの空間に咲かせながら、5体の人形たちは、もう一つの世界の舞台を熱狂の声を合図に閉じていった。
そして僕らは、現実という空間の中、意識の中でズッと覚めない夢を追いかけていた。



カラーポワントは、8月2日に渋谷WWWを舞台に新たなワンマン公演を行う。神出鬼没なサーカス団が、次にどんな物語を描いてゆくのか、楽しみに待っていようではないか。

TEXT:長澤智典

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リリース情報

「PAINT NIGHTMARE」


1. Rainy princess 作詞 Hink / 作曲 エンドウ.(GEEKS)
2.コスモ・スターファクトリー.Inc 作詞 Hink / 作曲 ナカムラタカノリ(ジャミーメロー)
3.虹筆くんのうた 作詞 虹筆 / 作曲 ナカムラタカノリ(ジャミーメロー)
4.〜Platinum stella〜 作曲 fryadlus
5.Seiren’s dinner 作詞 Hink / 作曲 fryadlus
6.Paint-Nightmare 作詞 / 作曲 エンドウ.(GEEKS)

1500円(税込)
品番 CPTF-00001
JAN 4948722523406

ライブ情報

カラーポワントワンマンLIVE决定!!
開催日:2017年8月2日(水曜日)
場 所:渋谷WWW
詳細は、公式ページにてご確認下さい。

オフィシャル関連サイト

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http://colorpointe.com/

■オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/colorpointe/

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