「BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob」本場の音を加え世界を目指すBE:FIRST
海外での活動も視野に入れるBE:FIRSTが、2026年7月31日にリリースした『BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob』。
本楽曲のプロデュースを手掛けたのはアメリカ・アトランタ出身のプロデューサーATL Jacob。
自身もラッパーとして活動し、Future、Drake、Nicki Minaj、Lil Baby、Kodak Blackなど、現代ヒップホップシーンを牽引する彼らの作品に携わる屈指のヒットメーカーです。
さらに、feat.(フィーチャリング) アーティストとしてアメリカ・アラバマ出身の女性ラッパー、シンガーソングライターのFlo Milliを迎えます。
2019年リリースの『In the Party』、『Beef FloMix』のヒットが記憶に新しい彼女がBE:FIRSTの楽曲に危険な彩りを添えています。
BE:FIRSTが目指すナンバーワン

BE:FIRSTはBMSGのオーディション「THE FIRST」出身です。
オーディション時の公約に「世界で活躍するボーイバンド」を掲げ、日本のみならず世界を視野に入れています。
BE:FIRSTの名前の意味は「常にトップを狙う」です。
「THE FIRST」にもルーツを持つグループ名は、自分も自分以外のメンバーもナンバーワンであり、それぞれがお互いを尊重し、自分自身を磨き続けるという意味も込められています。
BE:FIRSTのテーマは、「上り詰める、だけど蹴落とさない。媚びない、だけど誰も否定しない。自分である、だから人を愛する」です。
これは、プロデューサーであるSKY-HIが掲げた言葉で、自身が代表を務めるBMSGの社訓でもあると公言しています。
日本では、BE:FIRSTの名は着実に根付き、成功した存在と言えるでしょう。
しかし、彼らが目指すのは世界。
日本のみならずグローバルな活動へと挑戦し続けます。
2026年9月18日にはGlobal EP『WATCH ME』をリリースし、アメリカデビューを果たすBE:FIRST。
『BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob』は、まさに世界への夢の挑戦の第一歩です。
ここからは歌詞の意味を紐解いていきます。
バットマンの正体ブルース・ウェインをモチーフに描かれる二面性

『BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob』は、アメリカのコミックス、映画等で人気の「バットマン」の正体、ブルース・ウェインをモチーフにしています。
闇のヒーロー「バットマン」でありながら、別の顔は億万長者のプレイボーイ。
ブルース・ウェインの名前は、ヒップホップシーンでは裕福でスタイリッシュな男性、クールな存在、裏と表とのある権力を持つ男性、といった意味で使われます。
早速歌詞を紐解いていきましょう。
----------------
All the way live like we on twitch
皆手合わせmake a wish
Black teeとティンバーランドがヒント
Feel like Bruce Wayne in this whip
Mm
ダイヤより輝くダンス
Mm
Popstars but we got them bands
Mm
She say she my number 1 fan
Mm
レッドカーペットでもバギーパンツ
Mm
≪BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob 歌詞より抜粋≫
----------------
twitchはアメリカのライブ配信プラットフォームのことです。
twitchみたいに、とことんライブ感全開で祈ってみて、とみんなを煽ります。
ティンバーランドはアメリカを代表する靴ブランドでブーツが有名です。
whipは、スラングで車、特に高級車のことを指す言葉で、馬を操る鞭(whip)が由来です。
黒Tシャツとブーツが俺たちのスタイル。
これで高級車に乗れば、気分はまるでブルース・ウェインみたい。
高級車とラフなスタイルという二面性でクールさを醸し出します。
bandsとはスラングで大金のことです。
俺たちのダンスはダイヤよりも輝いている。
ポップスターだけど大金も手にしている。
彼女は言ってくれたんだ俺の「NO.1のファン」だって。
華やかなレッドカーペットでも、バギーパンツで自分のスタイルを崩さない。
ビシッとスーツで決めるのではなく、あえてラフさを残し自分のスタイルを貫く姿勢は、スタイリッシュでクールな男性を意味する、まさにブルース・ウェインです。
----------------
The whip go eee errr
It slide down the block
The bass hit the speakers
She love it when it knock
よく見てみな
わかってんだろ?
誰より深いトコを速攻make it pop
≪BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob 歌詞より抜粋≫
----------------
和訳
車が「eee err(キキ―ッ)」と音を立てて
通りを滑るように流れていく
スピーカーを揺さぶる重低音
彼女はその響きが大好きなんだ
「eee err」 とは、車のタイヤが地面と擦れる際の「キキ―ッ」という音を表現したものです。
海外ではオノマトペとしてよく使用される言葉で、ラッパーの Fonzorelliが2025年にリリースした『EEE RRR』という楽曲があります。
車が勢いよく疾走していき、重低音の音楽が流れる車内。
彼女がたまらなく興奮している様子が伝わります。
それはBE:FIRSTが、音楽で観客を揺さぶる光景とも重なって見えるようです。
make it popには、印象を強くする、目立たせる、鮮やかにするといった意味があります。
誰よりもリスナーの心の奥を掴んで見せる、というBE:FIRSTの心意気が感じられる部分です。
----------------
Flo Milli shit bitch
If that boy pissing me off I put Guiseppe's on his neck
On his neck
Make him sweat, these bitches know imma threat
Imma hit a bitch direct and tell her get it off your chest
I look up he made a mess, I guess this cookie super wet
Go play with your kids, bitch I'm not one of them (no)
I done ran it up hoe, I got plenty M's (racks)
Fly to Tokyo, 200 in my Louis bag
Don't keep checking for me, I might hurt your feelings bad
Ha ha ha ha
≪BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob 歌詞より抜粋≫
----------------
Flo Milliのラップパートです。
冒頭には言葉にすることをはばかられる表現が出てきます。
マイルドに言うと最低な女という意味です。
和訳
その男が私をイラつかせたら、ジュゼッペ(Zanottiの高級ヒール)で奴の首を踏んでやる
首をね
あいつに冷や汗かかせてやる ここらの最低女たちは知ってるでしょ、私が脅威だってことを
最低女には直接ぶつかって「胸の内ぶちまけな」って言ってやる
見上げたら彼がめちゃめちゃにしてる このクッキー(女性器のスラング)すごく濡れてるみたいね
あなたは子供と遊んでなさい 私はそのレベルじゃないから(ノー)
もうがっぽり稼いだのよ 何百万ドル(M’s)も(札束)
東京に飛んでいくわ ルイヴィトンのバッグに200万ドル入れて
私のことじろじろ見ないほうがいいわよ 気分をすごく悪くするかもしれないから
ハハハハ
とても攻撃的で強気な女性を描いたパートです。
性的な要素もあり、自らを最低女と言いながらも、他の女性たちに対して、自分は金も権力もあると優位性を持たせ威嚇しています。
攻撃的なラップのパートをあえて入れた理由はなんでしょうか。
Flo Milliは、自信満々で強気なラップを得意とするキャラクターの持ち主です。
彼女のスタイルをそのまま楽曲に取り込むことで、ヒップホップの本場アメリカへ乗り込む本気度を表しているのかもしれません。
英語詞の内容は、日本のファンにとっては少し衝撃的。
しかし、強気な面を打ち出すことで「俺たちの本気を見てろよ」といった意思表示にも感じるのです。
世界へと飛び出すBE:FIRSTにとっては、強気な女性ラッパーFlo Milliの存在が必要不可欠だったと言えるのではないでしょうか。
----------------
Tip, tap tap 鳴り止まないエナジー
Step踏むたびに出るアドレナリン
LoveでもHateでも好きにすればいい
どっちにしたってもう誰もできない手出し
同業者のジェラシー winkしてPeep the drip
フロア揺らすこのビートも俺の虜らしい
Watch how I glide it
外さないタイミング
裏も表も全て染めてくMagic
≪BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob 歌詞より抜粋≫
----------------
BE:FIRSTの、ダンスパフォーマンスへの鳴りやまない情熱が描かれているパートです。
ほとばしるエネルギーがさらなるアドレナリンを生みだし、もう誰にも止められないほどの熱量が感じられます。
好きでも嫌いでもどっちでもかまわない。
もう誰も俺たちを止められないんだという強い決意と覚悟を表明します。
もう、嫌われることや批判への恐れなどは皆無のように感じられますね。
Peep the dripは、「俺のイケてるコーディネートを見てくれ」といった意味を持つ言葉です。
ライバルたちの嫉妬に対して余裕を見せ、「イケてる俺らを見てくれよ」と自信たっぷりに振舞っています。
しかし、けっしてライバルたちを見下しているのではなく、ただ自分たちのスタイルで好きなようにやるだけ、という決意表明に感じます。
みんな俺の虜になっていく。
どう俺が進んでいくのか見ててくれ、と観客に促します。
「外さないタイミング」は、ダンスや歌、リズムだけでなく、今、世界と勝負するBE:FIRSTが、さまざまなタイミングを図っている瞬間をも想像させる歌詞。
そして「裏も表も」という歌詞と、タイトルの『BRUCE WAYNE』が最も繋がる部分です。
ブルース・ウェインは、億万長者とバットマンという二つの顔を持っています。
ではBE:FIRSTが『BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob』で描く二面性は、どういったものでしょうか。
レッドカーペットや高級車からなる華やかな表の部分と、バギーパンツや黒Tシャツ、ティンバーランドのブーツといったラフな裏の部分。
ポップスターとしてフォーマルな場面に立ちながらも、自分のスタイルを崩さない姿勢が表現されており、どんな時でも自分自身を見失わない、という強い決意が描かれているように感じます。
裏も表も自分自身で操り染め上げていく、まるで魔法のように。
『BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob』は、世界を目指すBE:FIRSTにとって重要な楽曲と言えます。
ブルース・ウェインが自身と「バットマン」と二つの顔を操るように、BE:FIRSTも表も裏もすべて自分たちのコントロール下にあり、本気の覚悟で世界へと飛び出していく。
そんな決意表明が描かれていると考えることもできますね。
BE:FIRST「BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob」世界を目指す決意表明

BE:FIRSTの『BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob』は、アメリカンコミックや映画で人気の「バットマン」とその正体、億万長者でプレイボーイのブルース・ウェインが持つ二面性がモチーフです。
ポップスターとしての華やかさを表とするならば、裏はラフでありながら、圧倒的存在感を持つクールな男性を意味しているように感じます。
どちらの顔も自らのコントロールで支配し、ヒップホップの本場アメリカへ乗り込む、といった覚悟が感じられる楽曲です。
本曲は、2026年9月18日にGlobal EP『WATCH ME』にも収録され、BE:FIRSTはアメリカデビューを果たします。
ヒップホップシーンを牽引するプロデューサーATL Jacobを迎え、Flo Milliがキャラクターを活かした攻撃的なラップで参加するなど、BE:FIRSTが本曲に込めた本気度が窺えますよね。
BE:FIRSTのさらなる可能性を秘めた決意表明の楽曲『BRUCE WAYNE feat. Flo Milli, ATL Jacob』。
ぜひ、覚悟を持って世界へと突き進む彼らの姿を想像しながら聴いてみてください。
