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【歌詞コラム】LACCO TOWERの『非幸福論』は、「幸福への宣戦布告」である

「幸せ」とは何だろうか? そんなのは人それぞれ考え方が違って当たり前だし、一言で答えなんて出ないものかもしれないけれど、とりあえず「順風満帆な人生」を幸せじゃないと考える人は少ないんじゃないかと思う。

公開日:2017年8月28日 更新日:2017年8月28日


この記事の目次
  1. ・LACCO TOWER 『非幸福論』
  2. ・LACCO TOWER 最新情報
  3. ・リリース情報
  4. ・ライブ情報
  5. ・LACCO TOWER Profile
いい学校に入る、いい会社に入る、出世する、いい人と結婚する。ミュージシャンの場合だったら、大手の事務所に才能を発掘してもらってメジャーデビューする事かもしれない。どんな形であれ、トントン拍子にコトが運ぶのは喜ばしいし、自分を不幸だなんて思ってしまうような事はないに越した事はない。
だけれど、それもまた「幸せ」のためには必要だとしたら?

そんなひねくれた「幸せ」を歌うのが、LACCO TOWERだ。

LACCO TOWERは、2001年結成の五人組ロックバンドだ。地元群馬に拠点を置きつつ全国的に活動を展開し、様々なイベントへの出演やアニメへの楽曲提供など、幅広く地道な活動を続けている。

どうぶつさん大集合なイメージを想起させる可愛らしいバンド名に反して、歌謡曲をベースにしながらも骨太でギラギラした激しいサウンドが特徴的な彼らの楽曲だが、音の激しさと好対照な丁寧に綴られた日本語歌詞が大きな魅力でもある。楽曲のタイトルはほとんどが日本語の単語ひとつで構成されており、歌詞にも英語はほぼ使われていない。作詞を手がけるボーカル松川ケイスケの強いこだわりが表れる楽曲の中でもなかなかに意味深なタイトルを持つ曲が、『非幸福論』だ。

LACCO TOWER 『非幸福論』



オルゴールのようなたおやかなイントロから始まるこの曲は、そこから繋がる激しいビートと狂気じみたギターのギャップが強烈な印象を残す。相反して繊細なピアノの旋律によって歌詞の文学性が際立っているだとか、松川のカリスマ性すら感じるパフォーマンスはお化粧こそしてないもののヴィジュアル系バンドのボーカルにも近いものがある点だとか、特筆したい事はたくさんあるのだけれど、ともかくここでは歌詞の方に注目してみようと思う。



―篦棒な日々の 幸せは真っ青な小鳥
ここに掴むのは 夢のまた夢か―



以上は歌詞のワンフレーズ目だが、「篦棒」が読めない。
どうやら「べらぼう」と読むらしいが、ロックの歌詞ではなかなか珍しい言葉遣いだと思う。松川の独特な言語センスがここから既に現れているように思う。
―黒い襯衣(シャツ) 笑ってる 幸福の番人
足掻こうが 「現実」で 撃ち抜かれお仕舞い―


Aメロに登場するこの歌詞にあるように、この曲は「幸福」と言う言葉をキーワードに描かれているが、どこか高圧的な印象がある。
まるで、「幸福」それ自体に見下されているような気すらしてくるぐらいだ。
この曲の主人公は幸せになるために、「幸福の番人」に戦いを挑んでいるようだ。
彼は「現実」に撃ち抜かれ、「諦める理由」を「豊富に多々用意」され、ともすれば戦意を喪失してしまうかもしれない状況にまで追い込まれている。

しかし、彼はひょうひょうとしたものだ。自分の置かれた戦況を「そうね」とごく軽やかな様子で認め、諦めずに戦いを続ける。

―幸せになるために 僕たちは泣いている―

ギターソロを経た大サビ前のワンフレーズだ。凶暴なまでのギターの旋律から一転、スローになったテンポと松川の穏やかでありながら嘆きを抑えつけたような歌声がインパクトを強く残す。私達はみんな、当たり前のように幸せになりたい。

だからこそ、今何かに悩まされている場合、その自分を悩ませる原因である「不幸せ」にしか目が向かなくなり、「もっと幸せになりたい」「もっと楽がしたい」と無い物ねだりばかりしてしまう。だけれど、少し考え方を変えてみれば、今目の前にある「不幸せ」こそが大切なのかもしれない。
それこそが、私達が幸せになるための助走なんじゃないか?

―黒い襯衣(シャツ) 泣いている 幸福の番人
下された「現実」は 神からの挑戦―



主人公が今の自分に降りかかる不幸の理由に気づいた時、「幸福の番人」の弱みが見えるようになる。これはきっと「挑戦」なのだ。主人公は、「幸福の番人」の隙を突いて会心の一撃を見舞うように、宣戦布告する――――。
―いいさ 幸せになんて徐々になればいい―


この曲は、LACCO TOWERのメジャーデビューアルバムに収録された楽曲だ。結成13年目にしてメジャーデビューを決めた彼らは、自身を「狂想演奏家」と名乗り、告げられない恋心や凶暴な本音など、いわゆる「不幸せ」な、目を背けたくなるような感情を美しい日本語で描き続けてきた。

元々メジャーデビューする気はなく、常にカウンターであり続けてきた彼らは、事務所やレーベルの運営、フェスの主催などもメンバー自ら行っている。
そんな彼らが更に大きな舞台に立つため遂にメジャーデビューという道を選んだ際の記念すべき楽曲であるこの曲には、彼らだからこそ伝えられる強いメッセージが込められている。

つまり、「不幸せとは決して不必要なものではない」という事。それすらも幸せへの糧であり、それがないと幸せの素晴らしさにすら気づけないという事。
時間をかけて地道に現在の地位を築いた彼らが、その身をもって証明した人生哲学だ。よくバンドがメジャーデビューすると「作風が変わった」「前の方が良かった」なんて言われる事がある。しかし、LACCO TOWERは誰もが避けたい「不幸せ」を肯定的に描く事によって、「自分達はメジャーデビューしても変わらないよ」とリスナーに呼びかけているような気もする。

それは、メジャーデビューと言う「幸福」への宣戦布告のようでもある。

―僕ら暗闇に いるからこそ知る光
悲しみの君よ 賽は投げられた―



松川のシャウトボーカルは、新しい目覚めを迎えた獣の雄叫びのように気高く勇ましい。

この曲を聴いてから、もう一度考えてみたい。
「幸せ」とは、何だろうか?

LACCO TOWERは、1981年11月19日生まれボーカル担当の松川ケイスケ・1981年12月8日生まれベース担当の塩﨑啓示・1981年12月27日生まれドラム担当の重田雅俊・1981年5月29日生まれキーボード担当の真一ジェット・1982年4月3日生まれギター担当の細川大介からなる5人組ロックバンド。2002年7月に渋谷CY···

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LACCO TOWER 最新情報

リリース情報

メジャー5thフルアルバム
8月21日 (水) 発売
CD:COCP- 40914 ¥3, 000+税
収録曲:「夜明前」(2019ザスパクサツ群馬公式応援ソング)他全10曲予定

「夜明前」Lyric Video&先行配信

◆「夜明前」Lyric Video
https://www.youtube.com/watch?v=sAuC1tf6bUU
◆主要配信サイト
こちら
◆TikTok
こちら


I ROCKS 2019 stand by LACCO TOWER プレイリスト

LACCO TOWER、SUPER BEAVER他、出演アーティストの全22曲によるプレイリスト
◆Apple Music
こちら
◆Spotify
こちら

ライブ情報

LACCO TOWER ワンマンツアー2019「独想演奏会」ライブハウス公演
6月16日(日) 広島BACK BEAT
6月22日(土) 福岡Queblick
6月29日(土) 名古屋APOLLO BASE
6月30日(日) 大阪LIVE SQUARE 2nd LINE
7月7日(日) 仙台enn 2nd
7月15日(月・祝) 恵比寿LIQUIDROOM

全公演共通 開場:17:00 / 開演:18:00
<チケット>
前売り:¥3,800(税込)
<オフィシャル3次先行>
受付期間:5月10日(金)12:00~5月16日(木)23:59
受付URL:こちら

LACCO TOWER アルバム発売記念ワンマンツアー2019「独想演奏会」ホール公演
9月21日(土) 大阪サンケイホールブリーゼ
10月5日(土) 高崎市文化会館
10月6日(日) 高崎市文化会館
10月12日(土) ヒューリックホール東京
10月13日(日) ヒューリックホール東京
10月22日(火・祝) 名古屋市芸術創造センター

・全公演共通 開場:17:00 / 開演:18:00
<チケット(全席指定)>
・ 猟虎塔プレミアムチケット:10,000円(税抜) ※THANK YOU SOLD OUT!!※
・一般チケット:5,000円(税抜)
・中高生チケット:3,000円(税抜)
・小学生チケット:1,000円(税抜)
※9月21日公演から消費税変動の為、税抜き表記とさせていただきます。
<オフィシャル3次先行>
受付期間:5月10日(金)12:00~5月16日(木)23:59
受付URL:こちら


LIVE SCHEDULE
◆松川ケイスケと真一ジェット ワンマン公演
名うての唄ひ手 〜札幌博〜
5月24日(金) 札幌musica hall café
開場:18:00 / 開演:18:30
出演:松川ケイスケと真一ジェット / [GUEST]稲村太佑(アルカラ)
※全席自由席
※THANK YOU SOLD OUT!!※

◆I ROCKS 2019 stand by LACCO TOWER
6月7日(金) 群馬音楽センター(YOU STAGE)
開場:17:00 / 開演:17:30
出演:松川ケイスケと真一ジェット / 片平里菜 / goodtimes / 秀吉 /
村松拓 (Nothing’s Carved In Stone,ABSTRACT MASH)
※アコースティックセットを中心とするゆったりと楽しめるような1日になります。

6月8日(土) 群馬音楽センター
開場:11:00 / 開演:12:00
出演:LACCO TOWER / WOMCADOLE / 嘘とカメレオン / oldflame / KAKASHI / GOOD ON THE REEL /
Saucy Dog / SHE’S / DJ岩瀬ガッツ with スベリー・マーキュリー / THE BACK HORN / FOMARE / BRADIO /
ラックライフ

6月9日(日) 群馬音楽センター
開場:11:00 / 開演:12:00
出演:LACCO TOWER / ircle / Ivy to Fraudulent Game / WEAVER / 感覚ピエロ / サイダーガール / Sourire /
NUBO / ハルカミライ / Halo at 四畳半 / メリー ガラ、結生(新宿ブルース) / mol-74 / Rhythmic Toy World

<絶賛チケット発売中!>
こちら
<I ROCKS 2019 stand by LACCO TOWERオフィシャルサイト>
こちら


◆心の向かう方へツアー FINAL
5月22日(水) 渋谷TSUTAYA O-WEST
開場:18:30 / 開演:19:00
出演:KAKASHI / LACCO TOWER
問い合わせ:TSUTAYA O-WEST 03-5784-7088

◆ツレ伝 リリース打ち上げ篇 ~春が来た~
5月23日(木) 札幌cube garden
開場:18:30 / 開演:19:00
出演:忘れらんねえよ / LACCO TOWER
問い合わせ:MOUNT ALIVE 011-623-5555

◆MURO FESTIVAL 2019
7月20日(土) 幕張海浜公園Gブロック特設会場(海浜幕張駅)
開場:10:00 / 開演:11:30
問い合わせ:株式会社シブヤテレビジョン 03-5428-8793(平日 12時〜19時)
オフィシャルサイト:こちら

◆ザスパクサツ群馬 ホーム戦スペシャルライブ
7月27日(土) 正田醤油スタジアム群馬 場外正面エリア(特設ステージ)
観覧無料
詳細:こちら


LACCO TOWER Profile

LACCO TOWERオフィシャルサイト
こちら

オフィシャルファンクラブ『猟虎塔』
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LACCO TOWER 公式レーベルサイト
こちら

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