生き辛い若者の隣、同じ目線で歌うミセス
Mrs. GREEN APPLEは、日本のポップロックバンドです。2013年に結成し、ギターボーカルの大森元貴を中心に三人組で活動中。
楽曲はポップスやロックに留まらず、バラードやクラシックなど多彩な要素を汲んでおり、どれもキャッチーかつドラマチックなミセス特有の魅力を持っています。
特に等身大の目線で苦しみに真正面から向き合う歌詞は、若者を中心に共感を呼んでいます。
代表曲はTVアニメ「炎炎ノ消防隊」主題歌の「インフェルノ」や、令和の新たな夏曲の定番となりつつある「青と夏」など。
2026年7月時点でYouTubeでの総再生回数69億回など、若者を中心としながらも最早老若男女を巻き込んだトップアーティストと呼べるでしょう。
過去と現在、どちらも愛するためにできること
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縁に帰る匂いがした
覚えているかな?
僕たちは
夢中に描いたんだ
大きな宇宙のような瞬き
≪BFF 歌詞より抜粋≫
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「BFF」はそんな歌詞で始まります。
遠い昔、大きな宇宙にも思える光をまとって夢中になっていた僕たち。
どこか荘厳で夢想的な印象を受ける歌詞です。
しかし、続く歌詞は以下のようになっています。

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もし君が眠れない夜は
適当にやり過ごせるように
ゲームでもしてたら逃げていく
悪魔を追い出そうよ
≪BFF 歌詞より抜粋≫
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こちらは日常の苦しみと、それに寄り添う愛の話です。
輝かしく、大いなる宇宙のように広大だった夢はもう過去のことです。
縁(よすが)に帰る。
先程までは、自分たちのルーツである子供時代や青春時代を回想していたのかもしれません。
そして今ここにいる君は、夜悪魔が取り付いて眠れないことのある大人になった。
これは単純な「ちょっと眠れない日」などではなく、どうしても乗り越えられない、そんなまさに悪魔のように重くのしかかる苦しみなのかもしれません。
しかし、その隣には僕がいる。
一緒にゲームをして、悪魔が過ぎ去るのを待つことのできる僕がいる。

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いつでも
懐かしいと
笑えるように
当たり前でありますように
≪BFF 歌詞より抜粋≫
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昔の輝かしい記憶というのは、大人になった後自分を勇気づけてくれるものです。
しかしその輝きを素直に受け止められなかったり、曇って見えてしまったるすることもあります。
例えば、今があまりに辛く、昔の自分が眩しすぎる時。
例えば、それを語り合える仲間がもう傍にはいない時。
この「僕」はそんな風にはなりたくない、させない、と心に決め、君に寄り添います。
いつだって穏やかな心で、過去の自分たちを「懐かしいね」と笑い合えること。
そして、それが当たり前であることを願って。
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バカみたいな僕の夢を
バカみたいに信じてくれて
やるせないそんな今日でも
僕には君が居る
見失う明日の自信も
独りになるそんな恐怖も
大丈夫 揺るがない
君には僕が居る
≪BFF 歌詞より抜粋≫
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僕が君を支えるように、僕は君に支えられています。
夢を否定せず、同じだけの熱量で信じてくれること。
自信を失っても孤独を幻視しても、「君がいるなら大丈夫」と言えること。
これこそが過去と現在を愛し続ける方法なのでしょう。
辛い時こそ傍にいたい、永遠に君の隣の席は僕

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起こした奇跡の数を
数えることを忘れてね
≪BFF 歌詞より抜粋≫
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これは、解釈がいくつかに分かれる歌詞です。
過去の栄光ではなく今を見て、というメッセージなのか。
奇跡を起こすことを最早当たり前にしていこうという決意なのか。
どちらにせよ、相手の辿った軌跡を肯定する愛に溢れた歌詞です。
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ムシャクシャ出来るのはそう
手を取ってくれる君が居るから
見渡せない未来の土地も
人を愛せないそんな恐怖も
大丈夫 「貴方」なら
まず愛してる僕が居る
≪BFF 歌詞より抜粋≫
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ムシャクシャできるのも、未来への不安も、人を嫌いになってしまう時も、大丈夫だと言える。
それは、そのまま自分がぽっきりと折れてしまうその前に、絶対に気付いてくれる「貴方」がいるからです。
そして、そんな君を愛している僕が君を守る。
そんな無敵の相互関係が彼らの日常を守っています。

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ありがとう今日も
ただ一緒に
忘れることは無い
ただ永遠に
≪BFF 歌詞より抜粋≫
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「BFF」は、そんな歌詞で締めくくられます。
今日も隣には君がいる。
それを忘れることなど永遠にない。
二人が分かたれることなど永遠にない。
「BFF」とは「Best Friends Forever」、永遠の親友を表す言葉なのですから。
病める時も健やかなる時も共に支える「BFF」

「BFF」は、厳しい世の中をそれでも支え合う信頼に満ちたラブソングです。
ラブソングとは基本、「恋や愛について歌った歌」と定義されます。
しかし、ストレートに真摯な友愛を歌い上げる本楽曲をそう定義することは、決して不自然なことではないように思います。
二人でなら過去も現在も愛せるようになった、本楽曲の君と僕。
なら次は?それは未来です。
先が見えず恐ろしい、そんな遠い遠い向こう側すら楽しんで、愛せるようになる。
そうなった時こそ、過去を思い出す必要もないほどに、今この場所こそが人生の青春時代に変わるのです。
【Mrs. GREEN APPLE PROFILE】 大森元貴 (Vo/Gt) 若井滉斗 (Gt) 藤澤涼架 (Key) 2013年結成。2015年EMI Recordsからミニアルバム「Variety」でメジャーデビュー。 以来、毎年1枚のオリジナルアルバムリリースと着実なライブ活動を続け、2019年12月から行われた初の全国アリーナツアー「エデ···
