片平里菜。デビュー前からSNSなどで注目を集め、満を持して2013年にメジャーデビューしたシンガーソングライターです。
シンガーソングライターといえば、作詞も作曲も行い、自身で歌う人のことを指しますが、彼女の曲で特に注目して頂きたいのは、その歌詞です!!
公開日:2016年7月12日
片平里菜。デビュー前からSNSなどで注目を集め、満を持して2013年にメジャーデビューしたシンガーソングライターです。
シンガーソングライターといえば、作詞も作曲も行い、自身で歌う人のことを指しますが、彼女の曲で特に注目して頂きたいのは、その歌詞です!!5枚目のシングル「誰にだってシンデレラストーリー」は筆者のオススメの曲です。この曲は、TBS系『王様のブランチ』のエンディングテーマとしても起用されました。明るいサウンドが印象的な曲になっています。
------
誰になりたくて歩いてるの?
幸せそうな恋人同士や今時の可愛い子?
それとも夢追い人?
------
冒頭の歌詞です。
踏み出すということは、すごく勇気のいること。でも踏み出したい。そんな時は、決してポジティブな感情だけではないと思います。たくさん考えて決めなくてはいけないことだからこそ、ネガティブになってしまうこともある。この曲の歌詞は、そんな言葉から始まります。
そのあとも、〝憧れていたことができていない〟〝思い描いていた自分になれていない〟〝本当の自分はどこ?〟〝なんで私だけこんな目にあうの?〟〝もうこんな自分でいることに疲れちゃった…。〟という内容の歌詞が書かれています。
頑張っているのに、うまくいかない。もやもやから抜け出せない時のこんな感情。誰にでも経験のあることなのではないでしょうか?
そして、筆者が最もオススメしたいのは、2番サビの後。
------
綺麗なわけじゃない 何かできるわけでもない
踏み出す勇気もない 信じれる強さもない だけど
わたしなんか わたしなんか はもうやめにして
わたしだって わたしだって 主役になって 歩いてみたいだけ
------
「私は、なるべくステージに立ったときは、自分が主役のつもりでやっています。私は音楽の世界にいますけど、一般の人たちにも、そういう自分が主役になれる場はあると思うんですね。だから、この曲を聴いて、今まで一歩踏み出せなかった子たちが勇気を持ってくれたらいいなって思ってます。」
片平里菜はインタビューでそう話しています。
自分が頑張りたいこと、目標にしていること。仕事、趣味、人間関係…どんなことも絶対に上手くいくなんて限らない。失敗してしまうかもしれない。でも、ネガティブになるよりも、ちょっとワガママになって、自分がステージの真ん中を歩いたっていい。
それまで、失恋をテーマにした曲が多く、本人も「あまりキラキラしているものは得意じゃないんですけど(笑)」と話していますが、「この曲をたくさんの方に聴いてもらって、そこを入口に私の他の曲も聴いてもらえればなと思った」とも語っています。
気持ちに共感できるだけでなく、「こう思っているのは私だけじゃないんだ」と聴き手をポジティブにしてくれる、片平里菜の歌詞マジック。「誰にだってシンデレラストーリー」ぜひチェックしてみてください!
TEXT:Rei( https://twitter.com/rei_musiccolumn )