「マジ歌」。
それは芸人達がマジで作詞作曲した歌を披露し、審査員が口に含んだ牛乳を吐き出さずに完奏出来たらクリアなのですが、途中で笑われ、一定の人数に牛乳を吐かれてしまったら即終了と言う、シビアな面も持つ芸人達の歌の祭典の事であります。
この「芸人マジ歌選手権」は、テレビ東京で放送している「ゴッドタン」と言う番組の人気コーナーの一つなのですが、そこからCDデビューまでしてしまった芸人さんがいます。
それが東京03の角田晃広さんと、当時東京03のマネージャーだった大竹さんのユニットです。
初期の頃、ギターとハーモニカを演奏しながらソロでマジ歌に参加していた角田さんですが、この曲からピアノが出来る大竹マネージャーを伴って登場しました。
因みに他にマジ歌に参加している芸人さんは、バナナマンの日村さん、劇団ひとりさん、ケンドーコバヤシさん、ロバートの秋山さん、ダイノジ大地さん、森三中の大島さんと黒沢さん、マキタスポーツさん、フットボールアワーの後藤さん等、売れっ子の芸人さんばかりです。
ゲストで友近さん、南海キャンディーズの山ちゃん、野性爆弾さん、バイキングの小峠さんが参加した事もありました。
そんなマジ歌出身の角田晃広(東京03)+大竹マネージャーが贈る「若者たちへ」
の歌詞はコチラ
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いつからだろう彼らが崩壊したのは
人を傷付け己を痛めぬ若者たち
仲間を蹴落とし薄ら笑い
ネットを使った言葉の暴力
(彼らの暴走止めるのは誰)
スーツ姿の大人は言う
「親や教師は何をやってんだ」と
人に任せて見てみぬふり
そう言う大人も問題なんだ
(彼らの暴走止めるのは誰)
誰かが正さなくちゃいけないんだ
大人よ若者を叱れ!!
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ここまで聴くと、一切笑いを意識せずに、今の若者の事情やそれに対する社会の在り方について歌っている、世相を斬った曲にしか思えません。
とてもお笑い番組で披露されるような内容の歌詞とは、思えませんよね。
しかし、この歌詞には続きがあり、こんな風に続くのです。↓
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はっきり言おう 俺なら言えない だって若者の逆ギレが
だって若者の逆ギレが
だって若者の逆ギレが怖ぇ~
だって若者は知らない
善悪の区別知らない
そう言う若者一番怖ぇ~!
コンビニの前あたり怖ぇ~!
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ここで牛乳を吐き出してしまう審査員が続出します。(笑)
しかし、よくよく歌詞を見れば、共感してしまいますよね。
前半は本当に今時の若者や、若者に纏わる大人の対応等、本気で考えさせられるのですが、手のひらを返した様な後半の歌詞にも大きく頷いてしまう自分がいます。(笑)
昨今、電車の中等、公共の場でモラルを欠いている若者を見掛ける事も少なくありませんが、注意とか出来ませんよね。
逆ギレされたら刺されるんじゃないかとか、そう言う恐怖を抱かせる若者もそこかしこにいる時代ですし。
私は何も出来ないけれど、他の大人が何とかしてくれたら良いのにと言う気持ち、良く解ります。(笑)
この、前半と後半で言ってる事に違和感があるのにどちらにも共感出来て、しかも笑えてしまうのが、角田さんの曲の魅力だと思います。
そしてこの曲からマジ歌に参加した大竹マネージャーですが、ピアノの演奏が凄すぎて、そこでも牛乳を吐き出す審査員が続出しました。
ピアノだけではなく、ベースやトランペット、リコーダー等もプロ級の大竹マネージャーですが、実は父親は大竹まことさんで、今はアンタッチャブルの山崎さんのマネージャーをしており、フォーリンラブのバービーちゃんのマネージャーさんと結婚しています。
これだけ豪華なメンバーなのに、マジ歌の曲を完全に網羅したアルバムが発売されていないのが悲しいですが、「マジ歌」はDVDが発売されているので、是非購入かレンタルをして大爆笑してみるのも良いですよ!
勿論マジ歌を観るときは、口に食べ物を含まない事をおすすめします。(笑)
TEXT:rie-tong
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俺以外の誰か、若者を叱ってくれ!
「マジ歌」。
それは芸人達がマジで作詞作曲した歌を披露し、審査員が口に含んだ牛乳を吐き出さずに完奏出来たらクリアなのですが、途中で笑われ、一定の人数に牛乳を吐かれてしまったら即終了と言う、シビアな面も持つ芸人達の歌の祭典の事であります。
公開日:2015年7月21日