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【ライブレポート】Bentham初の自主企画ライブは自家製カレーも振る舞って大盛況!


辻怜次が作る特製激辛カレー!



Benthamの初自主企画となる本公演では、ファンにはたまらないサービスが盛りだくさんだ。紹介していくと、まず来場者特典として当日限定のオリジナルステッカーがプレゼントされる。そしてこの日限定として、イベント記念Tシャツが販売されており、会場にはそのTシャツを着用した嬉しそうなファンの笑顔が多くあった。

この日は、Benthamの撮影を担当しているカメラマン・白石達也氏によるライブ写真展示もされており、Benthamの輝かしい大切な記録を思い出す人もいたことだろう。

さらに、UtaTenのインタビューでBenthamの運命論信者派とされたベーシスト・辻怜次が作る特製カレー・Crazy Spacey Curry限定20食が販売!

Bentham、メジャー1stEPで紡ぐ「前に進んでいこうという意味合いを込めて」 【インタビュー】

会場ではカレーの良い匂いが充満!カレーという誘惑な食べ物を選んだ辻は、恐るべきベーシストだ…(笑)辻にカレーの中身を聞いたところ、カレーには、スパイス18種類と、炒めた玉ねぎ、そしてチキン、トマトを加えている。なお、水は一切使っていないよう。ちなみに辻家にはスパイスが沢山あるようで、暇なときにスパイスを調合するのが趣味とのことだ。筆者も実食させて頂いたが、とにかく辛い!!水を飲まないと食べきれない程香辛料が効いており、口の中がヒリヒリする…。だが味は本格的なカレー屋さんと同じぐらいの美味しさで、辻の料理の腕前がわかるそんな気がした。

ライブを楽しみにしてくれているファンのために、前日の深夜から仕込みの準備をし、涙を流してまで玉ねぎのみじん切りしていた辻。彼の努力と愛のスパイスがふんだんに詰まった極上カレーを食べた方は、その味を永遠に忘れないでいただきたい。

加えてBenthamがどうしてもブッキングしたかったという、日本唐揚協会認定カラアゲニスト「きしぱん食堂」が出店され、投げ銭方式で食べ放題が行われていた。こちらも実食させて頂いたが、旨味がある唐揚の上に大根おろしを乗せたさっぱりした味で、とてもおいしかった。

須田原生がDJプレイ&社長のバンドが前座に出演!?



開演前のフロア真ん中には、DJブースが置かれていた。今回DJには、Benthamのいじられギタリスト須田原生が出演!!バンドメンバーの中でも、一番優しくいじられキャラ全開の彼だが、DJになったらその姿は一変。男らしい顔つきで、見事なスクラッチをしており、そのギャップに心を射抜かれる。ファンも須田の選曲に合わせて、思いきり音楽を楽しんでいるようだった。小関竜矢(Vo、Gt)もDJブースに乱入すると、ビール瓶を1本飲み干しながら酔いしれ、はしゃいでいる場面も。

オープニングアクトには、Benthamが所属するKOGA recordsの古閑社長率いるROCKET Kが登場。半年振りに触るというベースを弾きながらアクティブな演奏を展開。ユーモア溢れるMCを交えながらラストまで駆け抜けると、ステージにはBenthamが出現!古閑社長の誕生日を祝うために、小関が社長の顔面を目掛けてパイ投げをするという演出も行われ、会場では盛大な笑い声が。バンド、事務所、ファンだからこそ描ける暖かみのある空間が広がっていた。2番手には、mol-74、3番手にはFRONTIER BACKYARDが登場し、それぞれのバンドのカラーが全面にでる刺激的なライブ空間を魅せつけた。

Bentham「この日を楽しみにしていた!」



感情を高ぶらせるSEをバックに登場したBenthamは、メジャー1stEPとなる『Bulbous Bow』の1曲目を飾っているナンバー『FATEMOTION』で幕を開けた。須田の攻撃的なギターサウンドと、鈴木敬(Dr)の腹の底に響くドラム、辻の跳ね上がるベースラインがオーディエンスの感情を掻き立てていく。

小関は「渋谷WWWへお越しの皆さん、最高な一日を!ずっと一緒にいようぜ!」と煽り、アクセル全開でハイトーンボイスを響かせていった。「夢で逢いましょう」というフレーズが印象に残る『TONIGHT』を披露すると、コール&レスポンスが巻き起こる『KIDS』へ突入。小関はテレキャスのギターを床に置くと、マイクスタンドからマイクを片手で持ち、暴れるように「俺、今日すげー楽しみにしていたんだ!みんなも俺らと同じ気持ちなら叫べ!!」言葉を投げかけていく。

「初めてって上手くいかないじゃん!?どうしていいかわかんないし…(笑)」と下ネタを交えながらMCをする小関。続けるように「俺の初恋っていつだったっけな?」と語ると、甘酸っぱさと青春の物語が蘇る『初恋ディストーション』を投下。彼等を照らすブルーの光と煌びやかなミラーボールが、ノスタルジックな風景を象徴しているようだった。


ライブ中盤では、中毒性がありスピード感に満ち溢れる『Chicago』を筆頭に、『タイムオーバー』、『contact』といった心を開放させるナンバーをメドレー形式で続々と演奏。『センチメンタル』では、小関がお気に入りの楽器だというドラをBenthamのプロデューサーでもあるTGMXがダイナミックに叩き、力強いバンドサウンドが完成していた。ちなみにこのドラは、須田の母が所持しているドラだということもあり、爆笑する人々が多く見られた。

小関は「今日みたいな景色が僕の理想!このまま最後まで進んでいきましょう!!」と叫ぶと疾走感溢れる『激しい雨』と2014年にリリースした懐かしのナンバー『パブリック』をラストに炸裂し、本編は終了した。

アンコールでは、TM NETWORKの名曲『Get Wild』を鈴木がドラムボーカルとして披露するというレアな瞬間が。オーディエンスもBentham流のカバー曲に酔いしれた。ラストは『クレイジーガール』。脳裏に刻まれるナンバーを思い切り楽しんでいるようだった。


最後に小関は「これからも楽しいことやっていこうぜ!今日はありがとうございました!」と感謝を述べ、彼等のステージは幕を閉じた。

Benthamが作りだす自主企画イベントは、バンド同士の絆と思いやりの強さがよく見える幸せなステージだった。今後彼等が企画するユニークで夢のあるイベントを是非とも期待したい。



ライブ後に直撃!Benthamからのメッセージ!!


小関竜矢:今日はBentham初めての自主企画だったんですが、僕らがどういう事が好きで、自分たちがどういう事をやりたいかが見えた一日になったと思いました。ファンの皆さんもいつもとは違う表情をしていて、凄く嬉しかったです。僕らもすごく開放した凄く楽しいライブが出来たので、また違うベクトルで面白い企画をやりたいなと思っています。その際はぜひ皆さん、遊びに来てください。

辻怜次:今日はやりたいバンドを呼べてやれて、自分たちをプロデュースして頂いたTGMX
さんがいるバンドFRONTIER BACKYARDとやれたのが、かなり大きかったです。感動しましたし、それでも気さくにブッキングを受けてくれる先輩がいてTGMXさんに感謝しかないなと思いました。

鈴木敬:色んなバンドがすごく刺激的で、良いパフォーマンスをしてくれて、凄く良い感じになったと思います。良いボーカリストがいる中でドラムボーカルをやるのは、恥ずかしかったんですが、気持ちのこもった歌が歌えたかと思います。

須田原生:初のイベントっていう事もあるんですけど、人バンドずつの持ち時間がある中で、僕らも短い尺でライブをやるのは初めてでした。その短い時間の中で熱量や勢いをつけられたんじゃないかと思います。個人的にDJをやったので、そのキャラの修正の仕方を今後していきたいなと(笑)かなりイベントらしいとは思いますが、バタバタしていたので、今日みたいなイベントもやりたいですし、また違うイベントも今後やっていきたいです。今日感じれたものと、今日感じれなかったものを体験しにきてほしいです。今後のBenthamに注目して、ライブに足を運んでください!!

TEXT 橋本美波
PHOTO 白石達也

『東京パノプティコン ~POP OF B.~』イベント概要

2018年9月6日(木)
Shibuya WWW
開場 18:30 / 開演 19:00

出演
Bentham
FRONTIER BACKYARD
mol-74
ROCKET K(OA)

セットリスト


1.FATEMOTION
2.TONIGHT
3.KIDS
4.初恋ディストーション
5.Chicago
6.タイムオーバー
7.contact
8.センチメンタル
9.激しい雨
10.パブリック

EN1.Get Wild
EN2.クレイジーガール

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