直木賞作家コラボ第1弾「ミスター」配信!書籍『はじめての』刊行!
“小説を音楽にするユニット”YOASOBI。2019年11月に公開したデビュー曲「夜に駆ける」は、公開直後から瞬く間に注目を集め、国内の各種配信チャートでも1位を席巻、複数カ国のバイラルチャートにもランクインし、2020年の年間Billboard JAPAN総合ソング・チャートとストリーミング・ソング・チャートでは1位を獲得、第71回NHK紅白歌合戦にも出場した。
今年の1月6日に満を持してリリースした1stEP『THE BOOK』は、”小説を音楽にする”というコンセプトを表現したまさに”読むCD”ともいうべき豪華な仕様が大いに注目を浴びているうえ、オリコンデジタルアルバムランキングでは5週連続1位を獲得、収録されている7曲もApple MusicチャートTOP15以内にランクイン。
立て続けにリリースしたTVアニメ『BEASTARS』OPテーマ「怪物」、EDテーマ「優しい彗星」も各種チャートで1位を獲得した。
2月には、初のワンマンライブ『KEEP OUT THEATER』を新宿・ミラノ座跡地の工事現場にて開催。
6月に発表されたBillboard Japanの2021年上半期チャートでは、アーティスト・ランキング“Billboard JAPAN TOP Artists”で首位を獲得し、その勢いのまま楽曲「三原色」をリリース。
7月ユニクロ「UT」とのコラボで、ユニクロ有明本部内のUNIQLO CITY TOKYOにて開催した無料配信ライブ『SING YOUR WORLD』では同時接続者数28万人を記録。
12月1日に発売した2nd EP『THE BOOK 2』の売れ行きも好調な中、2022年には島本理生・辻村深月・宮部みゆき・森絵都という4名の直木賞作家とのコラボプロジェクトを始動することを発表。
12月4,5日に開催した初の有観客ライブ『NICE TO MEET YOU』では、2日間で1.4万人を動員し、関連ハッシュタグが連日トレンド入りするなど盛り上がりを見せた。
そんなYOASOBIが、本日2022年2月16日(水)に新曲「ミスター」を配信リリース!
同曲は、2月より始動した、島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都という4名の直木賞作家とのコラボプロジェクトから生まれた作品。
“はじめて〇〇したときに読む物語”をテーマに4名の作家が小説を書き下ろし、YOASOBIが楽曲を制作するという、“小説を音楽にするユニット”満を持してのプロジェクトの第1弾楽曲となっている。
楽曲の原作は、島本理生が今回のために書き下ろした小説「『私だけの所有者』――はじめて人を好きになったときに読む物語」。
原作の主人公であるアンドロイド“僕“が、所有者”Mr.ナルセ”に抱いた、名前を知らない“はじめての感情”から綴られる、切なく儚いシティポップに仕上がっている。
さらに同日、新曲「ミスター」の原作小説「はじめて人を好きになったとき」をテーマにした島本理生の「私だけの所有者」、「はじめて家出したとき」をテーマにした辻村深月の「ユーレイ」、「はじめて容疑者になったとき」をテーマにした宮部みゆきの「色違いのトランプ」、「はじめて告白したとき」をテーマにした森絵都の「ヒカリノタネ」の4作をまとめた書籍『はじめての』を水鈴社より刊行。今後順次リリースされていく楽曲の原作小説をいち早くチェックすることが出来るのでお見逃しなく。
楽曲リリース、書籍刊行に併せて、コラボプロジェクトのトレーラー映像も公開!映像は、「ミスター」ティザー映像も手掛けた“異次元TOKYO”が担当。
こちらも是非チェックして欲しい。
YOASOBIコメント
4作品全て本当に面白くて、読み終えた時、全作品、計4回「めちゃくちゃ面白かった!」と声に出し、原稿の前で拍手をしました。「はじめての」という一つのテーマから生まれた4つの色とりどりな物語が、それぞれ違うゴールへと向かう様に心が震えました。(YOASOBI コンポーザー Ayase)はじめて読んだ物語なのに、私の奥底に眠っている記憶が呼び起こされるような体験でした。 4つの物語、4つの世界と出会って生まれたこの感動を、まっすぐに歌に乗せられたらと思います。(YOASOBI ボーカル ikura)
作家コメント
初めての挑戦をたくさん詰め込んだら、むしろ自分の原点とも言うべき、好きな人との物語になりました。恋よりも強い絆で結ばれた「私だけの所有者」にこの短編で出会ってください。(島本理生)人は誰でも、その出会いの前と後で人生が変わってしまうような一生モノの出会いの経験があると思います。その一夜を通じて、前の自分にはもう戻れなくなるような、そんなはじめての家出を書きました。この小説もまた、読む前と読んだ後で誰かの何かが変わると信じて、送り出します。(辻村深月)
いつも物語をつくる時は、そのイメージに合った音楽を探すようにしています。ぴったりな音楽が見つかれば、その音楽が私を正しい方向に導いてくれるからです。今回はまず物語が先にあり、そこから音楽が誕生するという企画で、私にはまったく新しい経験に、胸が高鳴っています。(宮部みゆき)
「はじめての」というお題をいただき、私もはじめての設定にトライしてみました。時空を超える片思い――この物語が、読者の皆さんの過去に灯る大事な瞬間とつながってくれますように。(森絵都)
楽曲情報
2022年2月16日(火)配信リリース
「ミスター」
▶配信リンク
作詞・作曲・編曲:Ayase/歌唱:ikura
原作:「『私だけの所有者』――はじめて人を好きになったときに読む物語」 (島本理生 著 / [『はじめての』(水鈴社 刊)より])
<あらすじ>
アンドロイドの「僕」と所有者との間に何があったのか。とある国の施設に保護された僕は、「先生」に手紙を書きはじめた。
★島本理生コメント
「ミスター」を初めて聴いたとき、もう会えない人との記憶が優しく呼び起こされました。YOASOBIの世界観に、自分の小説が鮮やかに溶け込んでいるのを感じて、それはとても不思議な体験でした。たくさんの人の胸に眠る、切なくて優しくて懐かしい物語を思い出させてくれる曲だと思います。
書籍情報
『はじめての』
・島本理生「『私だけの所有者』――はじめて人を好きになったときに読む物語」
・辻村深月「『ユーレイ』――はじめて家出したときに読む物語」
・宮部みゆき「『色違いのトランプ』――はじめて容疑者になったときに読む物語」
・森絵都「『ヒカリノタネ』――はじめて告白したときに読む物語」
刊行:2022年2月16日(水)
本体価格:1,760円(税込) 頁数:224頁 体裁:四六判上製
出版社:水鈴社
▶特設サイト
<書籍情報SNS>