J☆Dee’Zの等身大の想いが込められた『Melody』
──今回のシングル『Melody』はみなさんにとってどんな意味を持った1曲になっていると言えますか?
ami:この曲は私たちにとって本当に渾身のメッセージソングという感じです。
Nono:やっぱりこの曲は今のJ☆Dee’Zを映し出している曲だと思っていて、将来MVを見ても曲を聴いても私たち自身今この時を思い出せる曲でもあると思います!
──「あの夏みた 未来に生きてますか?」っていうフレーズがありますが、J☆Dee’Zの皆さんが昔描いていた自分について、今その未来に生きているかっていうことについて語っていただきたいです!
Nono:(照笑い)
MOMOKA:小さい頃は夢っていうものがぼんやりしていて、J☆Dee’Zはダンスチームとしていたから歌を歌うとも思っていなかったし、メジャーデビューするとも思っていなかったんです。今月で結成7周年になったんですけど、7年も続くとも思っていなくて。だから昔思っていた未来とは全然違うなって思います。
──ずっとダンサーとしてやっていくっていうイメージだったんですか?
MOMOKA:はい。
ami:私もあの夏みた未来に生きてない気がする(笑)。
Nono:おぉ〜!
ami:私は東京に上京すると思っていなかったです。もう5年目になるけど、でもJ☆Dee’Zに追加メンバーとして入ったのがきっかけで上京やメジャーデビューをするなんて思っていなかったです。あの頃は地元の兵庫県でダンススクール通ってダンスの先生になるとか、誰かのバックダンサーになりたいなぁって思ってたと思います。
──上京に対して憧れのようなものはなかった?
ami:ありました!小学生だったから東京ってドラマの世界だと思ってたんですよ(笑)。標準語を喋る人も見たことないし、渋谷の109ってどれくらいの高さなんだろう!とか思うくらい東京は夢の国でした。住んでいる今でもまだフワフワしています。
──MOMOKAさんとNonoさんは地元はどちらなんでしたっけ?
MOMOKA:私は引っ越しもしましたけど、基本的に神奈川県です!
Nono:私は関東色々です!
MOMOKA:Nonoめっちゃね!
Nono:生まれたのは大阪なんですけど、埼玉・沖縄・東京を経由して今は神奈川です!
──超羨ましいですね!
MOMOKA:ツアーみたい(笑)!
──ナチュラルに出てくる言葉は何弁なんですか?
Nono:標準語です!でもつられやすいから、関西のamiとかが兵庫県の言葉をしゃべってると私も変な言葉が…
ami:何弁って言えないような色んな方言がミックスされてる言葉でしゃべってくるんです(笑)。
──(笑)!すいません、話が逸れてしまいましたがNonoさんは昔描いていた未来に生きていますか?
Nono:私は方角的には合っているというか、大幅に違うことはないのかなって思っています、音楽がすごく好きで、アーティストになりたいと思って歌を初めました。小さい頃はステージに立っているアーティストの姿だけ想像して、なりたいって思っていたんですけど、実際自分たちがアーティストとして歌を届ける身になったらステージの上に立っている時だけじゃなくて裏でたくさんの苦労とか辛いことがあってこそステージに立った時の喜びが倍増するんだってことがわかったんで、そういう意味では小さい頃に見ていた未来より華やかになったというか、霧がかかっていたものが綺麗に見えてきたような感じですね。
MOMOKA:未来に生きてますね〜!
あの夏を思い出すメロディー
──そうですね!!じゃあNonoさんは特に、『Melody』で歌われているような“あの夏を思い出すメロディー”とかってありますか?
Nono:私、SEAMOさんの『Continue』っていう曲が小さい頃からすごく好きでした。自分自身ネガティヴな所があるんですけど、やっぱりプラス思考に生きたほうがいいことってたくさんあるなって思っている時にお母さんに『Continue』を聞かせてもらって、その影響を受けて、辛いからって逃げるんじゃなくて辛くても続けることに意味があって、続けていれば努力してきたものは報われると思うようになりました。
MOMOKA:すごい大事な曲だね!私は昔から結構幅広いジャンルの曲を聴いていたんで、“この曲!”っていうよりはその時々の自分の中の流行の曲がたくさんある感じですね。
Nono:確かに!小学1年生の夏、2年生の夏ってそれぞれある感じかな!?
MOMOKA:あ、でも私、よく友達とZARDさんの『負けないで』をよく一緒に聴いて踊ってた(笑)!
Nono&ami:へぇ〜!!
ami:私は、GReeeeNさんの『キセキ』が出た時小学生だったんですけど、『キセキ』を聴くと地元の遊具がちょっとだけあるような公園を思い出します!その公園は私が生まれてから小学校までの地元の記憶の中で一番居た場所で、友達と遊んだり兄が向こうのグランドで野球してるのをブランコ漕ぎながら見てたりとか、そういうことを思い出します。
──この『Melody』も誰かのこの夏のテーマソングになるといいですね。
ami:なったらいいなと思います。
MOMOKA:なればいいなぁ〜!
『Melody』は本当に時間をかけて制作
──『Melody』はNonoさんとamiさんのアカペラの歌始まりですが、いかがですか?
ami:声から始まるって、オケと違って毎回歌う度に違った始まりになるので、自分の気持ちがそのまま声に出ると思うからいいなって思います。
MOMOKA:Nonoの最初の一文字だけでスイッチが入るというか、気が引き締まりますね!ビートのない中で歌っているので緊張感もあります。
Nono:緊張します!
──ライブで歌われるときは毎回そこも楽しみにできるからいいですよね!
全員:はい!
──最後のラララで歌うところと、コーラスがピタッと止まるところ、鳥肌です。
全員:嬉しい〜〜!!
──息ぴったりで難なくできたような感じだったんですか?
ami:大変でした!私たちがハモりを始めてまだ1年だし、みんなで歌で息を揃えるっていうのは時間がかかる作業になりました。
──実際レコーディングで印象に残っていることはありますか?
MOMOKA:今回の『Melody』は本当に時間をかけて制作していて、数えられないくらいレコーディングをしたんですよ。歌詞も何回も変えて録ったり、コーラスをいろんなパターンで録ったり。
MOMOKA:リリースイベントと並行してやっていたので、リリイベ2本終わった後にレコーディング駆け込むなんて日もあったり。
ami:だからこそウズウズしていました。早く発表したい!って。あと、この曲は自分の気持ちを乗せるのが難しくて。っていうのも、自分と重ねてみると考えることがたくさんあって、歌ってて涙が出るくらい切なくなってしまって。わかる!?
Nono&MOMOKA:わかるよ!
Nono:ラララの三文字にもどんな想いが込められるんだろうって。