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死ぬ前に1曲聴けるとしたら?

え、暗い…と思った方。別に今から、感傷に浸ったような、暗い曲についての話をしようっていうんじゃありませんのでご安心ください。 だって人生最後に聴くとしたら、楽しくて明るい曲のほうがよくありませんか?

最後だからこそ、聴いておきたい


え、暗い…と思った方。別に今から、感傷に浸ったような、暗い曲についての話をしようっていうんじゃありませんのでご安心ください。

だって人生最後に聴くとしたら、楽しくて明るい曲のほうがよくありませんか?

死ぬ前に聴きたい曲なんて、突然なにを言ってるんだ…という感じかもしれませんが、音楽を聴きながらそんなことを考えるのも、結構面白いですよ!ということで、ぜひともお付き合いください!

楽園天国

私が死ぬ前に1曲聴けるとしたら…チャットモンチーの『楽園天国』という曲が思い浮かびます。

というか、この曲を初めて聴いたときに、「死ぬ前に聴くならこれだな…」と思ったのです。その歌詞を見てびっくり。

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天国も最高だよ
だから泣かないでね
天国で遊ぼうね
いつかまたいっしょに
≪楽園天国 歌詞より抜粋≫
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歌詞だけを見ると少しだけセンチメンタルに感じる部分もありますが、曲調がものすごく明るいことに加えて、Vo.橋本のキュートな歌声のマジックで、まったく気にならない。

ここで歌われているのは、どれだけ天国が素晴らしいのかということ。

死ぬことへの不安も、誰かを失うことの不安も存在しない。曲中でイエーイ!ヘーイ!という掛け声もあって楽しい雰囲気で、正に楽園状態。その奥側には、大事な人に対するメッセージみたいなものも感じられるし、聴き手が自由な解釈をして聴くことができますよね。

それがこの曲の、そしてチャットモンチーの魅力というわけです。この曲をもし人生最後に聴けたとしたら、楽しい気持ちになれて、大切な人ともまたすぐに再会することが出来るような気がするんです。そんな気持ちにさせてくれる曲、他にない!と思うのです。

様々に変わってきた彼女達だからこその一曲


チャットモンチーはメンバーの脱退や橋本の出産、新体制での新たなスタートなど、ここ数年で次々と華麗な変身を見せてきてくれました。この『楽園天国』もその変身の一部で、2年7か月ぶりのアルバムである『共鳴』の中の1曲です。

その数々の波を乗り越えてきた今のチャットモンチーだからこそ、この『楽園天国』での歌詞の説得力もハンパではない。

この曲にぐっとやられたチャットモンチーファン、絶対に私だけではないはず。これまでチャットモンチーをあんまり聴いてこなかったという人にもぜひとも聴いてほしい、それくらいパンチのある曲。

てな感じで、自分が死ぬ前に1曲聴けるとしたら、私の場合はチャットモンチー『楽園天国』でしたが、皆さんはいかがですか?

そんな重いこと…と言わずに、ぼや~っと考えてみてくださいね。

TEXT:斎藤

橋本絵莉子(Guitar, Vocals, Synthesizer)・福岡晃子(Bass, Drums, Chorus, Synthesizer, Percussion etc.) 2000年徳島で結成。2005年メジャーデビュー。2006年リリースのSG.『シャングリラ』がヒット。2007年リリースの2nd AL.『生命力』に続き、09年リリースの 3rd AL.『告白』は、オリコン初···

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