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SEKAI NO OWARI「Stella」歌詞の意味を考察!TVアニメ「天幕のジャードゥーガル」OPテーマで描く覚悟の想い

TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』のOPテーマとして書き下ろされたSEKAI NO OWARIの新曲『Stella』。苦しみを抱えながら前進する内なる強さを表現した歌詞の意味を紐解きます。

セカオワが紡ぐ「天幕のジャードゥーガル」の世界

SEKAI NO OWARIのメジャーデビュー15周年を飾る2026年第1弾シングルとして7月8日にリリースされた「Stella(ステラ)」は、TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』のOPテーマです。

本楽曲はNakajinが作曲、Fukaseが作詞を手がけ、重厚なバンドサウンドと優雅なピアノやストリングスの音色が複雑に絡み合うエモーショナルな楽曲となっています。

▲SEKAI NO OWARI-Stella(ステラ)【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

『天幕のジャードゥーガル』は13世紀のモンゴルを舞台に、元奴隷の少女・シタラが同じくモンゴル帝国に対して複雑な思いを抱くモンゴル皇帝の第六夫人・ドレゲネと出会い、知恵を駆使して帝国を揺るがしていく歴史ファンタジー

その壮大な物語と楽曲が見事にマッチし、世界観を際立たせています。

歌詞にはどのような想いが込められているのか、さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。

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欲に限りがあるなら
資源が有り余るほどあったなら
こうなっていない

いつか見た未来はあまりに脆くて
弱かったから 壊された
≪Stella 歌詞より抜粋≫
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もし人間の「欲に限りがあるなら」、誰もがわずかなもので満足して生活できるはずです。

また、世界の「資源が有り余るほどあったなら」全ての人が困窮することなく平等に資源を使えるでしょう。

しかし欲には際限がなく、限りある資源を奪い合うように使っているのが現実

世界で戦争や貧困、犯罪に苦しむ人が多いのも、そうした状況が原因にあります。

主人公が幼い頃、純粋に夢見ていた未来は「あまりに脆くて 弱かった」とあるように、それを実現できるほどの力がなかったために誰かの手で壊されてしまいました。

その過去や後悔を背負いながら生きている主人公のつらさが伝わってきます。

Stellaを目指して


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いつだって私は貴方の影を
探し、彷徨い、生きている
貴方なら何て言う? いつも考えている
間違ってない? もしかしてもう初めから?
ねぇ ねぇ
≪Stella 歌詞より抜粋≫
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主人公が探している「貴方」とは大切な人のことか、夢を実現させた空想上の自分自身のことかもしれません。

どちらにせよ憧れの存在と位置づけることができ、ラテン語で星を意味するタイトルの「Stella」とも重なるでしょう。

その影を「探し、彷徨い」続けることが、主人公の生きる理由になっていることが読み取れます。

そして自分の今の人生や歩み方を見て「貴方なら何て言う?」と問いかけ、正しく生きたいけれどどうすればいいかわからない不安や迷い、葛藤を抱えていることも感じられる部分です。

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想い出がまた煌めいていく
忘れてたなんて そんなわけ
あの日の希望が蠢いている
私は此処では笑えない
今見てる未来はとても強くて
私が触れたらきっと 壊れてしまう
≪Stella 歌詞より抜粋≫
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想い出の煌めきは、時に前に進むための指標になります。

時間が経てば記憶は薄れていきますが、本当に大切な思い出は心の中に深く刻まれているでしょう。

「あの日の希望が蠢いている」というフレーズは、過酷な運命に翻弄されて何度期待を裏切られても、あの頃抱いていた希望が胸の奥で燻っている様子を表しているのかもしれません。

想い出や希望が星のように目前で煌めいているから、つらくてもそこを目指して進んでいくのです。

「私は此処では笑えない」とあるように、今いる場所や状況では決して自然に笑うことは叶わないでしょう。

「今見てる未来」はあの頃とは違い、とても強いものとなっています。

今の自分のままでは触れられないから、此処ではないどこかへ行ってその未来を現実にしたいという想いが込められているように感じます。

苦しみのどん底で見つけた自分の強さ


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無限がもしもあったなら
永遠がもっと近くにあったなら
こうなっていない

いつだって私は私の影を
踏まれないように歩いている
貴方なら何て言う? この未来
私はいつまでこんな どこが終わりなの?
ねぇ ねぇ
≪Stella 歌詞より抜粋≫
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つづいて主人公は、命や時間に限りがなければもっと自由に生きられるのに、と思っているのでしょう。

無数の人が踏んでいく影は、自分自身の存在そのものや弱さを表していると考えられます。

だから限りある命と時間を少しでも価値あるものにしたくて、弱さを見せまいとしているようです。

しかし命や時間だけでなく、自分の心にも限界があります。

「私はいつまでこんな」毎日を送らなくてはいけないの、「どこが終わりなの?」と行き場のない苦しみを吐露しています。

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命など端からくれて差し上げるわ
でも私のこの愛は奪わせない
≪Stella 歌詞より抜粋≫
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人生に大きな変化をもたらそうとすると、命の危険すらあるでしょう。

しかし、主人公にとって命がどうなるかはもはやどうでもいいことです。

それは主人公がしようとしているのが命のための闘いではなく、愛を守るための闘いだから。

様々なものを奪われた人生の中にあっても、自分の心に育った愛だけは何者にも奪わせないという決意が読み取れます。

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あの日 私に全てを投げ出す
そんな弱さがあったのなら
きっと 今頃全て忘れて
笑っているわ 馬鹿みたいに
≪Stella 歌詞より抜粋≫
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この部分では、「全てを投げ出す」ことが弱さと表現されています。

もし自分の信念を捨てる道を選んでいたら、「馬鹿みたいに」笑って生きられたでしょう。

しかし笑ってはいても、その人生が幸せとは言い切れません。

信念を捨てなかった結果が今の苦しみを生んでいるとしても、あの日の選択は自分の強さだったと信じていることがわかります。

そして、その強さがあればきっと今見ている未来に辿り着けるという確信も育っているようです。

苦しみのどん底で自分の強さを見つけ、前に進もうとする主人公の姿が見えてきます。

小さな強さを煌めかせるシタラのための歌

SEKAI NO OWARIの『Stella』は自分自身の内面や人生と向き合い、暗闇から抜け出そうともがく主人公の心情が描かれた楽曲です。

単に明るい希望を示すのではなく、弱さに寄り添い小さな強さにスポットを当てる歌詞だからこそ、この曲そのものが復讐のために立ち上がるシタラの“Stella”になるような気がします。

ぜひアニメのストーリーとも重ねながら、じっくりと聴いてみてくださいね。

2010年、突如音楽シーンに現れた4人組バンド「SEKAI NO OWARI」。 同年1stアルバム「EARTH」をリリース後、2011年にメジャーデビュー。 圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感、テーマパークの様な世界観溢れるライブ演出で、子供から大人まで幅広いリスナーに浸透し、「セカオワ現象」とも···

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