夏を代表する花って?
夏を代表する花と言えば「ひまわり」と答える人が群を抜いて多いのではないでしょうか。そしてタイトルに「ひまわり」と言う単語が入った歌は、明るい歌が圧倒的に多いでしょう。しかし、涙無くしては聴けない「ひまわり」があります。福原美穂さんの名曲「ひまわり」です。
彼女は和田アキ子さんとコラボしたり、業界内でもかなり評価の高い歌唱力の持ち主ですが、この曲は、そんな彼女の実体験を元に作られました。
福原美穂の「ひまわり」
-----
誰かが忘れた君の名前も
私はここで呼び続けてる
君がいなくても地球は回る
私にはある 「明日」がある
ずっと ずっと 君に会いたい
私が見た光全部見せたいな
君より大人の私を笑うかな
遠くなる 手を伸ばす はかない夢
-----
歌詞を読むだけで思わず泣いてしまう人は、実際に福原さんの歌声に乗せて聴くときは号泣してしまうので、必ずハンカチとティッシュのご用意を。
因みにこの曲は、福原さんが兄の様に慕っていた幼なじみが交通事故で亡くなってしまい、その彼を忘れないようにするために作ったのだそうですが、この曲を聴くと、私自身も今はもういない大切な人を思い出します。
大切な人って…
不思議なもので、大切な人が亡くなると、しばらくの間は、まだその人が元気でいるんじゃないか、その内電話してきたり、ひょっこり遊びに来るんじゃないか…そんな風に思ってしまいう日々が続いたりします。でもふと我に返ると、ああ、あの人はもう居ないんだ…と打ちのめされる。
会いたいのにもう二度と会えないって自覚してしまうのが、よりいっそう悲しかったりしますよね。
私も大切な人にもう一度会えるなら、少しだけ大人になれた自分を見てもらいたい、生きている間に出来なかった事を、出来るだけやってあげたい…そう思います。
亡くなった人達の凄い所は、生きている人間がどうしようもなく追い詰められた時に、必ず思わぬ形で現れてくれる所だと思うのです。
例えば、自分の生から逃げたくなった時に亡くなった人の悲しそうな顔がパッと思い浮かんだり。
だからこそ生きている人間は、亡くなった人達が悲しい顔をしないように、楽しく生きて行きたいものですね。
TEXT:rie-tong