1. 鈴木聖美「TAXI」で考える・・・「別れた男女に友情は残るのか?」

鈴木聖美「TAXI」で考える・・・「別れた男女に友情は残るのか?」

鈴木聖美をご存じだろうか?鈴木雅之の姉であり、弟に負けず劣らずの実力派シンガーである。

2017年1月3日


この記事の目次
  1. ・鈴木聖美 最新情報
  2. ・リリース情報
  3. ・ライヴ情報


あなたは、鈴木聖美をご存じだろうか?鈴木雅之の姉であり、弟に負けず劣らずの実力派シンガーである。

彼女のデビューは34歳と遅かったが、ファーストアルバムの「Woman」は60万枚を超える大ヒットを記録し、収録曲である「ロンリーチャップリン」はカラオケでのデュエットソングの定番となっている。
今回とりあげる「TAXI」は、女性の繊細な心理がしっとりと描写されたナンバーで、カラオケの定番曲としても長年愛されている。

・・・
TAXIに手を上げて
Georgeの店までと
土曜の夜だから
あなたがいそうで
サヨナラした人に
逢いたくなるなんて
雨にぬれたせいかしら
弱いね私も
・・・

雨降る土曜の夜。ふと別れた彼に逢いたくなって、ジョージの店へ。彼はいつも土曜の夜、あの店にいたから。つらいことがあると、別れた彼にすがりたくなってしまう時がある。タクシーに乗りこみ向かう。

・・・
ガラスのドア越しに
見慣れたあの背中
思いがけずときめく
心が怖い
あなたにマスターが
目くばせをしている
ふり向いてほしくない
このドア開けるまで
・・・

店の入り口のドア。ガラス越しに彼がいるのが見えた。背中を見ただけで、心がときめいてしまった。制御できない。ドアを開けて平常心で挨拶するまで、素の顔を見られたくない。

・・・と、ジョージの店を舞台にした物語が展開されていくわけだが、今回問題にしたいのはサビの部分だ。

・・・
想い出を
燃やしつくしたら
男と女には
友情が残るはず
・・・

歌詞ではそう歌われているが、はたして別れた男女間に友情は成立するのだろうか?
”想い出を燃やし尽くしたら”とあるが、一度は好きだった相手に、恋愛感情が完全に無くなることなんてあるのだろうか。現に、サビ以前の歌詞をみる限り、この女性は男性の背中を見ただけで、心がときめいてしまっている。このときめきは”友情”ではないだろう。ここでいう”友情”は、別れた男性との関係を夢見る女性側の表現で、女性側の甘やかな期待が混じっていることは否めない。

もちろん、世間には色々な男女の形があり、完全に友情関係に戻る男女もいるのかもしれないが、別れた男女間の友情は、ほぼ「ない」か、どちらかが寄りを戻したがっているとみていいだろう。

鈴木聖美はもともとバンド活動をしており、20歳の頃から数々のコンテストで優勝しているが、プロの誘いを「女の幸せは結婚」と、一度断っている。その後、結婚して二児をもうけたあと離婚、仕事をしながら弟のライブでアマチュアとして歌っていたところ人気がでて、作曲家の井上大輔が「TAXI」を書き下ろしてくれた、という経緯がある。そんな紆余曲折を経てきた彼女が歌うからこそ、この曲のサビには深みがでる。

「幸せ」になることこそが、すべての女性の望みだが、「TAXI」のような恋は、幸せになるのが難しいのかもしれない

TEXT:遠居ひとみ

鈴木聖美 最新情報

リリース情報

■タイトル:「GOLDEN☆BEST 鈴木聖美~WOMAN SOUL」

■発売日:2017年9月27日

■規格:CD(2枚組) Blu-spec CD2(高品質CD)仕様

■価格:\3,000+税

■品番:MHCL 30469-70

■発売元:ソニー・ミュージックダイレクト


【収録曲】

Disc 1:Solo Side

1.シンデレラ・リバティ

2.熱くなれたら

3.TAXI

4.Only You

5.愛したら異邦人

6.悲しきハート

7.Down Town Story(下町のふたり)

8.Time Goes By ~時の流れを信じたい(Different Mix)

9.It's a 人生

10.胸さわぎ

11.小さな願い

12.ファンタジー

13.逢ったとたんに

14.恋のゆくえ

15.Good-bye

ボーナストラック

16 歌え!!レクイエム(ガルフォース エターナル・ストーリー)

17 シンデレラ・リバティ(1st. Live)(1987年9月9日渋谷公会堂)



Disc 2:Duet side

1.もしかして、I love you(with シャネルズ)

2.ロンリー・チャップリン(with 鈴木雅之)

3.夜明けのスターライト(with 鈴木雅之)

4.TOUCH THE WORLD(Kiyomi Suzuki&Peabo Bryson)

5.WAIT AND SEE(Kiyomi Suzuki&Michael McDonaild)

6.GOODBYE MY LOVE(Kiyomi Suzuki&David Sea)

7.星空のふたり(You Don’t Have To Be A Star)(with 鈴木雅之)

8.雨に泣いてる(with 柳ジョージ)

9.HEROES(with 上田正樹)

10.夢で逢えたら(with 黒沢薫)

11.Precious Friend(with 杉真理)

12.神様お願い(with 木村充輝)

13.愛の迷い~you gotta keep me feel on dancing~(with 大澤誉志幸)

14.鏡のラビリンス(with 郷ひろみ)

15.最後のレビュー(with 鈴木雅之)

16.黄昏のビギン(with 鈴木雅之) (2010年2月24日NHKホール)


ライヴ情報

鈴木聖美デビュー30周年記念、Woman Soul Tour 2017

★2017年11月2日(木) 名古屋Blue Note

1st stage 開場17:30 開演18:30

2nd stage 開場20:30 開演21:15

★2017年11月20日(月) 東京 Blues Alley Japan

1st stage 開場17:30 開演18:30

2nd stage 開場20:30 開演21:15

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