BE:FIRST「Missing」せつなくエモーショナルな10thシングル
『Missing』はBE:FIRSTの10枚目のシングルとして、2026年7月1日にリリースされた楽曲です。
今年はデビューから5周年を迎え「5th Anniversary Project」と名づけ活動しているBE:FIRST。
そのプロジェクトの第1弾シングル『BE:FIRST ALL DAY』に続き、リリースされたのが『Missing』です。
『Missing』は、失った恋への消せない想いや痛みを描いた楽曲。
失ってもなお相手を想い、相手の残したものを抱きしめている姿がせつなく描かれています。
『Missing』には、英国を代表する音楽プロデューサーのJonas Blueを起用。
スローで繊細に始まり、徐々にダンサブルになっていく曲調は、感情の揺らぎや高まりを表現しているようです。
とても心に訴えかける、エモーショナルな楽曲となっているのではないでしょうか。
ここからは歌詞の意味を紐解いていきます。
失った恋へのせつない想い

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探してる
その声も体もまだ覚えてる
消えていく
嘘だって笑ってはしゃいでいた君がいる
何を見ても聞いても
浮かぶのは君の顔
≪Missing 歌詞より抜粋≫
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もういないはずの君の姿を探す主人公。
もうどこにもいないのに、いないとわかっているはずなのに。
忘れるはずもない君の姿。そんな君が自分の前から消えていく。
「これは嘘」だと笑って?あんなに楽しく2人で過ごした時間が消えていくなんて・・・。
現実を受け入れられず、相手の姿ばかりを追い求めてしまう、主人公の虚無感が描かれています。

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愛されたくて 愛していたくて
愛した君が消えなくて
わがままだってわかっていたって
思い出だけは置いていって
ねぇ消えないで
≪Missing 歌詞より抜粋≫
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愛する人に愛されたいと願うのは当然のことです。
主人公は愛されるだけでなく、「愛していたくて」と願い、自らも相手に自分の愛を与えようとしています。
この恋がどんなに深かったのかが、想像できるのではないでしょうか。
ただ相手の愛を求めるだけでなく、自分が愛したいと心から思える人。
それほどの人を失った悲しみはとても大きく、ずっと消えません。
いつまでも君の姿を探してしまうことはわがままなの?
もう二度と戻らない過去への届かない祈りが感じられ、せつなくなります。

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大した出会いでもない
約束してた未来も来ない
でも何度も君が隣で笑い
その度に誓った永遠の愛
二人は幼すぎて
あまりに綺麗な夢をまっすぐ見て
まだ消せない残り香と未練
ねぇ君は今どうしてる?
≪Missing 歌詞より抜粋≫
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平凡な出会いだけど、それでも運命の人と感じられるような大きな愛となった。
きっと人の出会いは、ほんの些細なきっかけが始まり。
こんな風に、何気ない日常が大きな愛に発展する様子は、聴く人それぞれの日常を想像させてくれます。
特別なことがなくても、ただ君が隣で笑ってくれるだけで幸せだった、これが永遠だと思っていた。
2人の過去を回想するシーンは、幸せにあふれています。
お互いの理想や夢を追い求めていく中で、すれ違うことが増えていったのでしょう。
同じ方向を見ていたはずなのに、目指す場所が違ったのかもしれません。
そんな幼かった自分たちを、俯瞰して見ているような主人公。
若さゆえどうしても上手くいかないことは往々にしてあるものです。
年齢を重ねた今だからこそ、当時は見えなかったものに気づけたのではないでしょうか。
もしかしたら、今なら2人はもっと、お互いを愛し愛することができたのかもしれない。
そんな切ない余韻を感じさせます。
香りは人の記憶にとても残るもので、想い出を呼び起こします。
いつまでも消えない、消せない相手の存在を、香りを使って表現しています。
君は今どこで何をしているのだろう。
主人公のせつない心情は、大切な人を忘れられない誰もが共感できるのではないでしょうか。
待てなかった「最後の言葉」

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もう言わないで 君のせいで
あのラブソングは聴けなくて
わがままだってわかっていたって
最後の言葉は待てなくて
≪Missing 歌詞より抜粋≫
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ラブソングはきっと2人の共通の好きな曲。
恋人同士には、それぞれ想い出の大切な曲があると思います。
2人の関係が良好な時はいいけれど、恋が終わった途端、その曲は一気に聴けなくなってしまいます。
トラウマと言ってもいいのかもしれません。
主人公にとっては、もう聴くことができないあのラブソング。
君を愛し、君に愛されていたあの頃を思い出してしまうから。
そして待てなかった「最後の言葉」。
このパートの冒頭の「もう言わないで」は、その「最後の言葉」につながると言えます。
相手から告げられる言葉の端々に感じる別れの予感。
主人公は、相手からの決定的な別れの言葉を聞きたくなくて、関係を自ら終わらせてしまったと考えられます。
「最後の言葉は待てなくて」という歌詞からは、別れという現実を突きつけられる、主人公の耐え難い痛みが想像できますね。
わがままだとわかっていても消せない想い出

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ねぇ消えないで
ねぇ消えないで
≪Missing 歌詞より抜粋≫
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繰り返される「ねぇ消えないで」というフレーズで、主人公のこの恋への未練が深く描かれています。
主人公が失った恋をこれほど忘れられないのは、相手からの決定的な別れを聞けなかったせいもあるのかもしれません。
「最後の言葉は待てなくて」と、自ら関係を終わらせてしまったため、未完のラブストーリーのまま心に残り続けているのです。
相手の中ではとっくに終わっている恋。
けれど、主人公の中ではきちんと終わっていないからこそ、いつまでもこの恋を忘れられないのではないでしょうか。
『Missing』の歌詞に多く登場する「わがまま」という言葉も重要です。
恋愛におけるエゴや自分勝手な言動が生みだした未練や執着心。
それを「わがまま」と認めつつも、どうしようもなくあきらめきれない相手への想いを、ストレートに描いています。
主人公がこの恋をいつか忘れ、きれいな想い出にできた時に、このラブストーリーはようやく完結するのかもしれません。
それまでは無理に忘れようとしなくてもよいのではないでしょうか。
主人公の大切な物語なのですから。
恋愛は思い通りにはいかないことも多いもの。
『Missing』の歌詞は、失った恋の痛みと美しさを、聴く人それぞれに優しく重ね合わせてくれます。
今は忘れられなくてもいい。
なくした恋は、切なくも美しく心の中で生き続けているのです。
BE:FIRST「Missing」自分の恋を重ねたくなる未完のラブソング

BE:FIRSTの『Missing』は、愛した人への未練や後悔を描いたせつないラブソングです。
主人公は、未練や執着心をわがままだと認めつつも、「ねぇ消えないで」と想い続けます。
最大のポイントは未完のラブストーリーだということ。
「最後の言葉」を待てず、関係を終わらせたため、記憶の中で恋が続き忘れられないのです。
「もう言わないで」と現実逃避する姿が、とてもせつなく感じます。
主人公が、いつかこの恋をきれいな想い出にできた時に、物語は完結するのではないでしょうか。
『Missing』は、聴く人それぞれのラブストーリーを重ね合わせることができるラブソングです。