Mrs. GREEN APPLE「Magic」はアルバム「ANTENNA」収録~コカ・コーラCMソング
Mrs.GREEN APPLEの『Magic』は、5thアルバム『ANTENNA』に収録されている楽曲です。
「コカ・コーラ Coke STUDIO Magic」篇のCMソングとして書き下ろされ、メンバー出演のCMも話題となりました。
爽やかなサウンドが、コーラのスッキリとした味わいと重なり、気分転換にもおすすめの一曲です。
日常は、自分の考え方次第でどんな風にも変えることができる、と描いた『Magic』。
タイトル通り、魔法をかけるように日々を楽しんでいけばいい、と背中を押してくれる楽曲です。
ここからは、歌詞の意味を詳しく紐解いていきます。
「幸福呪文」と気持ちの切り替えとの葛藤を描く

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AH, 苦い苦いの 私由来の無駄なダメージ
AH, 「マインド1つです」 幸福呪文の史実
AH, 苦い以外の刺激の効いたフックで
世界をどうか 私をどうか
Hey! 白昼夢スターライト
眩しいけど見る まだ終われない
平気なフリをしてない?
寂しい夜 隠れるシャイな君だけど
≪Magic 歌詞より抜粋≫
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これまでに自分が受けた、辛く苦しい経験を描いています。
自分自身の考え方や感情が作り出しているダメージを「私由来の」と表現し、「無駄な」と付けることで、本当は受けなくてもよかった苦しみだと伝わります。
物事に対して「気持ちの問題・考え方次第」と言われることが多い世の中です。
そういった考えを「幸福呪文」と呼び、確かな史実として認めます。
しかし、主人公は、そんな考えを理解しつつも、なかなか気持ちの整理はつかない様子です。
苦しみ以外の感情で、自分を、周りを救ってくださいと願います。
昼間に思い描く、未来への願望や理想。
それは眩しく輝き、まだこのままでは終われないと、自分を奮い立たせてくれます。
「平気なフリをしてない?」と、リスナーへの呼びかけにハッとさせられます。
それは自分自身が、無理をする自分へかけてあげたい言葉でもあるでしょう。
隠しきれない一人の夜の寂しさへの、優しい共感に溢れています。
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いいよ もっともっと良いように
いいよ もっと自由で良いよ
いいよ もっともっと良いように
いっそ楽しもう Magicで日々を
≪Magic 歌詞より抜粋≫
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「いいよ」という優しい肯定に、固まった気持ちが解けていくようです。
ルールや固定観念にとらわれず、「もっと自分の心を解放していい」という気持ちにさせてくれます。
魔法をかけるように、日々をもっと自分の好きなように変えていこう、という優しいメッセージです。
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AH, Should I 何を?
私は何が出来るんだろう
おもちゃの剣を振りかざした One day
AH, 期待以上の夢にまで見たトリップをして
あの日に描いた 虹色のドラゴンと
Hey! 永遠のトワイライト
優しい人で居たいと痛いが止まんない
平和を願い続けたい
苦しい意味 忘れた Busyな君だけど
≪Magic 歌詞より抜粋≫
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「AH, Should I(私は何をすればいいですか?)」。
自分には一体何ができるのだろう、という漠然とした不安や迷いは、誰もが共感できる歌詞です。
子どもの頃に描いた遠い夢を、誰もが想い浮かべることでしょう。
幼き日の無邪気な心を忘れないで、想い出してみて、というメッセージが伝わってきます。

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Hey! 永遠のトワイライト
優しい人で居たいと痛いが止まんない
平和を願い続けたい
苦しい意味 忘れた Busyな君だけど
≪Magic 歌詞より抜粋≫
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昼でもない、夜でもない、夕暮れ時のトワイライト。
そんな曖昧な時間に漂う優しさは、主人公の優しさと一致します。
「優しい人で居たい」と思うほど、自分や他人の痛みに敏感になるのかもしれません。
自分を犠牲にしてしまうことも多々あり、もっと鈍感になれたらいいのに、と思うこともあるでしょう。
それでも、自分以外の人や世界の幸せを願う優しさをあきらめきれません。
でも、忙しさの中、自分を大切にすることを忘れないで、という優しい忠告にも耳を傾けたいものです。
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私を奮い立たせて
無理矢理連れて行って
凝り固まったこの甲羅を
引き剥がして欲しいの
≪Magic 歌詞より抜粋≫
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このパートでは、主人公の「私を変えてほしい」という強い願望が描かれています。
自分一人では不安だから、無理矢理にでも連れて行ってほしい、と救いを求めます。
甲羅は自分を守る鎧であり、殻に閉じこもった心でしょう。
どうか、私自身を、本来の自分へと解き放ってほしい、という願いです。
「Magic」が単なるポジティブソングではない理由

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いいよ もっともっと良いように
いいよ もっと自由で良いけども
そう簡単には行かないな全部
探すは Magic
≪Magic 歌詞より抜粋≫
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サビで繰り返される「いいよ」という言葉は、楽曲全体に前向きで優しい印象を与えています。
しかし、この部分では新たに「けども」という言葉が加わります。
それまでの歌詞では、もっと自由に、もっと気楽に生きてもいいと、主人公やリスナーの背中を押してきました。
ところが「けども」という言葉によって、そう簡単には変われない現実や、理想と現実の間にある葛藤が浮かび上がってきます。
前半に登場した「幸福呪文」を唱えたからといって、すぐに人生が変わるわけではありません。
物事は「気持ちの持ちよう」「考え方次第」だと理解していても、思うように気持ちを切り替えられないことはあるものです。
「Magic」は、そんな人間の弱さや矛盾を否定せず、ありのままに描いているところが印象的です。
それでも、変わることを諦めるのではなく、自分なりの「Magic」を探して前を向こうとする主人公。
ネガティブな感情を抱えながらも、少しずつ前に進もうとする姿に、多くのリスナーが共感するのではないでしょうか。
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いいよ もっともっと良いように
いいよ もっと自由で良いよ
いいよ もっと思ってる以上に
いっそ楽しもう Magicで日々を
≪Magic 歌詞より抜粋≫
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ここまで主人公の葛藤や弱さが描かれてきたからこそ、ラストのサビに登場する「いっそ楽しもう Magicで日々を」という言葉が、より心に響きます。
自分の弱さを認めたうえで、それでも前を向いて生きていく。
すぐに何かを変えることはできなくても、少しずつ自分自身に魔法をかけるように、毎日を楽しんでいけばいい。
そんな優しいメッセージが感じられます。
「Magic」は、物事は自分次第で変えられるという「幸福呪文」を、ただ肯定しているわけではありません。
変わりたいと願いながらも、簡単には変われない人間の弱さまで描いているからこそ、歌詞に深みが生まれているのでしょう。
それこそが、「Magic」が単なるポジティブソングでは終わらない理由なのかもしれません。
Mrs. GREEN APPLE「Magic」魔法をかけるように日々を楽しく生きる・優しいメッセージが込められた楽曲

Mrs. GREEN APPLE『Magic』の歌詞は、自分次第で気持ちや物事は変えられる、ということを伝えています。
しかし、簡単には変えられないことも認めている点が、単なるポジティブソングで終わらない魅力です。
気持を上手く切り替えられない点にもスポットを当てているところが、リスナーの共感を呼ぶのではないでしょうか。
たとえ上手くいかないことがあっても、自分に、日々に魔法をかけるように楽しく生きていこう、と伝えてくれています。
毎日を優しく彩る力を与えてくれる、そんな魅力が『Magic』にはあります。
【Mrs. GREEN APPLE PROFILE】 大森元貴 (Vo/Gt) 若井滉斗 (Gt) 藤澤涼架 (Key) 2013年結成。2015年EMI Recordsからミニアルバム「Variety」でメジャーデビュー。 以来、毎年1枚のオリジナルアルバムリリースと着実なライブ活動を続け、2019年12月から行われた初の全国アリーナツアー「エデ···
