1. 歌詞検索UtaTen
  2. 特集
  3. バンド
  4. 歌詞コラム
  5. Suchmos
  6. Suchmos 「THE KIDS」淀んだ日常をかきまぜろ!と俺たちを鼓舞しているのだ

【歌詞コラム】Suchmos 「THE KIDS」淀んだ日常をかきまぜろ!と俺たちを鼓舞しているのだ

横浜の街から現れた6人組が日本中を席巻している。 今年の1月に発売された2ndアルバム「THE KIDS」はロングセラーを続け、各地のフェスでメインステージをつとめる彼らからはすでに風格すら感じさせる。ツアーファイナルとなった4月27日には自分たちのレーベル「F.C.L.S.」発足を発表。Suchmosの送り出すアーティストが日本の音楽シーンを変えていくだろうことは想像にかたくない。

公開日:2017年6月13日 更新日:2018年4月12日


この記事の目次
  1. ・Suchmos 最新情報
  2. ・リリース情報
  3. ・Suchmos Profile
2015年にデビューしたSuchmosが時代の寵児となるのに時間はかからなかった。シティポップが10年代の音として存在感を強め、かつて渋谷系と呼ばれたアーティストが再評価される機運もあって、アシッドジャズの影響下にあるSuchmosが評価されるための基盤は整っていたといえる。

1stアルバム「THE BAY」はそんな彼らの名刺代わりといえる作品だった。Suchmosの音楽に漂う陽光をたっぷりと浴びたナチュラルな空気とボトムの太いベースラインが全体を支配し、その上でYONCEのフロウが自在に泳ぐという構造はすでにこのアルバムで完成の域に達している。
塩気のある乾いたボーカルがときにファルセットをまじえながら描くのは、彼らが過ごす日常の光景だ。その言葉は同時に膠着した現状を告発する。



「金は全能か? 無職はゴミか?
 お前の気分に 踊らされたくない」
("Alright")


ジャミロクワイの名曲からタイトルを借りて歌う徹底してアウトサイダーな視点。それは彼らが横浜で育ったことと無関係ではないだろう。東京を横目に見つつ自分たちのペースで矜持を持って生きる姿がそこには刻まれている。そんな彼らの批評眼は2ndアルバムでさらに研ぎ澄まされている。

「指示待ちの賛歌
 不自由な参加
 舌打ちのパッション
 (中略)
 クソ混んだ電車でDona Dona Dona」
("TOBACCO")


若くして地に足の着いたスタンスを持っている彼らだが、2ndアルバムではそこにとどまることなく変化しようとする兆しも見られる。そのことは、リードシングルとなったアルバム冒頭の曲にもあらわれている。

「高く飛びたい yeah
 青い鳥のさえずりの聞こえないとこ
 (中略)
 Hi, I’m Fine More Get High」
("A.G.I.T. ")


持ちまえの批評性に加えて、まだ見ぬ未来をつかもうとする意思が顕在化したのが現在の彼らのモードなのだ。
情報の洪水にさらされコントロール不可能な世の中で、さりげない日常を見つめようとする機微がシティポップというトレンドの背景にあるとするなら、Suchmosが鳴らす抜けのよいシンプルなサウンドと心地よいグルーヴは、より開放的な空気を身にまとっている。それを一言でいうなら「自由」という言葉になるかもしれない。

軽薄さを絵に描いたような、主体性をなくした人々。YONCEが曲中で唾棄するように歌うのは自由を売り渡した人間の姿でもある。一方で、自身もアウトサイダーとして呼びかける言葉はどこまでも穏やかであり、その視線はリスナーと同一線上にある。「不自由じゃないのか?こっちに来いよ」と。

「周波数を合わせて
 調子はどうだい? 兄弟、徘徊しないかい?
空白の何分かだって
その苦悩や苦労を Blowして踊りたい」
("MINT ")


自由をなくしつつある時代にSuchmosの存在感が突出しているのは、こんなところに理由があるのかもしれない。
「THE KIDS」というタイトルは彼らが呼びかけようとする相手であり、閉塞した毎日にあらがって生きていた彼ら自身の姿でもある。


自由の境界線でSuchmosは淀んだ日常の空気を撹拌し続ける。そこには海からの風が吹いている。

Suchmos(サチモス)は、2013年に結成された6人組のロックバンドである。事務所は2015年からSPACE SHOWER MUSICに所属しており、レーベルは2015年から2017年まではSPACE SHOWER MUSICに在籍していたが、2017年からはF.C.L.Sに移籍している。バンド名がルイ・アームストロング(ジャズミュージシャ···

この特集へのレビュー

この特集へのレビューを書いてみませんか?

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約

Suchmos 最新情報

リリース情報

●2019.7.17発売
『Suchmos THE LIVE YOKOHAMA -2018.11.25 YOKOHAMA ARENA-』

★Blu-ray
価格:\5,500 +税
品番: KSXL-280

★DVD
価格:\4,500 +税
品番:KSBL-6335

初回仕様:3面デジパック+『THE LIVE YOKOHAMA』スタッフパスステッカー・オリジナルライブポスター封入

CDのご購入はこちら
ダウンロード・ストリーミング再生はこちら

【収録曲】
01. A.G.I.T.
02. YMM
03. Alright
04. DUMBO
05. Get Lady
06. Fallin'
07. Burn
08. STAY TUNE
09. In The Zoo
10. Pacific Blues
11. FUNNY GOLD
12. MINT
13. YOU'VE GOT THE WORLD
14. 808
15. GAGA
16. VOLT-AGE
17. Life Easy


●2019.03.27発売
3rd Full Album『THE ANYMAL』

★初回仕様限定盤
価格:\3,500+tax
品番:KSCL 3150-1
内容:CD+DVD

★通常盤
価格:\2,700+tax
品番:KSCL-3152
内容:CD

CDはこちら
ダウンロードはこちら

Suchmos Profile

2013年1月結成。ROCK、JAZZ、HIP HOPなどブラックミュージックにインスパイアされたSuchmos。

メンバー全員神奈川育ち。Vo.YONCE は湘南・茅ヶ崎生まれ、レペゼン茅ヶ崎。都内ライブハウス、神奈川・湘南のイベントを中心に活動。バンド名の由来は、スキャットのパイオニア、ルイ・アームストロングの愛称サッチモからパイオニアとなるべく引用。普段からバイブスを共有していた、YONCE(Vo)、HSU(Ba)、OK(Dr)、TAIKING(Gt)、KCEE(Dj)、TAIHEI(Key) の6人グループ。

▷Official HP
▷Official Twitter
▷Official Instagram
▷Official Facebook
▷Official LIN
▷Official Weibo

▷F.C.L.S. Official HP
▷F.C.L.S. Official Twitter
▷F.C.L.S. Official Instagram

アニメ・ゲーム共に大人気!ポケットモン…

【歌う動画トップテン:6/19付】今週…