2024年9月22日(日・祝)に開催された、アイドル対バンLIVEイベント「iDOL on-line POWERED BY UtaTen 2024 Vol.07」。先月に引き続き、舞台となったのはduo MUSIC EXCHANGE。総勢16組のグループが集結し、会場に訪れたオーディエンスにそれぞれの個性とスキルを魅せつけてくれた、最高の1日についてレポートする。
開場の合図とともに、duo MUSIC EXCHANGEにはたくさんのオーディエンスが集う。会場のボルテージはすでに上昇傾向。そんな中ステージに姿を表したのは、capriceだ。7回目のiDOL on-lineは彼女たちのステージから開幕した。
caprice
SEが会場に流れ始め、ステージに姿を表したcaprice。すぐさま手拍子をオーディエンスへ要求すると、会場にはハンドクラップの音が響き渡る。コンセプトである” 気まぐれな女の子たちに振り回されてみませんか? ”。まさにオーディエンスたちは、目の前に立つ5人にすでに振り回されているご様子。
『運命的ヒロイン』からライブをキックオフすると、会場には振りを完コピしているオーディエンスの姿もチラホラ。可愛らしくカラフルに1曲目を歌い上げると、間髪を入れず『あなただけのSweet』を投下。飛び跳ねるオーディエンス。「一緒に踊ってくださいね!」と煽ってくるものだから、会場にいる全員で踊る。キュートな姿でパフォーマンスを続ける彼女たち。そんな姿に呼応するかのようにクラップが巻き起こる。
MCでは、可愛らしく自己紹介をして、『shalan』、『大嫌いだった、夏』を連続で投下するcaprice。最前にいるオーディエンスへのファンサービス、トップバッターとは思えないパフォーマンスに終始クラップが鳴り止まない会場。「最後の曲です!」と宣言し披露した『ソーダLOVE』までの全5曲、caprice色にステージを染め上げ、トップバッターの役目を見事に果たした。
▷caprice 公式X
W.ダブルヴィー
2組目に登場したのは、W.ダブルヴィー。大阪を拠点に活動する彼女たちは、この日が東京遠征の2日目。果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか……。と思ったのは束の間、会場はすでに受け入れ態勢万全!1曲目の「Happines shower!」からコールが巻き起こる。ペンライトを振りまくるファンも多数いる中、ステージ上には自由に音楽を楽しむW.ダブルヴィーの姿がある。一気に彼女たちのフィールドへオーディエンスを引き摺り込むと、MCでは可愛らしく自己紹介。
続けて、『晴ればれディストーション』『夏ドキッ!』を披露していくと会場のボルテージは最高潮へ。コールの嵐がduo MUSIC EXCHANGEに巻き起こっている。そんな多幸空間の中でとても楽しそうにパフォーマンスを続ける7人。「大好きだ!」とオーディエンス共に歌い、「いっぱいドキドキしてね〜」と煽りながら展開するライブ。W.ダブルヴィーはステージメイクが非常に上手い。
ライブが展開するにつれて、熱くなっていく会場。最後の最後までコールが鳴り止まない会場。最後は『僕の恋セゾン』で「みんなで飛ぶよ〜」と特大のジャンプを魅せつけて、彼女たちのライブは幕を閉じる。ラストまで王道アイドルのパフォーマンスを披露した、彼女たちに天晴れと賛辞を送りたくなってしまうほど、盛り上がったライブだった。
▷W.ダブルヴィー 公式X
メリーパレード
3組目に登場したのは、"清く♡可愛く♡おもしろく"活動を続けるメリーパレード。1人ずつ走ってステージに姿を表すと、『メリーパレード』からライブはスタート。オーディエンスとコール&レスポンスを楽しみながら、ステージ上でキュートにパフォーマンスする彼女たち。〈メリパレ〜〉とずっと耳に残ってしまいそうなキャッチーなフレーズが特徴的な1曲目を歌い終えると、『この夏、ボクは恋を知った。』を投下。コールが起こる会場で「まだまだ盛り上がっていくぞ!」と日和咲あみが声を上げる。
続けて、疾走感満載な『K.K.O!!』を投下すると、会場はもうメリーパレードの虜。コール&レスポンスやクラップも絶え間なく巻き起こる異常な盛り上がり。MCで自己紹介を終えると、『Moon story』を投下し、キレキレのダンスでまた我々を魅了する。メリーパレードのさまざまな表情に魅了されていると、ライブも最後の曲へ……。
『スキスキ♡CHU意報』をキュートに歌う6人。キャッチーな楽曲を最後の最後まで可愛らしく歌い終えると、メリーパレードのライブは幕を閉じる。個性溢れる6人のパフォーマンスの余韻が会場に流れ続けていた。
▷メリーパレード 公式X
ニーキューオメガ
4組目に登場したのは、前回のiDOL on-lineでもパフォーマンスを披露してくれた、ゲームの世界から出てきたアイドルとして活動するニーキューオメガ。「Are you ready?」とSEが流れ、姿を表した10人は「推しメンを見つけて帰ってください!」と『∞フォーメーション』を投下。メンバーの自己紹介ソングで会場を盛り上げると、一気に会場を掌握していく。
2曲目の『彦星スパークル』では、オリエンタルなサウンドが心地よく、団扇を用いたパフォーマンスのマッチ度も最高!周りを見渡すと女性ファンも多い模様。幅広い層から人気を獲得していることが分かる。改めて、MCで自己紹介をすると、『夢色ユーフォリア』を投下。
メッセージ性の強い歌詞に、聴き入ってしまうオーディエンス。続けて、「敵が接近中」とアナウンスが流れスタートした『新世界ミッション』では、コールが大発生!「OH!」とシンガロングも発生しちゃう会場。無事、本日も星の砂をゲットできたニーキューオメガ。彼女たちならではの世界観で、会場を染め尽くした10人。最後は『焦らす世界のバカ!』を丁寧に歌いあげ、ステージを後にした。
▷ニーキューオメガ 公式X
Jewel☆Garden
5組目に会場を沸かせたのは、Jewel☆Gardenの10人。普段は12人組として活動する彼女たちだけれど、この日は2名がおやすみ。とはいえ、そんなことを微塵も感じさせない、圧倒的なパフォーマンスを魅せつけてくれた。1曲目の『今世紀最高Girls!』は4人、2曲目の『“FA“NTASYと!』は6人でパフォーマンスをするJewel☆Garden。どちらも華があって、個性的。キレのあるダンスで会場を沸かせると、オーディエンスも呼応するようにフリを完コピ。
ファンから愛されているな〜と思っていると、「まだまだ盛り上がる準備は出来ていますか〜!!」と高らかに声を上げギアを上げるJewel☆Gardenのメンバーたち。3曲目『超絶☆はっぴー!じぇねれーしょんっ!』でステージ上に10人が出揃うと、圧巻のパフォーマンスを披露し、10人のキュートさにオーディエンスは撃ち抜かれているご様子。
確実に会場がJewel☆Garden色に染まっていく。間髪を入れず『Garden Dream』を投下すると、コールが巻き起こる会場。「一緒に手を伸ばして!」の声に呼応するオーディエンス。表情はみんな笑顔、とても楽しそうにこの最高のパフォーマンスに色を添えている。「最後の曲になります!」とスタートしたアッパーチューン『ギュッとSTAR!!』。ノリノリのオーディエンスと最後まで自身たちの世界観を披露したJewel☆Garden。最後は自己紹介をして、ステージを後にした。
▷Jewel☆Garden 公式X
FULIT BOX
6組目にステージに現れた、FULIT BOX。コールでメンバーを迎え入れるオーディエンス。クラップ、クラップと会場は大きな手拍子の音で包まれる。「ココロ揚ゲテケ」をテーマに掲げる王道アイドルグループのステージは、1曲目の『ラブセンセーション』からボルテージ最高潮。続けて2曲目の『New world』を投下すると会場はより熱を帯びていく。
鳴り止まないコールと可愛らしい振り付け。彼女たちの一挙手一投足に魅了されてしまう。3曲目の『Just』が始まると、「愛してるよ〜!」とオーディエンスが声を上げる。「おい! おい!」とオーディエンスの声に包まれながら、連続で3曲を歌い終えると、自己紹介をしてしばしのブレイク。
「後半戦はもっと声を聞かせて!」と『ふれ!ふれ!あんせむ』、『HIGH JUMP!!』を続けて披露すると、大きな歓声とかなりの盛り上がりをみせる会場。ぐるぐるダンスをオーディエンスとともに行ったあの光景は、今回のiDOL on-line名場面の1つになったことだろう。
▷FULIT BOX 公式X
魔訶不思議変革者-デスデス-
7組目にフロアを掌握したのは、前回に引き続き出演となる魔訶不思議変革者-デスデス-だ。正直、彼女たちのパフォーマンスは他のグループとは一線を画す。クラップに包まれるフロアに姿を現した7人。すでに不穏な雰囲気を纏っているが「みんなの全力を見せてください」と始まった『アースマンション』から世界観を魅せつける結果となった。
『スリーミニッツ・ダイエット』、『ナンダ・カンダ・サンバ〜夏夏夏〜』を連続で投下するデスデス。ラップも歌唱もお手のもの、ステージを縦横無尽に動き回りパフォーマンスする彼女たちに呼応するかのようにオーディエンスは体を揺らす。アイドルのライブのはずなのに、ツーステをしちゃうオーディエンスまでいる。バンドライクなパフォーマンスは本当に唯一無二、天晴れである。
デビューからまだ1ヶ月、初イベントがiDOL on-lineだったことに触れ、UtaTenへの感謝を語ると、「新曲をやります」と始まった『BLOOD HUMAN』。彼女たちらしいカオスで魅力的な楽曲をスキルフルに披露すると、最後は『超寝てない』でライブを締め括った魔訶不思議変革者-デスデス-。圧倒的な世界観を提示した極上のパフォーマンスだった。
▷魔訶不思議変革者-デスデス- 公式X
MISS MERCY
8組目に登場したのは、女性7人組ダンスボーカルグループであるMISS MERCY。通称“マーシー”は約4年間のボーカル、ダンスレッスンを経て2022年にデビューしたスキルフルなグループだ。クールなテンションで展開していくライブ。『Welcome To The Show』から彼女たちの魅力を存分に披露すると、「まだまだ盛り上がっていくよ!」と『UNSTOPPABLE』ではパワフルなパフォーマンスを披露していく。
どこか往年のJ-POPと現行のK-POPの両方の匂いを感じさせる、絶妙な塩梅の楽曲は個人的な琴線に触れる。コールが巻き起こるフロアで2曲を丁寧に歌い上げると、MC。先ほどまでのクールなイメージとは異なり、可愛らしく自己紹介するメンバー。そんなギャップも含めて、彼女たちは魅力的だ。「まだまだ楽しむ準備は出来ていますか!」と煽りスタートした『Beauty』ではキャッチーなサウンドに乗せてスキルフルなパフォーマンスを魅せつける。
続けて『Summer Rays』が流れると、オーディエンスは「やったあ!」と声を漏らす。全身全霊のパフォーマンスにクラップで花を添えるフロア。「ラストの曲はジャンプしてたくさん楽しんでいきましょう!」と『HIGHWAY』では、その言葉通りジャンプして楽しむオーディエンスの姿があった。圧巻のパフォーマンスに大きな拍手が巻き起こり、マーシーはステージを後にしたのだった。
▷MISS MERCY 公式X
Panic Monster !n Wonderland
「iDOL on-line POWERED BY UtaTen 2024 Vol.07」も後半戦に突入。9組目に登場したのは前回から引き続きの登場である、Panic Monster !n Wonderland、通称・パニモンだ。ハロウィンの世界観が武器な彼女たちは「渋谷にイタズラしに来ました!」とクラップを要求。『Mash! Mellow!!』から鳴り響くコールの中で、パニモン節を炸裂させる。一緒に踊り狂うオーディエンスたち。
キュートなダンスに個性が際立つ歌唱。『8bit monster』を疾走感増し増しでパフォーマンスすると、ジャンプ、ジャンプとフロアが揺れそうなほど力強くパフォーマンス。MCでは2度目の出演のことに触れ、「次は電車に乗って〜」と始まった『ゴーストレイン666』。一体感が一気に増していく会場。続けて『Peek a boo』では、割れんばかりのクラップが会場を包み込む。
最前列で飛び跳ねるオーディエンスが、パニモンのパフォーマンスがいかに優れているかを物語っている。「遊んでくれてありがとう〜!」と締めくくり、ラストまでパニモン節炸裂のライブパフォーマンスを魅せつけてくれていた。
▷Panic Monster !n Wonderland 公式X
【eN】
10組目に登場した、【eN】は「ぶち上がっていきましょう!」と1人ずつステージへ登場。1曲目の『rdy』から圧巻のステージメイクを披露していくメンバー。一瞬で自分たちのフィールドへとオーディエンスを誘うと、クラップが鳴り響くフロア。カッコよさと可愛さが混在した見事な世界観の中『ゼンブデイキテル』を力強く歌い上げると、MCの時間。
“素晴らしい縁【eN】をそれぞれが大切に思い、メンバー、運営、ファンの方々、関わってくれるすべての方の「人生が豊かになる」日々にしたい”という思いを込めたコンセプトに触れ、「えんちゃんと一緒に伝説を作っちゃおう!」とスタートした『WA!!鬼太郎伝説☆』では、おちゃらかタイムが発動! 「となり、となり、前、前」とオーディエンスと共に楽しむ。
『おるすばんパラダイス』で垣間見えた、みんなの楽しそうな表情。オーディエンスもメンバーも自由に音楽を楽しんでいるこの瞬間、最高じゃないか。ステージを自由に使い盛り上げる彼女たちにえんちゃんコールで応えるフロア。「しっかり見てて!」と始まったラストの『キミコート』まで、見事に【eN】色に染め上げられたステージメイクを魅せつけてくれた。
▷【eN】 公式X
プエラの絶対値
11組目は”絶対プラスになる女の子”をテーマにメンバーである、楠茉夏プロデュースアイドルグループ・プエラの絶対値。「一緒に盛り上がっていきましょう!」とステージに姿を表すと、手拍子が会場を包み込む。「オイ!オイ!」と声を上げるオーディエンス。フロアはすでに熱気に包まれている。
『ねぎま』からスタートした極上のライブ。コールの力強さに圧倒される。会場を右往左往、広く使って魅力的なパフォーマンスを魅せるメンバーたち。『Q.E.D』で熱気はさらに上昇していくことになる。キュートなダンスと可愛らしい歌声、「手を上げるよ〜!」と煽るとオーディエンスはその声に応える。MCでは、今日着ている衣装が見納めになることにも触れ、会場を沸かせた。
『アイドルヒーロー』では、王道アイドルの佇まいでスキルフルなパフォーマンス。コールが凄まじい。期待度の高さがフロアの熱量で理解できる。『青春reboot!』、『好きって魔法』を続けざまに投下すると、ライブも終演の時間。アイドルとは何たるかを我々に提示したようなパフォーマンスとオーディエンスたちの熱気に包まれたライブはこれにて幕を閉じた。
▷プエラの絶対値 公式X
点染テンセイ少女。
12組目は"誰か"の物語を歌うアイドルグループ・点染テンセイ少女。が登場。武器である、疾走感あふれるエモーショナルオルタナティブロックサウンド、そして誰もが通った青春を彷彿とさせるノスタルジックな世界観を体現させたライブを彼女たちは魅せてくれたように思う。
『言っとくけど、この感情は恋じゃないからっ!』からキックオフしたテンテンのライブ。〈おはよう! 今日も可愛いね〉とオーディエンスとシンガロング。「回るよ〜」とダンスでも盛り上がり、たった1曲で、我々をテンテンワールドに誘う。『アネモネ白書』では息の揃ったダンスに十人十色の声が重なり、圧倒されてしまう。どんどん盛り上がるフロア。『終電終恋ラプソディ』では、鳴り響くコール。「楽しんでいますか〜!」と煽ると、その後クラップで会場が一体となった。
「全員の声を聴かせてください」と始まった『ぼくらの夏休み。』、タオルを回して会場に一体感をもたらした『プールサイダー』、ラストに披露した『チグハグQ&A』、どこを切り取ってもテンテンの世界観、そしてこれでもかと楽しんでいる10人の姿がそこにある。あそこまで楽しそうだと、オーディエンスは身を委ねるだけだな〜なんて思ってしまう。点染テンセイ少女。だから出来るパフォーマンスをしっかりと魅せつけてくれていた。
▷点染テンセイ少女。 公式X
にっぽん!真骨頂
13組目に登場したのは、アイドルライブにお越しの皆々様へ興奮の真骨頂をお届けするとともにライブハウスからにっぽんを盛り上げるグループ・にっぽん!真骨頂。1曲目の『私のアリア』から全開のパフォーマンスを披露する彼女たちの熱量にこちらも熱くならざるを得ない!
呼応するかのように飛び跳ねるオーディエンス。『心がオドれば問題なし!』ではキュートなパフォーマンスを魅せつけると間髪を入れずに『にっぽん!晴れ』へ移行し、3曲続けて圧倒的なパフォーマンス。アッパーなサウンドにコールが起こり、息の合ったダンスに魅了される。
MCでは、新メンバーとして加入した芹口しゅうに歓声が起こる場面もあり、「後半も盛り上がってきましょう!」とスタートした『大宴会』では一緒に踊り出すオーディンエンス。力強く歌唱する7人の姿に目を奪われると、コールの嵐で包まれた『超光速ブリリアント』、「新曲です」と始まった『New or Never』。クラップが鳴り響くフロアで、コンセプト通り、我々に興奮の真骨頂をお届けしてくれた、にっぽん!真骨頂だった。
▷にっぽん!真骨頂 公式X
Layn
14組目に登場したのは、2024年7月2日(火)に新体制がスタートしたばかりのLayn。元気にステージ登場した5人は、『雨乞いダンス』からポップでカラフルなパフォーマンスを披露していく。一段と大きいコールにサークルを作って周り出すオーディエンスも。クラップで包まれる多幸空間の中で、ファンサも忘れない二色真鈴。バキューンとファンの心を撃ち抜くと、勢いはそのままに『ゆりゆられ』で持ち前のポップさを我々に魅せつける。
コール&レスポンスが起こる会場。「今日も可愛いですか?!」と煽ると「可愛い!!」と大きな声を上げるオーディエンス。『Umbrella』では、撮影OKだったこともあり、カメラを向けるオーディエンス。そんなオーディエンスに応えるように全身全霊でパフォーマンスする5人。「一緒に踊ってください!」と言われたものだから、カメラも忘れて踊り狂うファンの姿。これぞ、ライブという光景になんだか嬉しくなる。
アッパーチューンが鳴り響くと『流星』がスタートする。疾走感抜群な楽曲に自然発生するクラップ。スキルフルなボーカルが光る。表現力も高いLaynのパフォーマンス。クールに赤く染まるステージ上で披露した『ピストルレイン』、爽やかなサウンドが印象的な『主人公』、オーディエンスは拳を上げて、声を上げ、彼女たちのパフォーマンスに終始華を添えていた。
▷Layn 公式X
脳内パステル
さあ、セミファイナルの時間がやってきた。15組目にフロアを沸かせたのは、脳内パステル。自身の名前を言葉にしながら入場してきた彼女たち。『脳内パステル大宣戦』からフロアのボルテージは最高潮。「みんなの声を聴かせて」という声に呼応するオーディエンス。その声を受けてメンバーは、キュートに踊り、歌う。自然発生するクラップの大きさに圧倒される。『Pastel Plan』でキレのあるダンスを魅せるとMCの時間。
「盛り上がってますか!」とフロアを煽ると、大阪から東京遠征でやってきたと話す。みんなの頭の中をパステルカラーで染めて、楽しく幸せな気持ちになってほしいという脳内パステルだけれど、すでに染められてしまっているようにも思う。だって、こんなにもオーディエンスは楽しんでいるのだから。
『CatChu♡Catch You!』が始まるころには、フロアはパステルカラーに染まっていた。間髪を入れずに『あまあまくりえいしょん』を投下し、王道のアイドルサウンドで我々を魅了していく。「最後まで思い出を作っていきましょう!」とスタートしたラストソング『マシュマロスノウ』。ペンライトが輝くフロアで最後の最後まで盛り上げてくれた、脳内パステル。最高の形でファイナルへとバトンを繋いだ。
▷脳内パステル 公式X
ロージークロニクル
楽しい時間が過ぎるのは本当に早い。「iDOL on-line POWERED BY UtaTen 2024 Vol.07」もファイナルの時間がやってきた。フロアに目を移すとすでに盛り上がっているオーディエンスの姿がある。ライブの始まりを心待ちにしているのがこちらにも伝わってくる。ボルテージはすでに最高潮。そんな最高な空間に姿を表したのは、いつまでも語り継がれるような、薔薇色の歴史を紡いでいってほしいという願いを込めて名付けられた、ロージークロニクル
だ。
様々な色のペンライトが光るフロア。初々しく、可愛らしいメンバーたちが姿を表すと会場は大きな歓声で包まれた。『ダイスキだけど付き合えない』からキックオフしたロージークロニクルのパフォーマンス。コールもクラップもなんでもあり、この日1番の盛り上がりを見せている。勢いはそのままに『女で地球は回ってる』を投下! 「ふぅ! ふぅ!」と声を上げるオーディエンス。MCの自己紹介でも歓声は鳴り止むことはなく、もっと大きくなっている印象。
Berryz工房の『世の中薔薇色』を、先輩へのリスペクトと自身のオリジナリティを魅せつけるパフォーマンスで歌い上げると、飛び跳ねるオーディエンス。続けて『CHOちょこっとロッケンロール』を投下すると、ダンスに呼応するオーディエンス。歌が聞こえないほどの声援に包まれた会場。良い雰囲気のままライブは進行していく。
「盛り上がっていきましょう!」とスタートした『未来ハジマリ』では、地響きがするほどのジャンプで彼女たちのパフォーマンスに応えるフロア。息のあったダンスに脱帽していると、ラストに投下された『彼女になりたいっ!!!』。この日1番の歓声に包まれた会場。終演後も「ロージー最高!」と声上げるオーディエンス。鳴り止まないロージーコールと余韻がいつまでもフロアには漂っていた。
▷ロージークロニクル 公式X
PHOTO 井野友樹
TEXT 笹谷淳介