映画「二度めの夏、二度と会えない君」に向けての音作り
--では話題を変えまして、今回は映画「二度めの夏、二度と会えない君」に向けての楽曲なので、いつものたんこぶちんの曲作りと何か変わったことはありましたか?MADOKA:そうですね、収録されている楽曲のほとんどが3ピースで楽器は演奏してます。ドラムとベースとギターしか楽器の音は入ってないっていうとこが、まず1番の変化だと思ってて。キーボードが演奏に参加してないって初めてのパターンです。
CHIHARU、YURI:うん
MADOKA:それが何だろう、CHIHARUがブースにいないっていうか、一緒にレコーディングをしないって言うこと自体がちょっと寂しかったっていうのもあるし。逆に、音として聴いた時は、たんこぶちんの音でこれだけシンプルで1つ1つの音がよりハッキリ聴こえてくるっていうのが逆に新鮮で。そこは1番大きかったところかなと、演奏してて感じました。
YURI:それに映画の「Primember(プライメンバー)」は高校生役なんですよね。でも私たちもう22じゃないですか、そしてバンド歴も10年だし。それを考えたら、今まで馴染みのあるビート感でやってしまうと、3人でやる時に”重くなってしまうな”って意識があって。そこは高校生だし、そういうノリじゃないけど、疾走感とか、前に前に行く感じを出せるようにしなきゃ、というのは凄い3人とも意識の中にありました。
MADOKA:うんうん
YURI:私個人的にいうと、ギターがいつもリードを弾いてるんですけど、今回MADOKAがピンボーカルになったので、全部1曲の中でをコードも弾くし、バッキングも弾くし、リードも弾くしみたいなこともさせて貰いました。初めてだったので、凄いこのレコーディングは緊張しました。
でも、それを通して今後MADOKAがピンボーカルでやれるバージョンもたんこぶちんで出来るんじゃないかっていうのも気付いて。今後、というか近くでいくと、ワンマンライブで披露できるんじゃないかなって思ってます。
--詞作りの部分で何か映画のことを意識された部分とかありますか?
MADOKA:制作の間、私は映画で演じるっていう準備もあったんですね。もちろん日々の日常の生活も並行してやっているなかで、詞の制作をしていました。もちろん映画のことを考えてっていうのは大きかったんですけど、その詞を書くっていうことではそのいつもの制作の時とさほど変わらず、自分の等身大のことを入れられた感じはすごく大きかったです。
さっきの話しじゃないですけど「あーやっときゃよかったなとか」その細かい部分であったりとか、自分のマイナスな面とかそういうところを曲にして、もっと色んなこと。良くなっていきたいっていう思いとか、そういう事を詰め込む事をやってました。
だから、この曲が、聴いた人に寄り添えればいいなと思って書いてるし、映画でもその自分の等身大っていう部分も出せたので、このタイミングでこういう制作が出来てすごく良かったなって思ってます。