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Taylor Swift「We Are Never Ever Getting Back Together」歌詞の意味を考察!元恋人へ伝えるメッセージとは?

恋愛リアリティーショー『テラスハウス』の主題歌としても人気があるTaylor Swiftの『We Are Never Ever Getting Back Together』。強い意思を感じるリアルな歌詞の意味を考察します。

私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない!

2012年8月に発売したTaylor Swift(テイラー・スウィフト)のデジタルシングル『We Are Never Ever Getting Back Together』は、米ビルボード・ソング・チャート「Hot 100」で自身初の1位を獲得した大ヒットナンバーです。

エグゼクティブ・プロデューサーにScott Borchetta(スコット・ボルチェッタ)を迎え、Max Martin(マックス・マーティン)、Shellback(シェルバック)によってプロデュースされたこの楽曲は、第55回グラミー賞で年間最優秀レコードに選ばれました。
▲Taylor Swift-We Are Never Ever Getting Back Together【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

日本ではフジテレビ系列恋愛リアリティーショー『テラスハウス』の主題歌として起用され、男女6人のリアルな恋愛模様にテイラーの生み出すリアルな歌詞とポップな音楽が人気を呼び、現在に至るまで愛され続けています。

また、2021年リリースの2枚目の再録音アルバム『Red (Taylor's Version)』にも収録されており、テイラー自身にとっても長年大切にしてきた楽曲と言えるでしょう。

楽曲タイトルは日本語では「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」と訳すことができ、別れた恋人へのストレートなメッセージ
となっています。

MVは編集なしの一発撮りで、タイトル通り未練のある元恋人をきっぱりと突き放す女性の姿がユニークに描かれています。

どのような想いが綴られているのか、日本語訳を確認しながら歌詞の意味を考察していきましょう。

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I remember when we broke up the first time
最初に別れた時のこと覚えてるわ
Saying This is it, I've had enough, ' cause like
いまと同じ。もうムリだって
We haven't seen each other in a month
お互い一ヶ月も連絡取らなかったのに
When you, said you, needed space, what ?
その時あなたは「自分の時間が必要」って言ったよね。何それ?
≪We Are Never Ever Getting Back Together 歌詞より抜粋≫
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1番冒頭で「最初に別れた時」とあるため、主人公たちは別れと復縁を繰り返しているカップルであることが分かります。

最初の別れの時、いま伝えたのと同じように彼に「もうムリ」と告げたことを覚えています。

彼から「自分の時間が必要」と言われたことをきっかけに「お互い一ヶ月も連絡を取らなかった」2人は、別れることになってしまいました。

テイラーといえば過去の交際相手を歌のモチーフにすることで知られていますが、この楽曲はリリース前に交際していた俳優のJake Gyllenhaal(ジェイク・ギレンホール)とのことを描いていると考えられています。

実際にテイラーとジェイクが短期間で別れては復縁を繰り返していたことや、MVの恋人役に彼とよく似ている俳優をキャスティングしていることからも、有力な説と言えるでしょう。

突然の別れに激しく動揺したことが歌詞からも伝わってきます。

彼を信じては裏切られる苦い恋


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Then you come around again and say
次にあなたと会ったとき、あなたは言ったわ
Baby, I miss you and I swear I'm gonna change
君に会いたい、神様に誓う、俺は変わる
Trust me, remember how that lasted for a day
信じてくれって。でもたった一日だけだったでしょ
I say, I hate you, we break up, you call me, I love you
最低だわ。別れようって言ったわたしに、あなたは電話越しに「愛してる」って
Oooh we called it off again last night
昨日の夜、また別れたよね。
But Oooh, This time I'm telling you,
I'm telling you
今回はあなたに言わなきゃいけないことがあるわ。
言わなきゃいけないことが
≪We Are Never Ever Getting Back Together 歌詞より抜粋≫
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ところが再会した時に彼は「君に会いたい、神様に誓う、俺は変わる 信じてくれ」と愛を語ります。

その熱烈な言葉を信じて受け入れた主人公でしたが、彼の行動が言葉通りだったのは「たった一日だけ」でした。

彼女はあまりにひどい仕打ちにショックを受け、今度は自分から別れを告げます。

彼は電話で「愛してる」と伝えて思い留まらせようとしますが、結局昨晩別れることになりました。

二度目の別れを迎え、彼女は「今回はあなたに言わなきゃいけないことがあるわ」と自分の気持ちをはっきりと伝えます。

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We are never ever ever getting back together
私達もう戻ることなんてないわ
We are never ever ever getting back together
この先ずっと永遠に
You go talk to your friends
あなたはきっと友達に相談するでしょうね
talk to my friends talk to me
そして、私の友達にうわさがまわって私の耳にも入るの
But we are never ever ever ever getting back together
でもね、私達もう終わったの。よりを戻すことなんてありえない
Like ever
いつもみたいに…
≪We Are Never Ever Getting Back Together 歌詞より抜粋≫
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その気持ちは「We are never ever ever getting back together」という言葉に詰まっています。

さらに「この先ずっと永遠に」とも言っていて、もう決して復縁しないと決意している様子が読み取れますね。

復縁を迫る彼はきっと友達に相談し、そのうわさは彼女の友達を介して彼女自身にも伝わるでしょう。

おそらく彼は自分がまだ彼女を愛していることを彼女に分かってほしくて、わざと友達に相談を持ちかけていると思われます。

それでも裏切りを経験している彼女は、「ever」を繰り返し使うことで復縁に対する強い否定と強調の意を示しています。

そこには深い悲しみと憤りの気持ちが込められていると解釈できるでしょう。

強い決別の言葉は自分へのメッセージでもある


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I'm really gonna miss you picking fights
本当は喧嘩をした日々が懐かしく思うわ
And me, falling for a screaming that I'm right
私は間違ってないって叫んだり
And you, Will hide away and find your peace of mind
with some indie record that's much cooler than mine
あなたが隠れて心を落ち着かせる為に
私のよりカッコいいレコードを聴いてたり…
Oooh you called me up again Tonight
今夜、また別れたよね
But Oooh, This time I'm telling you,
I'm telling you
今回はあなたに言わなきゃいけないことがあるわ。
言わなきゃいけないことが
≪We Are Never Ever Getting Back Together 歌詞より抜粋≫
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サビで復縁を拒んだ主人公でしたが、彼への愛情が失われたわけではありません

「本当は喧嘩をした日々が懐かしく思うわ」ともある通り、別れた今となっては交際中の喧嘩すらも尊い記憶として心に刻まれています。

「私のよりカッコいい(インディ)レコード」というフレーズは、インディ・ポップバンドのライロ・カイリーの楽曲を指していると考えられます。

なぜなら、テイラーと交際する前のジェイクはライロ・カイリーでフロントマンを務めるJenny Lewis(ジェニー・ルイス)と交際していたからです。

また、テイラーと破局中の2011年のゴールデングローブ賞にジェニーを同伴したことでテイラーを傷つけたとも言われており、その時の感情から皮肉を込めて用いたのでしょう。

喧嘩をして自分の意見を主張したり、彼が自分とは違うアーティストの曲を聴いて心を落ち着かせることに寂しくなったりと、この恋によって生まれる様々な感情を大切にしていたことが伝わってきます。

そして「今夜、また別れたよね」というフレーズから、あんなにも復縁を拒否していながらまた復縁し、今夜再び別れたと解釈できます。

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I used to think, that we, were forever ever ever
私はずっとずっと一緒にいれるって思ってたのよ
And I used to say never say never
不可能なんかないんだってよく言ってたわ
Huh, he calls me up and he's like, I still love you
彼は私に電話で「まだ愛してるんだ」って言ってくるけど
And i'm like, i'm just, I mean This is exhausting, you know
私は、「ちょっとおかしいんじゃない?」って感じるの。分かるでしょ?
We are never getting back together, like ever
だって私達もう二度とよりを戻すことなんてないんだから
We are never ever ever getting back together
もうずっと一緒にいることなんてないわ
We are never ever ever getting back together
ずっとずっと永遠に…
≪We Are Never Ever Getting Back Together 歌詞より抜粋≫
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何度も裏切られて傷つきながらも彼を受け入れてしまうのは「ずっとずっと一緒にいれるって思ってた」からです。

彼となら「不可能なんかないんだ」と思えるほど深く愛していました。

彼は懲りずに電話で愛を告げてきますが、彼女は「ちょっとおかしいんじゃない?」と思っています。

彼は何度も自分を受け入れてくれた彼女だからまた許してくれると考えているのでしょう。

しかし彼女は、今度こそ「もう二度とよりを戻すことなんてない」と訴えています。

とはいえ、この言葉は自分に言い聞かせているようでもあります。

裏切られてばかりなのに愛ゆえにまた信じたくなってしまう自分を必死に抑えこもうとしているのではないでしょうか。

きっと拒み続けるよりも、受け入れてしまう方が簡単です。

それでも自分の未来のために変わろうとする女性の健気さが感じられます。

Taylor Swiftの失恋ソングが恋を前進させてくれる!

Taylor Swiftの『We Are Never Ever Getting Back Together』は、別れた恋人と自分自身へもう復縁はないと言い聞かせる失恋ソングです。

耳に心地よく響くゆったりとしたメロディと語りかけるような歌詞が、失恋を歌いながらもどこか穏やかな気分にさせてくれる楽曲となっています。

いま恋をしている方も次の恋に進みたい方も、きっとこの曲がさらに前に進むきっかけをくれますよ。

Photo by BETH GARRABRANT 1989年12月13日生まれ、28歳。グラミー賞を10度受賞。また、グラミー賞史上グラミー賞で最も栄誉のある「年間最優秀アルバム賞」を最年少(20歳)で受賞し、「年間最優秀アルバム賞」を2度受賞歴のあるテイラーは、女性ソロアーティストとしては史上初。 過去の作品の···

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