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「ブラッククローバー」OPを歌う感覚ピエロ、初シングル『#HAL』の楽曲制作秘話!【インタビュー】 (1/2)

11/22に初シングル「#HAL」をリリースする感覚ピエロ。楽曲制作秘話や独自のスタイルを貫く音楽活動について、横山直弘(Vo&Gt)と秋月琢登(Gt)のお二人に語っていただきました!

感覚ピエロ、結成4年で初めてのシングルCD「#HAL」をリリース


──11月22日にリリースされるシングルについてお聞きします。タイトルが「#HAL」というんですが、このタイトルの意味を教えていただけますか?

秋月:意味・・・実は、シングルのタイトルの意味はあまりなくてですね。この「#(シャープ)」もハッシュタグみたいと言われるんですけど、実はそうでもないんです。僕がいつもジャケットを作るんですけど、ジャケットの絵を見ながらタイトルが浮かんだりするので、インスピレーションで付けました。「#HAL」というタイトルは意味合いというよりは、ニュアンス・雰囲気で付けたという感じです。

──「ハルカミライ」と掛けたわけではないんですか?

秋月:よく言われるんですけど、実は全然掛けてないです。しかも秋・冬にリリースするのに、「#HAL」っていっても(笑)

横山:スプリングじゃない(笑)

──そうなんですね。今回この3曲をシングルとしてリリースするということには意味があったりするんですか?

秋月:僕らは結成してもう4年経つのに、シングルで作品を出すのが初めてなんですよ。実は今までシングルをあまり出したくなかったというか。シングルって難しいじゃないですか?2〜3曲で僕らを表現するって結構難しいなぁと思いながら、いつもミニアルバムとかばっかりリリースしていました。
でも、今回は週刊少年ジャンプ連載の「ブラッククローバー」というアニメのオープニングにさせてもらうことが決まって、「どうせだったらこういうタイミングで1回出すのもアリかもねぇ」みたいなのをメンバーとも話してっていうのが発端ですかね。

──今までもタイアップを結構やってきていますよね。


秋月:そうですね。ドラマ・映画・ゲーム、ひと通りさせてもらっています。

アニメのタイアップに大抜擢!

──アニメのオープニングということで、他に何か気持ちの変化とかはありましたか?

横山:シングルになって良かったなと思うのは、アニメのオープニングなので、僕達に興味がなくてアニメをただ純粋に見ている子達が「あぁこの曲かっこいいな」ってなった時に、手に取りやすい形ですよね、パッケージにしてお店に置いてある。そういうユーザーが増えていくことに、今回のシングルは意味があるのかなと、個人的には思います。

秋月:アニメの始まる時間も夕方とかなので。僕らが小学校・中学校とかの時に聴いていた、本当に今やアニソンといわれる青春の1ページみたいな曲になって、そういうのがCDショップとか手軽なところにあるのはいいですね。

──なるほど、ありがとうございます。では、その「ブラッククローバー」の印象を教えていただけますか?


秋月:印象、そうですね。「ブラッククローバー」はもちろんずっと知っていて、改めて今全部出ているのを読ませていただいて、週刊少年ジャンプの中でも今は稀に見る王道なストーリーというか。主人公がいて魔法とかファンタジー要素があって進んでいくみたいな、僕らが思う結構「ザ・王道」のアニメかなと思っています。
その中に仲間がいて、友情があって、ちょっと恋愛要素もあってみたいなところも。あとは、第一期のオープニング、このアニメが始まる「顔」ですよね。僕らがそこを担当させてもらうにあたって、やっぱり暗い楽曲にはしたくないなというのがありました。前向きな、この先の未来が続いていくようなイメージで「ハルカミライ」というタイトルが出てきました。
歌詞も、ちょっと背中を押せそうな、エールになるっていうのを思って書きました。

初期の感覚ピエロを感じさせる「ミステリアスに恋をして」

──ありがとうございます。個人的には2曲目「ミステリアスに恋をして」が好きなんですけど。この曲もこだわりがありそうですよね。

横山・秋月:(笑)

秋月:(横山さんに譲るような手ぶりで)これはどうなの?

横山:あのね、3曲目の「0になって」は、もともとサビをちょっと洋風のメロディにしてみよういう意図があって作ったんです。それに対をなす感じで、2曲目の「ミステリアスに恋をして」は、ちょっと和っぽいメロディをつけてみようって思ってやったんですよ。ただこれね、作詞が・・・

──ふふふ(笑)


横山:だいたいいつも、感覚ピエロの制作スタイルって、曲を作った時に仮歌(かりうた)を乗っけるんですよ。めっちゃ適当な「横山語」みたいなのをのせていて、それに対して歌詞を後で付けていくんです。仮歌詞の時点でサビ頭の「ゴメンナサイ」っていうワードが元々入っていて。今回そのワードは生かそうやと。じゃぁ「ゴメンナサイ」から話を作っていって、「せーの」で歌詞を出してみようと。
僕とたっきーさん(Ba.滝口)と一緒にやろうやと言ってバンと出したんです。そしたら、たっきーさんから出てきた歌詞は、僕が歌っていた仮歌のメロディや譜割りをフル無視で書いていて(笑)

秋月:平たく言えば、ダサかったですね(笑)

横山:それで改めてちょっとメロディを作り直したんですよ。AメロとかBメロとか。ほんなら、作り直したメロの方がいいなって話になって。でももともと僕が出した歌詞の最後にあった「ミステリアスに恋をして」っていう一文をみんなすごく気に入ってるから、もう1回この歌詞を下地に書き直しますわっていう、すっげぇややこい感じで完成しました。

秋月:そうなんです。AとBの2つが出てきて、両方何か欠けてるみたいな。ちょっと惜しい。ないところ持ってるから、もう足しちゃえみたいな。そしたらガチっと良くなったというか。

──そんな苦労が隠れていたんですね。


秋月:そうですね。この曲は僕らも、メロも歌詞もなんですけど、楽器陣も割とやりたいようなもの。あんまり考えず、初期衝動じゃないけどね、普段しないような。久々に、俺らが2013年結成した時くらいに作りそうなスタイルです。

──ライブでやると、と「おぉー!」となりそうな気がします。

秋月:ちょっとこれもスルメじゃないけど、聴けば聴くだけ好きになってもらえるんじゃないかと。

横山:今回の「#HAL」では「ミステリアスに恋をして」を入れることが「めっちゃええんやろうな」と思いながら入れてます。渾身の3曲を詰めたつもりだから。うちのバンドは秋月がどちらかというと誰かの背中を押すとか、誰かに訴えかける歌詞担当で、僕は男女のことしか書けない(笑)

秋月:また特にドロドロのね(笑)

横山:ドロドロのね(笑)

──「ミステリアスに恋をして」が気になっている方も結構いますね。

秋月:そうですね。特に「ハルカミライ」はアニメでももう流れていますし、世に出る機会が多い楽曲だと思います。むしろ俺らのこういう一面も聴いて欲しいので。やっぱりここもね、見て欲しいよね。

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Vo & Gt - 横山直弘 Gt - 秋月琢登 Ba - 滝口大樹 Dr - アキレス健太 爆発力のあるサウンドと、挑発するような楽曲を武器に活動するロックバンド。 2013年大阪にて、横山直弘(Vo/Gt)、秋月琢登(Gt)、滝口大樹(Ba)、アキレス健太(Dr)によって結成された。秋月が代表を務める···

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