——ありがとうございます。では田中さん、お願いします。
田中:僕はGLAYさんと世代なんで大好きで、ギターを始めたんですよ。それが小学校6年生くらいだったんで、中学校行ったらコピーバンド組もうよって話を友達としていたんですけど、もともと僕の兄がドラムをやっていたので家にドラムセットがあって。「お前んちドラムセットあるならお前ドラムでよくね!?」みたいな流れで、じゃあドラムやるよっていうところから始まりました(笑)。
それからTHE YELLOW MONKEYさんにすごくハマって、こういうちょっと変わったカッコイイ雰囲気のバンドをできたらいいなっていうことでオリジナル曲も初めて、Green DayとかLinkin ParkとかColdplayとかの洋楽も聴くようになって、そう言ったバンドの影響も受けながらバンドをやってきたっていう感じですね。
——家にドラムセットがあるってスゴいですね!
田中:今考えるとすごかったなって思います。家の中で普通に叩いてたけど家族は何も言わずに…ただの騒音ですよ(笑)!
——もともとドラムをやっていらっしゃったお兄さんとバンドを組もうっていうことにはならなかったんですか?
田中:それはなかったですね!ちょっと、一緒にはやりたくなかったです(笑)。歳も近いしライバルみたいなもんだったんで。未だにライブのこと言われたりしますもん。
——身近にそういう人がいるっていうのはいいことですよね。
永見作曲
——今回のシングルのうち「僕らの旗」と「キミニサチアレ」は永見さんの作曲ということですが、こだわったポイントについて聞かせてください。
永見:やっぱりOver The Topもライブを一番に考えるバンドでありたいなと思ったんですよ。メロディーが先に出来たんですけど、勢いを出せる曲がいいっていうことでスタートして、そこを意識しながらアレンジだったりテンポを決めていきました。
——「キミニサチアレ」は特にライブ向きというか、ライブのイメージがしやすいですよね。
永見:そうですね、実は「キミニサチアレ」がOver The Topの方向性を決めた曲というか、一番最初に出来た楽曲なんです。最初からジャンプをするようなイントロで、とか、みんなが声を出すような曲っていうイメージは最初からあったので、ずっとライブを意識をして作れたかなって思っています。
——曲の方向性自体は皆さんで話し合われたり?
永見:そうですね、バンドのコンセプトとして、“聴いてくれた人たちを応援したい”っていう気持ちでOver The Topとして音楽をやりたいっていう意思があったのでそこを決めてからこの曲たちは作りました。
——岸野さんの想いも大きく反映されているんですね。
岸野:そうですね。よかった(笑)!
——作詞のクレジットはOver The Topと成っていますが、作詞の方法について聞かせてください。
岸野:みんなで“応援歌”っていうテーマを決めて、メロディーに入れていく歌詞とかフレーズを持寄る感じです。
あとはアドバイザーの方も含めて、言い回しとか細いところを相談しながら決めています。
——皆さんで持ち寄られた歌詞にしてはすごくまとまりのある作品になっていますね!
全員:あぁ〜!
坂本:コンセプトが初めから決まっていたので、その曲をどの方向に進めていくかっていうのも話していたのでセレクトはしやすかったのかなっておもいます。
永見:ナッキーさん(坂本)が、本めちゃくちゃ好きで、言葉にすごく強いので、そこはナッキーさんを頼りにしたり。
坂本:基本的には里香ちゃんの歌詞を使うことが多いんですけどね!僕が書くと難しい感じになってしまうんですよ。明治の応援歌みたいな。平成にしたいんですよね(笑)。
岸野:明治、まだ生まれてないのに..。
——明治を感じられる歌詞も気になりますけどね(笑)
坂本:いつか(笑)。
永見:歌ってくださいね!
岸野:そこでなんや!(笑)
——そのくらい本がお好きなんですね!
岸野:ずっと読んでますよ!
坂本:ギターももちろん楽しくやっているんですけど、両手放しで楽しめるのは趣味の読書かなって。
岸野:だいたい本の話をしたら「それ読んだことある」って(笑)。
——岸野さんも本をよく読まれるんですか?
岸野:私、全然(笑)。
坂本:こっちに引きずり込もうとして「これおもしろいよ」って勧めるんですけど刺さらないですね〜(笑)。
岸野:実家から持ってきた、唯一読める本のハリーポッターの横にもらった本が溜まってます(笑)
ピックアップフレーズ
——今回の収録曲の中から、特にお気に入りのフレーズを皆さんおひとりずつ教えてください。
岸野:♪「仲間がいるだけ 私はラッキー」が好き!
昨年10月15日にシンガー転身を目指し、NMB48を卒業(1期生として約6年活動)した岸野里香が本格派バンド“Over The Top(読み:オーバー・ザ・トップ)”を結成し、アーティスト活動をスタートさせることを発表。 2017年5月31日にはDREAMUSIC・からメジャーデビューすることが決定 “Over The Top”···