映画『RYUJI 竜二』は“二つの家族”の間で揺れる男の物語
映画『RYUJI 竜二』は、1983年に公開された金子正次の映画『竜二』を、43年の時を経て新たな感性で再創造した作品です。物語の舞台は、1984年から1990年にかけての新宿・歌舞伎町。
腕っぷしが強く情に厚いヤクザ・竜二は、舎弟の直とひろしから兄貴として慕われています。
しかし、愛するまり子と出会い、息子が生まれたことで、家族を守るために裏社会から足を洗うことを決意しました。
カタギとなった竜二は酒屋の配達員として働き、慎ましくも穏やかな暮らしを手に入れます。
ところが、薬物に溺れる兄弟分のカズや、竜二にとって“もう一つの家族”である直とひろしとの再会をきっかけに、封印したはずの過去が再び動き始めます。
妻や息子と築いた家庭と、苦しい時代を共に生きてきた仲間たち。
竜二が最後に誰を守り、どのような人生を選ぶのかが物語の大きな見どころです。
主演は柳楽優弥、妻・まり子役は川栄李奈、舎弟の直役は萩原利久が担当。
BE:FIRSTのJUNONは、真面目でまっすぐな愛を持つ舎弟・ひろしを演じています。
BE:FIRSTが手がける主題歌「It's not a bad life」の歌詞の一部が明らかに
BE:FIRSTが手がける主題歌「It's not a bad life」の歌詞の一部が、YouTubeチャンネル「映画・ドラマ情報 カルチュア・エンタテインメント」にて公開された主題歌入り予告映像で明らかになりました。「It's not a bad life」は映画のために書き下ろされた楽曲で、ひろしを演じるJUNONが作詞・作曲に参加しています。
ヒップホップやR&Bを感じさせるグルーヴと力強いボーカルによって、竜二の生き様や登場人物たちの感情が表現されているようです。
主題歌入り予告
「It's not a bad life」は、日本語にすると「悪くない人生だ」という意味です。
竜二の人生は、決して穏やかで幸せな出来事ばかりではありません。
過去から逃れられず、愛する人たちを傷つけながらも、自分なりの正義と人情を貫こうともがき続けます。
一方、JUNONは自身が演じるひろしについて、きれいではない世界にいながらも、自分なりの正義を持って真っ当に生きる人物だとコメントしています。
そのため「It's not a bad life」には、竜二自身の心情だけでなく、傷だらけの兄貴の背中を見つめてきたひろしの視点も重ねられているのかもしれません。
本作で描かれるのは、正しい道だけを選び続けられる完璧な人物ではなく、間違いや弱さを抱えながらも誰かを愛し、自分なりの生き方を貫こうとする人間の姿です。
どれほど傷つき、世間から正しくないと判断される人生であっても、そこに誰かへの愛や譲れない思いがあったのなら、すべてが間違いだったとは言い切れないのでしょう。
思い通りにならなかった出来事や後悔も含めて人生を振り返ったとき、「それでも悪くない人生だった」と受け入れられる瞬間があるのかもしれません。
「It's not a bad life」という控えめな肯定には、そんな不器用な生き方への深い愛情が込められているように感じられます。
人生の価値は幸せな出来事の多さだけで決まるものではないと伝える、傷や後悔を抱えながら生きるすべての人への肯定歌なのではないでしょうか。
BE:FIRST「It's not a bad life」は不器用に生きるすべての人への肯定歌
BE:FIRST「It's not a bad life」は、傷や後悔を抱えた人生も「悪くなかった」と受け入れる楽曲だと考察できます。善悪では測れない愛や、自分なりの正義を胸に生きる登場人物たち。
その不器用な生き様を力強く肯定する歌声が、映画『RYUJI 竜二』の結末をどのように彩るのか注目です。
そんな本作のフルバージョンが公開され次第、改めて深く踏み込んだ歌詞の考察記事をお届けする予定です。
どうぞお楽しみに!
