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玉置浩二「メロディー」歌詞の意味を考察!誰もが持つ「あの頃」への想いを描いたエバーグリーンの名曲

玉置浩二の『メロディー』は、誰もが持つ「あの頃」への想いを描き、深くノスタルジーを誘う楽曲です。歌詞には、安全地帯メンバーへのメッセージが込められています。ラストは優しく涙を包み込むエバーグリーンな名曲。本記事では歌詞の意味を考察します。

「メロディー」玉置浩二の代表曲

▲メロディー

玉置浩二の『メロディー』は、1996年リリースの楽曲です。

人気バンド安全地帯として活動していた玉置の、ソロ10枚目のシングル。

ソロアルバム『CAFE JAPAN』にも収録されています。

同アルバムには、自身最大のヒット曲『田園』も収録されており、安全地帯としても、玉置浩二としてもトップアーティストとして認知されるきっかけになりました。

『メロディー』は、郷愁を誘う優しいメロディーが、アコースティックで奏でられた楽曲。

懐かしき青春時代や、大人になって失われていくものなどがテーマです。

誰もが共感できる歌詞が幅広い年代から支持されています。

特に玉置と同年代の昭和世代にとっては、自身と重ね合わせることで、聴くたびに涙が込み上げてくるのではないでしょうか。

玉置浩二が安全地帯メンバーへ込めたメッセージ


『メロディー』は、玉置浩二から安全地帯メンバーへの想いがしたためられています。

安全地帯は北海道で結成され、シンガーソングライター井上陽水のバッグバンドを経て、1982年にシングル『萌黄色のスナップ』でデビューしました。

翌年には『ワインレッドの心』が大ヒット。以降、『恋の予感』、『熱視線』、『悲しみにさよなら』などヒット曲を連発し、人気バンドとなりました。

しかし、1988年に活動休止し、その後も活動再開と休止を繰り返すことに。

その活動休止中の1996年にリリースされたのが『メロディー』です。

バンドが大きくなっていき、自分たちを取り巻く環境も変わっていく中、価値観の違いなどすれ違うことも多くなっていくメンバーたち。

活動休止となった安全地帯メンバーへの玉置の想いが『メロディー』には込められています。

音楽だけはいつもそばにいて、自身を支えてくれた、とも語っています。

仲間と共に過ごした町を舞台に描かれるあの頃の想い出。

聴く人誰もの心の中に、想いだす場所があるでしょう。

玉置にとっては、北海道や上京したばかりの頃を過ごした場所かもしれません。

ちなみに、安全地帯は現在は完全復活し、玉置はソロと並行してバンド活動を行っています。

ドラムの田中裕二が亡くなりましたが、一時期脱退していたギター武沢豊も再加入し、4人で音楽活動を行っています。

ここからは、『メロディー』の歌詞の意味を詳しく考察していきます。

誰もが共感できる「あの頃」への想い

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あんなにも 好きだった
きみがいた この町に
いまもまだ 大好きな
あの歌は 聞こえてるよ
いつも やさしくて
少し さみしくて
≪メロディー 歌詞より抜粋≫
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大人になった自分が、かつて子どもの頃を過ごした町を訪れているのでしょう。

好きだったあの子がいた町。

一瞬にして想い出すあの頃のこと。

主人公にはいつも身近に音楽があった。

この場所を訪れたら、あの頃に聴いていた歌が一瞬にして蘇ります。

優しくて少しせつないメロディー。

懐かしさに胸を震わせるようなシーンです。

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あの頃は なにもなくて
それだって
楽しくやったよ
メロディー 泣きながら
ぼくたちは
幸せを 見つめてたよ
≪メロディー 歌詞より抜粋≫
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子どもの頃は、何もなくても楽しく遊んでいた。

今のようにゲームやネットがなくても、みんなで走り回ったりおしゃべりしたり、それだけで楽しかった。

「何もない」ことが当たり前で、でもその中には確かに「何かがあった」。

仲間と過ごした楽しい時間を振り返ります。

主人公の身近には、きっといつも音楽があったのでしょう。

今のようにストリーミングで世界中の音楽を聴けるような時代ではありません。

それでも、テレビやラジオから流れる音楽を楽しみながら聴いていたことでしょう。

主人公は確かに幸せの中にいたのです。

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なつかしい この店の
すみっこに 置いてある
寄せ書きの はじのほう
きみと書いた
ピースマーク
みんな 集まって
泣いて 歌ってたね
≪メロディー 歌詞より抜粋≫
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みんなで訪れていた常連の店。

喫茶店やライブハウスでしょうか。

主人公や仲間が、就職や進学、あるいは夢を追って町を出ていく時に色紙に書いた寄せ書きです。

主人公はおそらく1958年生まれの玉置と同年代。

「ピースマーク」が、この世代にはとても刺さるキーワードではないでしょうか。

1960年前後からの反戦・平和運動や、Love&Peaceを掲げたアメリカ発の音楽が日本にも浸透しました。

主人公もきっと、そんな音楽に影響を受けたひとり。

仲間と共に書いたピースマークが、あの青春時代の象徴です。

傍らにはいつも音楽。

みんなで集まり、ギターを弾いて歌ったあの頃の想い出が蘇ります。

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あの頃は なにもなくて
それだって
楽しくやったよ
メロディー いつのまに
大切なものなくした
≪メロディー 歌詞より抜粋≫
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あんなに楽しかった日々。

それなのに、自分はいつからこんなにも情熱を失ってしまったのだろう。

何か大切なものを忘れてしまったんじゃないのか?ということに気づきます。

誰もが大人になっていく上で、日々の生活に追われて、自分が大切にしてきたものを忘れてしまいそうになるもの。

主人公は故郷を訪れ、そのことに気づかされます。

聴く人にとっても、心が「ハッ」とさせられる歌詞ではないでしょうか。

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メロディー 泣きながら
遠い空 流されても
きみのこと 忘れないよ
≪メロディー 歌詞より抜粋≫
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故郷から遠く離れた場所を「遠い空流されても」と表現しているのでしょう。

主人公は仲間と離れたところにいる。でも「君のこと忘れないよ、いつも心にあるよ」と歌っています。

当時の玉置の心情では、活動休止中の安全地帯メンバーへのメッセージと捉えることができそうです。

いろいろなことが重なり、すれ違いが起きてしまった地元・北海道からの音楽仲間たち。

そんな仲間への、あたたかくせつない気持ちが描かれているように感じます。

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メロディー 泣かないで
あの歌は心から
聞こえてるよ
≪メロディー 歌詞より抜粋≫
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これまで「泣きながら」と歌ってきた歌詞は、ラストのサビでは「泣かないで」と歌われています。

「泣きながら」という歌詞に、聴く人それぞれが自身の心情を重ね合わせてきたことでしょう。

ラストの「泣かないで」には、聴く人の心情への寄り添い、励ましや思いやりを感じさせます。

誰もが過去への後悔や失われたものへの痛みがあり、それに伴う涙もあるでしょう。

そんな気持ちを優しく包み込んでくれるのが、ラストのフレーズだと思うのです。

主人公にとっては、かつての仲間へのメッセージと言えるでしょう。

友だちとはどんなに長い間離れていても、一瞬にして時を戻せるもの。

「君のこと忘れてないよ、いつも心にあるよ」というあたたかい気持ちです。

玉置自身の気持ちを想えば、一時期、安全地帯が活動休止となり、感じてしまったメンバー間の溝。

誰が悪いわけでなく、きっとこうするしかなく、最適な選択だったはず。

自身も含めて、メンバーの心の中にある音楽への情熱。

そんなものを「わかってるよ、聞こえてるよ」とやさしく包み込んでいるのではないでしょうか。

玉置浩二「メロディー」が誘うノスタルジー


玉置浩二の『メロディー』は、とてもノスタルジーを誘う楽曲です。

あの頃の想い出や失われたものを描いた歌詞は、聴く人に懐かしさやせつなさを呼び起こさせます。

玉置自身は、かつて活動休止となった安全地帯メンバーへの想いを歌詞に込めたと語っています。

聴く人の心を優しく包んでくれるエバーグリーンの名曲を、歌詞に込められたメッセージを意識しながら、改めて聴いてみてはいかがでしょうか。

1958年生まれ。 北海道出身のシンガーソングライター。 1982年バンド「安全地帯」としてデビュー。 「ワインレッドの心」、「恋の予感」、「悲しみにさよなら」など80年代の音楽シーンを席巻。 ソロ活動で作詞も手がけ始め、「田園」「メロディー」をはじめとする多くのヒットを生み出す。 ···

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