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【ライブレポート】AAA、カラフルな魔法をファンにかけたドームツアー


※ライブ写真はこちらから!!メンバーソロカットもあります!(写真は大阪公演のものです)
【写真】AAAのライブ写真を全て見る!

AAAが描き出す魔法のような演出


小雨が降り注ぎジメジメした蒸し暑さが残る中、東京ドームにはAAAのグッズを身に着けた多くの観客が集まっていた。開演時刻が過ぎると照明が暗転し、観客が手にしているペンライトが色とりどりに光り輝く。

そして、正面ステージ真上の巨大スクリーンにはAAAのメンバー一人ひとりを紹介したアメコミ風のオープニング映像が流れ始める。そのユニークな演出に、会場からは盛大な黄色い歓声が湧いていた。

白一色に包まれた光の空間の中、AAAは白を基調とした衣装で、6人横並びでステージに登場。初日公演では、最新アルバム『COLOR A LIFE』の3曲目を飾っている『No Way Back』で幕を開けた。

西島隆弘と與真司郎がサングラスを外し、太陽のような眩しい微笑みを見せる。その姿に一際歓声が湧き、観客が大興奮している様子があった。



6人は正面のステージから、中央に設置しているステージに移動すると夕日の街並みの映像をバックに『Flavor of kiss』をキレのあるダンスと共に歌い上げる。中央のステージは、前方に進むようになっており、観客の頭上をステージが移動。至近距離でライブを体感できる演出を魅せるのもAAAならではだ。

続く『Still Love You』の日高光啓の軽快なラップパートでは、メンバーが日高を囲み疾走感溢れるダンスを展開。

『C.O.L』では、人差し指と親指を使いながらやるフリをメンバーがやってみせ、6人は横並びになりながら幸せな表情をしてみせた。

スクリーンには、パーティー会場でAAAの6人が超能力リング(魔法が使える)を使って気になる男女を口説いたり、いたずらをしてみせる映像が流れる。見て楽しませる内容で、観客の心を掴んだ後、スクリーンには西島、日高、宇野実彩子、浦田直也が楽屋の通路でスタンバイしている映像が。すると彼らは4人による楽曲『Gotta Love Me』を歌いながら、会場に向かっていった。

4人はステージに姿を現すと、椅子に座りこみ、シャボン玉が彼らの周りをふわふわと浮かんでいく。時折、西島が宇野の肩にもたれかかり笑顔を見せるシーンもあり、観客を喜ばせていた。

そして、設置されているピンク色の車に乗り込み、発進させると、日高の豪快なラップでボルテージを上げていく。

流星の煌びやかな映像が流れる中、青を基調とした衣装に身を包んだ末吉秀太と與真司郎は各自、四角形の移動式ステージに乗り込み、姿を現す。2人が『Kiss The Sky』を歌うと、中央のステージから残りのメンバー4人が登場し、共に同曲を歌唱。

日高が「声出せる奴いるー!?」と煽ると、サマーアンセムとなる『Love Is In The Air』で会場を一つにした。



西島が「もっと声だして行こうぜ!」と叫ぶと真夏のビーチのイラスト映像をバックに、『Beat Together』を披露。宇野、秀太、浦田のチーム、西島、與、日高の3人ずつに別れ、四角形の移動式ステージに乗り込み、終わらせない夏を感じさせる同曲を歌うと、西島の「一緒にハートを作ろうぜ!」という声を筆頭に展開される、愛あるサマーソング『LOVER』に続いた。


MCでは、まず浦田が「AAAドームツアー2018初日へようこそ!!」と元気に挨拶。満帆な会場を見渡すと、浦田と宇野は「すごいね…!!」と驚いた様子で大興奮。浦田はライブ中汗が止まらなかったらしく、「『Still Love You』の「投げ出せない」の部分で汗が飛び出しましたよ(笑)」と会場を笑いに包んだ。

日高はライブ中、與が薄着だったことに気付いたようで「俺だけ厚着だと思って、急いで脱ごうとしたんだけど脱いでたの真司郎だけでした…。腕だしたいだけじゃんね(笑)」と與の服装に絡めて茶目っ気たっぷりに語った。

浦田がMCを展開している最中、西島はカメラ目線で真顔を披露。その姿に会場からは黄色い歓声が湧きあがり、西島は「初日だから色んな感情を混ぜたの♡」とオネエ口調で笑いを巻き起こした。



その後、浦田の『Still Love You』のネタを再び引っ張り笑いを誘う中、宇野のMCへ。宇野はTVのニュースで『COLOR A LIFE』の紹介がされる際に感じている最近の悩みについて「テロップで宇野実彩子(32)で書かれるじゃん!?あの(32)って何なんだろうね!!」と笑みを浮かべながら不満をもらす。すると日高が「じゃあ、かっこをとってさ、宇野実彩子32でいいんじゃない?(笑)」と宇野をいじり倒し、笑い声が会場に鳴り響いていた。

MCが終わると末吉と與二人の映像が流れ、静寂さ漂うピアノの音色が場内に響き渡る。
二人はキラキラと輝きを放つ光の粒が施された、黒いシックな衣装に着替えると、クールで息の合ったミドルダンスナンバー『First Name』を披露した。

11曲目には2010年の2月にリリースした懐かしの名曲『Believe own way』が流れ始め、イントロから大歓声が。

メンバーはチェック柄を基調とした秋を感じさせる衣装で、ステージに登場。切なくもメロディアスな同曲を歌い上げると、サンドアートのMVで話題となった感涙のバラード『ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女』へと向かい、会場を感動的な空間に包んだ。

魔法をかけた夢の一夜



ライブ後半戦では、カンテレ・フジテレビ系火9ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」主題歌にもなった『Tomorrow』を披露し、大切だった人を想う祈りのようなナンバーを歌い届けた。

再び巨大スクリーンには、超能力リングを使って男女を落とすというコミカルな映像が。だが、今回はその超能力リングが使えなくなってしまう展開に。すると魅惑で危険な香り漂う『MAGIC』へと続き、AAAが作り出す愛と魔法の瞬間を色っぽく魅せた。



『SHOUT&SHAKE』では、メンバーがゴンドラに乗り込み一番高い所まで登っていき、クラップをしながら思い切りはしゃいでいる姿が見られた。『GAME OVER?』では、末吉が上着を脱ぐと、シャツをチラッとめくり腹見せをするセクシーな一面も。その粋なサービスショットに、甘い声をもらす観客も。

そして特効の爆破が起こる中『PARTY IT UP』が披露され、ラストはEDMを取り込んだアッパーサウンドが印象的な『DEJAVU』へ。炎の特効がバチバチとステージに飛び出す中、サビで魅せるVダンスを華麗に披露し、観客も一緒に楽しめる世界を見事に作り上げた。

本編は終了したが、鳴りやまないアンコールに応えた6人は、公式グッズのTシャツに着変え再び登場。
アンコールは『恋音と雨空』から始まりAAA流のラブソングを優しく届けた。再び西島が「もういっちょ踊ろうぜ!準備は良い?」と問うと、サマーチューンの『NEW』で最高潮の盛り上がりに。



MCでは、これから続くドームツアーが雨空ではなく晴れて欲しいという観客の想いから、西島が作詞作曲をしたオリジナル曲『晴れてよかった』か、『恋空と雨空』のどちらかを西島が歌う事に。多数決の結果、『晴れてよかった』が圧倒的だったが、西島は『晴れてよかった』と『恋空と雨空』のワンフレーズを披露するというサービスプレイをみせた。

浦田は西島が『anan』2114号の表紙を務めた話題に触れ、「にっしーが表紙『anan』をコンビニで見つけたんだけど、エロいから宇野ちゃんの表紙で隠しといた!!(笑)」と語り、西島は『anan』の表紙で魅せたセクシーな決め顔を披露した。

笑いを誘うMCが終わると記念撮影をし、6人はレインボーに光り輝く移動式のマシーンに乗り込み、会場を周りながら『Jamboree!!』、『逢いたい理由』、『Yell』、『ハリケーン・リリ、ボストン・マリ』をメドレー形式で披露。

『ハリケーン・リリ、ボストン・マリ』でタオルを振り回す豪快な景色が広がると、クライマックスは金テープが宙を舞う中『LIFE』を披露。歌唱中、浦田が西島にバックハグをしたり、宇野を日高がバックハグをしたり、頭をポンポンするなど観客にはたまらない仲の良さを見せつけてくれた。

最後は6人が手を繋ぎ、生声で「今日はどうもありがとうございました!!」と挨拶をし、観客に魔法をかけた夢の一夜は幕を閉じた。


TEXT:橋本美波
PHOTO:川田洋司 (mosa inc.), 小境勝己, 佐藤薫

※写真は大阪公演のものです

セットリスト

『AAA DOME TOUR 2018 COLOR A LIFE』

00.OPENING
00.No Way Back
01.Flavor of kiss
02.Still Love You
03.C.O.L
04.Gotta Love Me
05.Kiss The Sky
06.Love Is In The Air
07.Beat Together
08.LOVER
09.First Name
10.Believe own way
11.ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女
12.Tomorrow
13.MAGIC
14.SHOUT&SHAKE
15.GAME OVER?
16.PARTY IT UP
17.DEJAVU

アンコール
E1.恋音と雨空
E2.NEW
E3.メドレー
(Jamboree!!、逢いたい理由、Yell、ハリケーン・リリ、ボストン・マリ)
E4.LIFE

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