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「夜に駆ける」の歌詞の意味とは?YOASOBIが物語を音楽で表現した世界に浸る

『夜に駆ける』の歌詞は『タナトスの誘惑』をモチーフに作られた楽曲です。歌詞の意味と、小説を音楽にするために結成されたユニット『YOASOBI』の作り出す世界観を紹介します。

YOASOBIって何者?

最近、動画再生サイトで話題になっているアーティスト『YOASOBI』。

流行りの覆面アーティストかと思いきや、実は違うんです。

彼らはなんと、小説投稿サイトに投稿された小説を音楽化するために結成されたアーティスト。

メンバーはボーカロイドプロデューサーの『Ayase』とシンガーソングライターの『幾田りら』の2人です。

なかなか面白いコンセプトのアーティストですよね。

今回ご紹介する『夜に駆ける』も、『タナトスの誘惑』というストーリーを元に生まれた楽曲です。



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沈むように溶けてゆくように
二人だけの空が広がる夜に

「さよなら」だけだった
その一言で全てが分かった
日が沈み出した空と君の姿
フェンス越しに重なっていた
≪夜に駆ける 歌詞より抜粋≫
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まずご紹介したいのは冒頭の部分です。

「さよなら」や「フェンス」という単語から連想した方もいらっしゃるかもしれませんが、楽曲の元になった『タナトスの誘惑』は死を描いた物語。

つまり、自殺にまつわるシーンが歌われています。

いきなり驚いてしまいますよね。この後物語はどう展開していくのでしょうか?


彼女に抱いた恋心


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初めて会った日から
僕の心の全てを奪った
どこか儚い空気を纏う君は
寂しい目をしてたんだ
≪夜に駆ける 歌詞より抜粋≫
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こちらは続く歌詞。主人公は彼女に心を奪われていたことがわかりますね。

どうやら彼女の儚げな様子や、寂しげな様子に惹かれていたよう。

冒頭では飛び降りようとするシーンが描かれていたくらいですから、何かに悩んでいたのかもしれません。

その後の歌詞でも彼女に陶酔していく様子や、2人で前を向こうとする様子が表現されていますが、彼女が彼に対して完全に心を開くことはなかったようです。

それが次の歌詞に表現されています。

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もう嫌だって疲れたんだって
がむしゃらに差し伸べた僕の手を振り払う君
もう嫌だって疲れたよなんて
本当は僕も言いたいんだ
≪夜に駆ける 歌詞より抜粋≫
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2人はどうなってしまうのでしょうか?

続くサビでは別れとも思われるシーンが歌われています。

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ほらまたチックタックと
鳴る世界で何度だってさ
君の為に用意した言葉どれも届かない
「終わりにしたい」だなんてさ
釣られて言葉にした時
君は初めて笑った
≪夜に駆ける 歌詞より抜粋≫
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「終わりにしたい」なんて言葉の直後に笑うなんて、なんだか意味がありそうですよね。

一体彼女は何を考えているのでしょうか。


そして、夜に駆け出す・・・


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変わらない日々に泣いていた僕を
君は優しく終わりへと誘う
沈むように溶けてゆくように
染み付いた霧が晴れる
≪夜に駆ける 歌詞より抜粋≫
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こちらの歌詞から、主人公のもやもやは晴れたことがわかります。

でも、「終わりへと誘う」という単語がやや気になりますよね。

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忘れてしまいたくて閉じ込めた日々に
差し伸べてくれた君の手を取る
涼しい風が空を泳ぐように今吹き抜けていく
繋いだ手を離さないでよ
二人今、夜に駆け出していく
≪夜に駆ける 歌詞より抜粋≫
----------------

彼女がそっと差し出してくれた手を取り、主人公が向かったところ。

それは、涼しい風が吹き抜けるところ。そして「終わり」へと続くところ。

なんとなく察しがついた方もいらっしゃるかもしれませんね。

最後の1行、タイトルにもなっている「夜に駆ける」いうのは、「空へ飛び立つ」という意味を表しているのかもしれません。

それにしても、飛び降りようとしていたのは彼女の方だったのに、なぜ主人公も一緒に行ってしまったのでしょうか。

その謎や元になったストーリーに興味を持ったという方は、ぜひ小説『タナトスの誘惑』を読んでみてくださいね。

また、クリエイター『藍にいな』が物語をイラストで表現したMVもあります。

楽曲の世界観と見事にマッチしており、こちらでもストーリーをイメージしやすいかもしれません。

ぜひどちらもチェックしてみてください。

▲YOASOBI「夜に駆ける」 Official Music Video

「夜に駆ける」の英語ver.も

2021年7月2日に『夜に駆ける』の英語版である『Into The Night』が公開され、話題となっています。

一見ただの英語歌詞ですが、原曲の日本語版の歌詞に聞こえる空耳フレーズが隠されているので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!


コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる、「小説を音楽にするユニット」 。 2019年11月に公開された第一弾楽曲「夜に駆ける」は2020年12月にストリーミング再生4億回を突破し、Billboard Japan 総合ソングチャート"HOT100"にて2020年年間1位を獲得。 第二弾楽曲「あの夢をなぞって」は···

この特集へのレビュー

男性

レオ・レオニ

2024/01/11 21:34

YOASOBIの歌詞ってみんな奥が深くて大好き。思わず聞き惚れちゃいます。

女性

ひまりん

2022/03/30 15:55

かしをよく考えたこともなかったけどこれを見ると少しこわいですね・・
よあそびさんはどういう思いで作ったのかが少し気になります!

女性

みっちゃん

2022/03/27 12:51

わたしだったら,なやんでいたことえをきいてあげるなあ。
なやんでいたことがあったならきいてたすけてあげたいな。
きれいなうただとおもったんだけどなあ。
歌にも意味があるんですね。
YOASOBIの曲すきです。
あとよくわかりました。
じさつはかなしいな。
初めて笑うということは,まいにちがかなしかったのかきになります。

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