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【歌詞コラム】B’zが「それこそがパーフェクト」と言う生き様とは?

B’zは稲葉浩志と松本孝弘の二人からなる、今や日本を代表するロックバンドだ。その名は世界にも轟いている。松本はグラミー賞を受賞した経験もあり、ロックの殿堂にも名を刻んでいる数少ない日本のバンドだ。これまでに国内トータルセールス8000万枚以上を誇る。

公開日:2017年7月10日 更新日:2018年9月21日

Column

Mary


この記事の目次
  1. ・華々しいB'zの歴史
  2. ・パーフェクトライフ 歌詞
  3. ・それもひとつの生き様
  4. ・人生に必要なのは「ACTION」
  5. ・B'z Profile

華々しいB'zの歴史

その上、シングル首位記録をはじめ数多くの記録を打ち立てている。華々しい歴史を歩んでいるB’zだが、そんな彼らを形容するに相応しいタイトルの歌がある。それが「ACTION」に収録されている「パーフェクトライフ」だ。まさにパーフェクトともいえる生き様を見せて来たB’z。彼らが言う「パーフェクトなライフ」とは。歌詞をなぞりながら考えていく。

パーフェクトライフ 歌詞



それもひとつの生き様

――――
敵は作りたくないからね
誰か責めてもその最後には
自分おとしめ お茶にごす

つじつまの合わないこのライフスタイル
つっこまれるのもちょい避けたい事態
ゆえにはっきり意見も述べられない
――――
正直、なんともパーフェクトとは言いがたいような内容だ。まるで自分の意見を持たないブレブレの人間像が出だしからありありと映し出される。

――――
Go on これがmy way
見切り発車も今更止まれん
パラドックス抱いたまんま
力尽きるまで

僕が自分を偽っても 君の甘い香りに矛盾はない
――――
パラドックス=矛盾を抱えたまま、もう止まれない。自分を偽り続けて生きて来たが故に、もう本当の自分を出せずにいる。誰でもドキッとするような、人の弱さの核心をつくフレーズだが、「これがmy way」だと言い切ってしまうことで清々しくも聞こえてくる。

一見女々しいような内容も、「見切り発車」などという独特な言葉に合わせ疾走感溢れるメロディで歌い上げることでその湿っぽさは感じられない。そして「君の甘い香りに矛盾はない」とあるが、結局は自分がどう振る舞おうと他人の評価は変えられないという事だと捉えられる。ここから、ある種の肯定的なあきらめのようなものが見えてくる。それもひとつの生き様だということだ。

人生に必要なのは「ACTION」

――――
完璧に見える人も 皆見えないところで
青筋立てて苦しんでる
何かに向かい 手を伸ばし もがいてるその姿
それこそがパーフェクトなライフ
――――
前半で歌われていたブレブレの人間像を皮肉ったような歌詞はここで「肯定的なあきらめ」として昇華される。ブレブレな事が悪いのではなく、どんな人だってそうなのだと。

それを責める必要はなく、そうやって頑張っている過程がすでにパーフェクトなのだと歌っているのだ。収録アルバムのタイトル通り、結果ではなく「ACTION」を起こす事。「何かに向かって手を伸ばしもがいているその姿」こそが大事なのだ。

日本歴代最多のセールスを誇り、シングル首位記録を48作に伸ばし継続中、エアロスミスやスティーヴィー・サラスなど大物アーティストとの共演など、これまで誰もが羨むような成功を手にして来たB’z。しかし、その歴史の中でも苦しんだ時期はあった。90年代初頭、一年半で150回ほどのライブをこなし肉体的に追い込まれ、2003年には稲葉は喉を壊し手術をしている。

作詞が作曲に追いつかず、稲葉自身「逃げ出したくなった」と漏らす事もあったそうだ。それでも走り続ける彼らにとってのパーフェクトとは完全無欠ではないのだ。稲葉も成功した要因を「手を抜かない姿を見せる事。」だという。結果はどうあれ、壁にぶち当たりながらでも自分の理想に向かってもがくこと。

そんな不器用で無骨な姿こそ「パーフェクト」だということなのだ。

Text: Mary

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