劇場版「虎に翼」の主題歌は米津玄師の書き下ろし新曲!
劇場版「虎に翼」は、2024年に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」の映画化作品です。朝ドラのモデルは、日本で初めて女性弁護士となり、のちに女性初の判事・裁判所長も務めた三淵嘉子。
主人公・猪爪寅子が、同じ志を持つ仲間とともに前例のない道を切り開いていく姿が描かれました。
劇場版はドラマの再編集ではなく、完全オリジナルストーリー。
明律大学女子部時代の新しいエピソードと、現代へとつながる寅子の最後の事件が描かれます。
主演の伊藤沙莉さんをはじめ、監督・梛川善郎さん、脚本・吉田恵里香さんらドラマ版のチームが再集結しました。
主演キャストがそのまま続投して映画化されるのは、50年を超える朝ドラの歴史で初めてのこと。
さらにオープニングテーマは、朝ドラの主題歌として親しまれた「さよーならまたいつか!」に決定し、主題歌として、米津玄師が新たに書き下ろした「こんにちはごきげんよう!」が流れます。
米津玄師は新曲について以下のようにコメントしています。
さよーならまたいつか!のちょうど対になる曲を、加えて、個人的な都合にはなりますが、自分の葬式でも流せる曲を、と志しながら作りました。わたしが死んだときには是非この曲をかけて踊ってください。こんにちはごきげんよう!という名前の曲です。よろしくお願いします。
(出典:https://reissuerecords.net/2026/11/02/toranitsubasa_movie/)
米津玄師が手がける主題歌「こんにちはごきげんよう!」の歌詞の一部が明らかに
米津玄師が手がける主題歌「こんにちはごきげんよう!」の歌詞の一部が、YouTubeチャンネル東宝MOVIEチャンネルで公開された予告映像で明らかになりました。<<歌詞>>
一瞬の春をほおばり続けて
もう気がつけば舞台はおしまい
やたらと遠くまで来たが
お腹は満たされない
歌い出しで描かれるのは、つかの間の春を夢中で味わううちに、気づけば舞台が終わっていたという場面です。
ずいぶん遠くまで歩いてきたのに、まだ満たされない。
そんな心の飢えは、立ち止まることなく走り続けた寅子の姿と重なります。
<<歌詞>>
手前転んで飛んでみたとこで
やっぱり嵐はとても怖い
天井蹴破り舞うガラスで
翼の血が止まない
続く部分では、恐れを抱えながらも飛ぼうとし、天井を蹴破って傷つく様子が歌われます。
ここで思い浮かぶのが、女性の社会進出を阻む見えない壁を表す「ガラスの天井」という言葉。
砕けたガラスで傷ついた「翼」は、タイトルの「虎に翼」を思わせる表現でもあります。
前例のない道を切り開くことの、華やかさと痛みの両面が描かれているのでしょう。
<<歌詞>>
華々しくも痛々しい
またその種のレモンに何故愛しい
苦々しいほどに止められない
さよーならじゃ帰れない
ここで注目したいのが、「さよー(う)なら」だけでは帰れない、という一節。
前作「さよーならまたいつか!」は、別れの言葉を前向きな約束として響かせた楽曲でした。
今作はタイトルどおり「こんにちは」、つまり出会いのあいさつがテーマです。
別れで終わるのではなく、もう一度誰かと出会い直す。
2曲が並ぶことで、物語がひとつの輪になるように感じられます。
<<歌詞>>
I love you baby
おかしな声で
ヒビ割れていく世界に愛を歌おう
忌々しいケダモノの全てに花束を
I love you baby
いかしたダンスで
花を散らして笑っていつまでも
擦過傷まみれで生きていきましょう
こんにちはごきげんよう!
サビでは、ひび割れていく世界や、許しがたいものにさえ、愛と花束を贈ろうと歌われます。
傷だらけのまま、笑って踊って生きていこうという呼びかけは、とても明るいもの。
「自分の葬式でも流せる曲」という米津のコメントを踏まえると、人生の終わりを悲しみではなく、軽やかなあいさつで迎えたいという願いも読み取れますよね。
米津玄師「こんにちはごきげんよう!」は傷だらけでも笑って生きるための挨拶
別れを描いた「さよーならまたいつか!」に対し、出会いのあいさつを掲げた「こんにちはごきげんよう!」。痛みを抱えながらも、愛を歌って踊り続けようとする姿は、寅子の生き方そのもののようにも感じられます。
寅子が挑む「最後の事件」のあとに、この曲がどう響くのか。
2027年1月15日の公開を楽しみに待ちましょう。
フルバージョンが公開された際には、より詳しく歌詞を考察する予定です!
