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Aimer「太陽が昇らない世界」歌詞の意味を考察!「鬼滅の刃」最終章の主題歌が持つ圧倒的存在感とは

Aimer『太陽が昇らない世界』は、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の主題歌です。物語のクライマックスと重なるような歌詞の意味や、最終章の主題歌として放つ存在感の理由などを徹底考察していきます。

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』主題歌「太陽が昇らない世界」が持つ説得力

Aimer『太陽が昇らない世界』は、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』主題歌。

2025年7月23日にリリースされ、それに先がけて7月19日に先行配信されました。

▲Aimer「太陽が昇らない世界」Music Video(『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 』第一章 猗窩座再来』 主題歌)

作詞を手がけたのはufotableの近藤光。

『鬼滅の刃』の主題歌は、作品に関わる人物が手がけることでも知られています。

作品への思いが深いからこそ、より一層作品の世界に寄り添った歌ができるのでしょう。

原作ファンもアニメファンも納得させる主題歌を数多く生み出してきた点も、『鬼滅の刃』の人気を支えた理由の一つだと思います。

そんなAimerの『太陽が昇らない世界』は、最終決戦の地となる無限城や、鬼舞辻無惨を想起させる歌詞がたくさん使われています。

主題歌は、『鬼滅の刃』の世界への没入感を支える柱の一部なのでしょうね。

これから作品を観る人には期待感を、すでに観た人には余韻を与える楽曲だと思います。

観るのを躊躇する人がいるほどに過酷な無限城編。

クライマックスへ向かうにつれて高まる緊迫感と苛烈さを増すストーリーに寄り添うような歌詞に注目しながら、『太陽が昇らない世界』の魅力に迫ります。

「無限城」という舞台にこそ相応しいAimerの「太陽が昇らない世界」

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元凶 絶対の理不尽なダークネス
妖々 あらがえない異形の闇を裂き
恐れを越え かき消し
震える魂 熱く熱くなれ
≪太陽が昇らない世界 歌詞より抜粋≫
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『鬼滅の刃』の物語も佳境に入り、より緊張感の漂う展開になってきました。

無限城はまさに、太陽が昇らない世界です。

鬼の弱点である太陽の光が届かない、鬼にとってはこの上なく過ごしやすい空間。

この場所で、炭治郎や柱たちは、最終決戦に挑むこととなります。

遊郭編のような集団での協力戦ではなく、少人数での戦いがメインの無限城。

「理不尽なダークネス」とはまさに、鬼舞辻無惨の存在そのものでしょう。

鬼の始祖であり総大将でもある無惨の圧倒的な力と、その前に立ちはだかる上弦の鬼たち。

「あらがえない異形の闇」は、鬼舞辻無惨を許さないという強い憎しみと信念の前になお、高い壁となって存在するのです。

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胸に残る 苦い記憶
ココロ縛りつける影
両手合わせ 祈っても
無限の黒空 悪意満ちる
≪太陽が昇らない世界 歌詞より抜粋≫
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鬼殺隊の多くは、家族や大切な人を鬼に奪われた人たちです。

どれほど恨んでも、鬼を何体倒しても、かけがえのない人を失った悲しみは消えません。

「ココロ縛りつける影」となって心を蝕み、苦しめ続けるのでしょう。

数え切れないほどの理不尽と戦う鬼殺隊の思いと重なる歌詞の重み


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荒々しい潮騒が
頬をすり抜けていく
積もり積もった悲しみに迷いはない
ただ、ただ前を向いて 飛べ
≪太陽が昇らない世界 歌詞より抜粋≫
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胸をかき乱すほどの憎悪、許せないという思い。

鬼殺隊の面々が鬼舞辻無惨と対峙した時に抱いた思いは、皆同じでしょう。

上弦の鬼、個々に対して恨みを抱いている隊士もいるからこそ、「積もり積もった悲しみ」は激しい怒りとなり、憎い相手を打ち倒す原動力になります。

時は満ち、あとは力を尽くすだけ。

「ただ前を向いて 飛べ」という歌詞が、命懸けで戦う鬼殺隊士たちの背中を強く押しているようです。

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もしあの日に戻れたら
知らないで生きていけたなら

いま 修羅の時がきた
この 太陽が 昇らない 世界の

元凶 絶対の理不尽なダークネス
妖々 あらがえない異形の闇を裂け
≪太陽が昇らない世界 歌詞より抜粋≫
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鬼に襲われたことのない人は、鬼の存在すら知らない世界です。

もしも、何も知らずに生きていけたら、きっと幸せでしょう。

しかし、起きてしまったことは消えず、失ったものは戻りません。

ならばもう、目の前にいる憎い敵を倒し、太陽が昇らない世界を終わらせることでしか、前に進む道はないのでしょう。

『太陽が昇らない世界』の歌詞からは、許せないという思いが痛いほど滲んでいるように感じます。

一つ一つの言葉が持つ重みこそ、鬼殺隊が抱え、背負ってきたもの。

だからこそ、これほどまでに歌詞が刺さるのでしょう。

映画を観た後も何度も聴きたくなる「太陽が昇らない世界」という楽曲


LiSAの『残酷な夜に輝け』が命懸けの戦いに賭ける思いや切なさ、優しさを漂わせる楽曲なのに対し、Aimerの『太陽が昇らない世界』は、闇を打ち砕いて戦いに勝つという熱量を感じさせる曲のように感じます。

どちらも最後の戦いに挑む鬼殺隊の覚悟とリンクした曲ながら、まったく違う表現になっているところが魅力的。

『太陽が昇らない世界』の歌詞を見ていると、平穏でかけがえのない幸せを奪われた悲しみや憎しみ以上に、鬼殺隊としての使命や、絶対に負けられないというプレッシャーを感じます。

無限城編は、千年の時を経て、ようやく訪れた無惨との直接対決。

歴代の鬼殺隊士が夢にまで見た、鬼舞辻無惨を討つ、これ以上ないチャンスです。

敵を討つ最初で最後の機会を逃すまいという気迫が、歌詞の端々から感じられ、圧倒されます。

失われた幸せも、大切な人も、取り戻すことができないからこそ、悲しみや憎しみを力に変えて人を守り、戦う。

そんな鬼殺隊の思いを書き起こしたような『太陽が昇らない世界』。

まさに、『鬼滅の刃』最終決戦の舞台に相応しい楽曲だといえるのではないでしょうか。

映画をまだ観ていない人は曲を聴いて気持ちを高め、すでに観た人は映画のシーンと重ね合わせて、何度も味わいたい楽曲になりそうです。




Aimer(エメ) 15 歳の頃、歌唱による喉の酷使が原因で突如声が出なくなるアクシデントに見舞われるも、数 年後には独特のハスキーで甘い歌声を得ることとなる。2011 年にシングル「六等星の夜」でメ ジャーデビュー。 代表曲「蝶々結び」などを収録した4thアルバム「daydream」を2016年9···

この特集へのレビュー

そのほか

りぬくん推し

2025/07/28 16:49

鬼滅も曲も神とは‥見たけど、すごかった。お金かけてんなぁって思った。

女性

鬼滅ファン

2025/07/27 13:52

ボカロ推しですがこの曲が一番好き。

女性

名無し

2025/07/25 11:45

まじこの曲好きすぎる

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