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21年目に突入したKEMURIと、20年目をむかえたRIZEの対バンは熱狂的過ぎて行けなかったことが悔やまれる!


1月30日(土)、KEMURIが結成20周年記念ツアー「F」の最終公演を東京・お台場のZepp Tokyoで行なった。

昨年10月、10-FEETをゲストにむかえた札幌公演から始まった今回のツアー、今年に入ってからはFinal Seriesと銘打ち、大阪公演にはMONGOL800、名古屋公演にはサンボマスターという旧知のバンドをゲストにむかえてきたが、最終日のこの日は今までフェスやイベントで同じステージに立ったことはあるものの、“対バン”としては初共演となるRIZEがゲスト。


午後5時を少しまわったところでRIZEが登場。のっけからハードかつタイトな演奏で観客を引っ張っていく。途中MCで、ヴォーカル&ギターのジェシーから、久々にニューDVDをリリースすることと今年バンドが結成20周年をむかえることが告げられ、場内は歓声につつまれた。その後は最後までほぼノンストップでグル―ヴィーな曲を連発。最後の「カミナリ」では、この日が18歳の誕生日というファンをステージに上げ、最高潮に盛り上がりを見せ、約45分のステージを終えた。


そして午後6時10分過ぎ、SKAテイストあふれるツートーン(モノクロ)のアニメーション・ムービーがステージ・バックに流れ、KEMURIのメンバーが登場。最新作『F』収録の「O-zora」からライブがスタートし、そこから本編24曲、たまに軽く曲紹介する以外はほぼノンストップで怒涛のライブは進行していった。

今回のFinal Seriesは、過去のミュージック・ビデオや懐かしい写真、そしてスペシャルな映像をステージの背景のスクリーンに投影しながら演奏するという、KEMURI初の試みで、ファンもいつも以上に楽しめたはず。各曲の背景に映し出される20年分の映像は、懐かしさと同時に、今もその当時と変わらずエバーグリーンなスカパンク・チューンを奏でるKEMURIの凄さを感じさせるものでもあった。

アンコールの時のMCで、ヴォーカルの伊藤ふみおから、初夏にKEMURIがマキシ・シングルをリリースすることと、春には伊藤自身のソロ・アルバムをリリースすることが発表になり、その後3曲を再び怒涛の勢いで演奏。最後の「Ato-ichinen」では最後RIZEのKenKenも乱入し、会場すべてが最高潮にヒートアップし、大団円を迎えた。

21年目に突入したKEMURIと、20年目をむかえたRIZE。世代は異なれど同時期に音楽シーンの荒波を潜り抜けてきた2バンドによる真冬の祭典は、場内の温度と湿度を上げただけでなく、観客の心に熱い何かをもたらしたに違いない。

※カメラマン:Wataru Umeda
[KEMURIライブ情報]
2月14日(日)
FEELFLIP & SKALL HEADZ presents “KICK ASS HERO“
会場:東京 渋谷 TSUTAYA O-EAST

4月15日(金)~17日(日)
“GOOUT JAMBOREE 2016”
会場:ふもとっぱら(静岡県富士宮市)

4月29日(金)・30日(土)
“ARABAKI ROCK FEST.16”
会場:宮城県 みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく

6月4日(土)・5日(日)
“百万石音楽祭2016~ミリオンロックフェスティバル”
会場:石川県産業展示館

[RIZEリリース情報]
2月24日(水) LIVE DVD “PARTY HOUSE" in OSAKA

[RIZEライブ情報]
4月4日(月)
“たっぷり金子な7日間2016”
会場:京都 ライブハウス磔磔

4月9日(土)
“Bowline 2016 curated by CROSSFAITH”
会場:東京 新木場STUDIO COAST

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