1. 歌詞検索UtaTen
  2. 特集
  3. J-POP
  4. インタビュー
  5. BUGY CRAXONE
  6. 【インタビュー】BUGY CRAXONE、20周年を迎えてライブと曲作りについて語る

【インタビュー】BUGY CRAXONE、20周年を迎えてライブと曲作りについて語る (2/3)


20周年の節目を迎えて、今までを振り返る

――みなさん音楽やバンド活動は、すでにライフワークとして捉えているものだと思います。とはいえ、漫然と音楽活動を行うわけではなく、活動や創作を行ううえで、何かしらモチベーションとなるものを必要ともしているわけですよね。

ゆきこ:それはあると思います。バンド自体は20年間活動を続けてると言っても、メンバーはみんな40代頭の時期。バンドが渋くまとまるにはまだまだ早すぎるように、ここから新たな一歩をどう踏み出していけるかへ、今はすごく興味があります。

――そういう意識を持つようになったのは、やはり20周年が一つの良い機会になったのでしょうか?

ゆきこ:それは、すごくあると思います。20周年という区切りがなかったら、改めて見つめ直さなかったことは沢山あったと思う。実際、これまで過去を振り返ることはしてこなかったですからね。

これは笈川くんが言ってたことだけど、彼は20周年という一つの区切りを通し、自分がこの20年どういう気持ちで音楽を作ってきたのか。それぞれの時期に、どういう音楽に影響を受けたのか、それを自分はどう咀嚼してきたのか。そういうことを振り返りながら新しいアルバムを制作するにあたり、この20年間のキャリアの中で使ってきた機材を出来るだけ改めて使い直したそうなんです。だから『ぼくたち わたしたち』というアルバムは、過去と現在と未来がいっぺんに同居した作品になったんだと思う。

――20周年は、自分たち自身を振り返る良い機会になったようですね。

ゆきこ:こういう機会がなかったら振り返ることはなかった。20周年を通して振り返れたのはバンドにとっても良いきっかけになったなと思います。

――人は、卒業や退職でもしない限り、なかなかそれまでを振り返ることってないですが。音楽活動をやっていると、区切りの年をきっかけに、それまでを振り返る機会を得ていける。それって素敵なことだなと思います。

ゆきこ:きっと、そうなんだと思います。

ここ何年かで、物事を前向きに捉えていける自分になれれば、まだまだ反骨精神があることへも改めて気づけたように、それらを今回は明るく書こうと思いました。

歌詞から感じられるポジティブとネガティブ

――先にも軽く聴きましたが、アルバムへ収録した楽曲の歌詞へは、今の自分が思っていることや生き方などをリアルに投影していません?

ゆきこ:ここ何年かで、物事を前向きに捉えている自分になれていれば、まだまだ反骨精神があることにも改めて気づけたように、それらを今回は明るく書こうと思いました。

――ネガティブな感情をぶつけても、表現として、それはちょっと違うなという感じですか?

ゆきこ:そういうことをやってもしょうがないと思ってる。もちろん、悔しいとか悲しい気持ちも、自分を守っていくうえですごく大事だと思うんですね。そういう感情って、一人一人が会社や学校の帰り道や部屋の中で消化していれば、人前では、なるべく笑ってようと心がけていくじゃないですか。私も、そう。みんなの前では笑っていたい。



――だから歌詞でもネガティブな感情を匂わせつつ、どの歌でもしっかり前を向いた歌にしているわけだ。

ゆきこ:私は今、39歳。世代的に、上からも下からも挟まれています。若い世代に煽られれば、上の世代はどんどん大きくなっていく。この世代の人たちって、プライベート面でも、いろんなプレッシャーを与えられている。子育てもしながら親の面倒を見ていれば、下の世代からは「情けない」と言われ、上の世代からは「もっとしっかりしろ」と言われる。そこを超えなきゃいけないのが、今の年齢。だから、ただただ図々しくはいられないというか。そこの心情を今回は書きたいなとすごく思いました。

――どの歌もポジティブなのにネカディブな感情が見え隠れしてゆくのも、そこへ要因があったんですね。

ゆきこ:きっと年齢に関係なく、一人一人が自分と向き合いながら人生を生きている。それを、私は歌詞に書きたかったんです。

みんな小さい空間の中へギュウギュウになってまで集まるのって、あの空間の中、みんなでワーッと大騒ぎしながら、ライブが終わったあと「良かった」でも「楽しかった」や「最高」でも何でもいい、そうやって心を開放出来るからだと思うんです。

――『シャララ』は、北海道テレビで放送しているニュース番組の金曜日のエンディングテーマへ起用。これは、番組用に書き下ろした楽曲だと伺いました。

ゆきこ:そうなんです。私たちの地元である北海道のテレビ曲の報道番組のプロデューサーの方から「うちの報道番組の金曜日枠のエンディングテーマを書いて欲しい」という依頼をいただきました。曲を書き下ろすに当たって、番組のプロデューサーともお話をしたんですけど、そのときに言われたのが「うちは報道番組のように、けっして楽しいニュースばかりではなく、悲惨な事件だって流れます。でも、金曜日のエンディングで流れるからこそ、また来週頑張ろうとなれる歌にしたいんです」ということでした。そのテーマは、自分が『ぼくたち わたしたち』の中に描こうとしていたことと同じだったから、『シャララ』には毎日を頑張って営んだ人たちが、週末を休んで、また週明けから清々しい気持ちの自分で過ごせる自分になれるようにという想いを書きました。

――嫌なことさえも笑い飛ばしてやろうと。

ゆきこ:夕方の報道番組で流れるということは、その時間帯に家にいる人が歌を耳にするわけですよね。その人たちは、家で夕食を作っているのかも知れない。それこそ聞いてくれるのは、海やプールへ遊びに行ってど派手に気分を発散させようという世代の人たちではないと思ったんですね。そんな人たちの気持ちへ寄り添える歌に『シャララ』はしたかったんです。

次ページ : ライブを通じての思いとは?

■レーベルHP インペリアルレコード: http://www.teichiku.co.jp/artist/bugycraxone/

「たこやきレインボー」の共同生活&お金…

虹のコンキスタドールの熱い夏はまだ終わ…