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言葉が通じなくても何にしても全員に聴いてほしい。LITTLEの変わらない想いと新境地【UtaTenインタビュー】

前作アカリタイトル1から1年半。曲作りへの変わらない想いと新たな製作の姿勢が詰まった待望のアカリタイトル2が8月12日にリリース! 決してブレないまっすぐな想いがひたすらカッコイイKICK THE CAN CREWのメンバーでもあるLITTLEにUtaTen独自のインタビューを行いました。

2015年8月19日

Interview

愛香


前作アカリタイトル1から1年半。曲作りへの変わらない想いと新たな製作の姿勢が詰まった待望のアカリタイトル2が8月12日にリリース!
決してブレないまっすぐな想いがひたすらカッコイイKICK THE CAN CREWのメンバーでもあるLITTLEにUtaTen独自のインタビューを行いました。
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【アカリタイトル2について】


Q.1年6ヶ月ぶりのアルバムとなりましたが、この1年6ヶ月はどんな期間でしたか?

LITTLE:今までLITTLEとしてのソロ作品は4年空いたりというのが多かったので今回は割とスパンが短かかったんです。その間にもMCUとのULというグループでもアルバムをリリースしたり、アスタラビスタでもアルバムを出しているのでここ最近はコンスタントに作ってる状態で。まぁ早かったかなぁ。
去年はKICK THE CAN CREWのライブもあったり、やれることは全部、機会があればある分だけやっていこう、制作意欲があるならそれをちゃんと全部歌詞にして作品に落とし込んでいこうという感じでした。思っていたことをそのまま音源にできているような環境だったと思います。



Q.アカリタイトル1を去年リリースされた時は2を意識していたということですが、2を出すことが実現した今どうですか?

LITTLE:今までは〝何年か振りのアルバム″というのが多かったんで、いつも改めて名刺代わりの曲がアルバムの1曲目とかにあってマイクものというか「俺はこんだけラップがすげぇんだぜ」みたいなそういう曲を入れてきたんですけれども、ようやくここに来てそうじゃない奥行きのあるアルバムを作れるようになったなっていう感じですね。
今回はソロ以外のグループだったりも含めてコンスタントにリリースできてる状況だったので初めてセカンドアルバムみたいなものを作れたなっていう気がします。



Q.アカリタイトル1の時は2012年くらいからアルバムを作ることを考えていたそうですが、今回アカリタイトル1に入りきらなかった曲が入っているなんてことはあるんですか?

LITTLE:1曲だけすごく昔から歌ってる歌が入っているんですけど…「七月の海月」ってやつがそうで。
前のアカリタイトル1よりもっと昔の6年くらい前の曲で、ライブでは何度か歌っていた曲なんですが、今回夏のリリースだったのでようやくあの曲を入れれる日が来たなっていう感じでした。



Q.今回のアルバムでコラボしたアーティストさんとの印象に残った化学反応みたいなものはありますか?

LITTLE:MCUとは20年くらいの付き合いになるんですけど新鮮でしたね。
単純に人の歌詞で歌うってこと自体あんまりラッパーはしないと思うんですけど、この関係値ならありだろうと思いまして。でも思ったよりクセが強いというか、いつも横にいて自分にも馴染んでるはずなのにやってみるとすごく難しかった。もちろんMCUが書いた歌詞の感じを生かしながら歌うんですけど、ある程度は自分の中に落とし込むようにやっていてもなかなかクセが強くて。人の歌詞を歌ってるなって感じになっちゃって何度も歌い方とかを変えたりしましたね。ディレクションされながらも俺はもっとこういう歌い方がしたいってことをディスカッションしながらのレコーディングをやってみて新鮮でしたね。



Q.その「tenohira」を初めて聴いた感想はいかがでしたか?

LITTLE:すげぇ歌を歌わせるなって思った。(笑)
MCUのセツナソングスの共同作業者でもある北浦(正尚)さんが今まで作ってきた方向の曲をやると聞いていたので、まぁある程度はこういう感じだろうなとは思ってたんですけど、「あぁ、これを俺が歌うのかぁ」と。なかなかハードルが高いなと思いましたね。
自分ではあまり作らないタイプのものだったので良い経験でした。



Q.今回のアルバムはLITTLEさんのファンに限らず、幅広い人に聴かれるような曲ばかりという印象だったんですけど、今回特にターゲットとしている層とか訴えかけたいところはあるんですか?

LITTLE:初めて作ったシングルCDの表題がラブソングだったんですけど、当時ヒップホップでラブソングを歌うことはほとんどなくて、なんか漢字4文字!みたいな曲ばっかりなそんな時代だったんです。その時に周りの人からはそんなの誰も求めてないというか、届かないとかすごい言われたんですよ。
その頃から変わらず今でもそうで、ラップだからラップの層にとかヒップホップを好きな人に届けるとかそういうんじゃなくて、できたら全員に聴いてほしいじゃないですか。言葉が通じなくても何にしても。インディーズの頃からそういう作り方をしてきたんで、この層にっていうか全員にって思ってずっとやってるって感じですね。
人とか層に合わせて作るのってそんなに自分らしくないっていうか。作り方だったり細かいものの言い方だったりそれこそスキルとかで何か届けられるものがあると思うので、トピックから楽曲のテイストを寄せるというよりは世界中の人に届けって思ってずっとやってる感じですね。


【楽曲について】
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Q.今回のリードトラック「Beach Sun Girl feat.Una」はmihimaruGTのmiyakeさんのトラック提供だったりfeat.Unaさんだったりとても楽しそうなメンツなんですけど、このふた方は普段から交流があるんですか?

LITTLE:そうですね、miyakeくんも割と昔から知ってるし、Unaもアスタラビスタっていうグループで一緒にライブしたりしてたので割と付き合いはあります。
(Unaとは)去年石垣島のライブで一緒になった時に海辺であの子がいるところとか見ていたから沖縄の子っていうのもあるし、夏の元気な子というイメージもしやすかったと思います。



Q.実際MVの撮影とかはいかがでしたか?

LITTLE:Unaはすごく単純に人としていい子なんですよ。昔から育ちが良さそうな感じがしてて、気を使ったりできる子。こっちもすごく楽でした。(笑)
(MVの撮影で)一緒に江ノ島に行ったんですけど、沖縄の子なんで…ちょっとびっくりしてました。
これ、泳ぐんですか?みたいな(笑)。



Q.1曲目「バルバロイ」についてです。このタイトルの意味は”ギリシア人以外”っていうそのままの意味のバルバロイなんですか?

LITTLE:そういう異端なイメージというか。
自分のことに置き換えると、やっとラップもヒップホップも市民権を得たような気がしてたらすぐまたマイノリティーになるっていうか。そんなに多数派にいたことがなくて。
自分が何を言っているかというのが人に伝わらないっていう感覚を持ってる人っているんだろうなぁって。それで黙っちゃったり、言葉を曲げてしまったりってことがほとんどだと思うんですけど、そのままでまあまぁ頑張ってると、どこかに通じるタイプの人もいるよっていう。そのクラスにはいないだけで。その学校にはいないだけかもしんないし。



Q.始めの「同じ格好 同じランドセル 名前だけがキラキラしている」というのは?

LITTLE:今の子たちの名前個性的だけど、個性的な名前つけて一緒になってるよみたいな感じ。
今の子たちを見ながら、みんな普通の子なんだけど名前だけすげぇなと思って。そんな突飛な名前つけてんのにランドセルは一緒なんだなって思ったりもするし。



Q.前回のアルバムの中の「FANKY ウーロンハイ」に続いて今回6曲目に「Check it 拉麺」が入っていますけど、”飲みすぎた後のラーメン食べたくなる”あの感じですか?(笑)


LITTLE:(笑)。そうですね、Taichi Masterともずっと曲を作ってきてるんですけど、もうTaichi Masterとは好きな食材の話をするだけの関係なのかなって。_(笑)
アルバム出すたびに一個は好きな食材の話をしようって話になって、そういうのを初めての人に頼むのって失礼だなと思ってTaichiくんにお願いしてるっていう。
(彼とは)意図が伝わりやすいというか。すんごいテキトーな感じで言ってもOKって感じでもってくるし、そんな感じなんです。



Q.ちなみにラーメンは味噌派なんですか?

LITTLE:札幌ラーメンに関しては味噌です。(笑)



Q.続いて7曲目の「アイデアル」についてなんですけど、LITTLEさんこういうデレデレ系の歌詞書かれるんだなぁって。


LITTLE:そうですか!割とラブソングは多いタイプだけどちょっと直接的だったなぁと思います。
トラック作る時も、ビート抜いてくれとかいうのも極力やめてくれって。恥ずかしいから。
さらっと歌ってる方がいいんだって言ってるのに「スーーッ」とか音を止めたりするんでやめてくださいって、すんなり先に行かせてくださいって。(笑)
照れ感についてはかなりエンジニアの人とも話し合って”このぐらいの照れ感がいいんだ”っていう歌い方をやれましたね。クサいこと言うところは早口でバァーーって歌いきってみたいな。
ライムとフローと照れみたいなのをレコーディングに持ち込んでくるので(笑)ニュアンスがすごく大事な曲だなぁって思いますね。



Q.9曲目「Generation R feat.SIMON JAP,MISTA O.K.I」の制作風景について教えてください。


LITTLE:もう二人ともバッチリというか。二人はここ二年くらいの間に改めて憧れたラッパーで、先輩と後輩だけど見て”カッケェ”って思うっていうか。自分が中学生の時に聴いたらラップ始めちゃうなってそういう憧れる要素を持ってるなぁって。
ラップやってるけどもう一回憧れるって、なんかいいじゃないすか。片や先輩のO.K.I君だったり片や後輩のSIMONだったりするんですけど、わぁ~やっぱかっこいいって思ったので単純に一緒にやりたいなって思って、せっかくだから自分が日本語のラップに憧れた時代の話をしようって感じでした。



Q.10曲目「ドラマツルギー」はどんな気持ちで書かれた曲なんですか?

LITTLE:歌詞でも言ってるんですけど、ほんとにエンディングテーマ。映画の最後のエンドロールのイメージでというか。
冬の終わりって春の訪れっぽいけど、夏の終わりって終わりっぽいというか、秋の始まりだぜぇとはならないわけで、一つの物語の終わりとして朝方の海をイメージして書きました。
なんかザックリとしたテーマがあるようで無いのかわかんないけど、「バルバロイ」だったり「七月の海月」だったり、そういうものを踏まえた感じで自分の役割とか居場所とかの話をしているわけだけど、役割を演じ終わってやっとセリフじゃない言葉を言うみたいなイメージですね。



Q.「バルバロイ」も「ドラマツルギー」も難しいタイトルで意味を知ってもつながらなかったのが、今わかったような気がします。


LITTLE:たいていマンガから頂いたもので、賢くはないんですけど。(笑)



Q.このアルバムを通してのテーマみたいなものは?


LITTLE:自分の中では”こういうポップスがあったらいいな”って思って作ってる感じなんですよね。
今回はヒップホップだったりカルチャーよりは、俺は韻を踏むのが好きだし、ライムに関しては自分の中では自分が一番すごいと思ってやってるから、ラップのフロー、ライムの中でやってきたし。みんなもそうだけど、ポップスの中にどれだけ落とし込めるかみたいなのをスムーズにできればいいなって。
気持ちいいものを作ろうって。



【最後に…】

Q.今回のアルバムの中で一番気に入ってるフレーズはなんですか?


LITTLE:なんだろう。今一瞬「サッポロ一番No.1」が出てきたんすけどそれは別に気に入ってはないなぁ。(笑)
「中坊の俺は八王子タワー」(zeebrasさんから引用)ですかね。なんか好きなフレーズです。



Q.UtaTenを見てくれてる皆さんに一言お願いします!

LITTLE:ラップとしてもちろんいいんですけど、良い曲もたくさんあるので単純に構えないで是非聞いてください。


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LITTLEさんはインタビューを通して自分の気持ちと改めて向き合うというという次元ではなく、確固たる想いを持っていてそれを表現しているのが歌であって、それをさらにLITTLE世代よりも若い人たちやヒップホップに普段触れない人など多くの人に届くように伝えてくれているという印象を受けました。

KICK THE CAN CREWの中でもクールで不良感が強いLITTLEさんですが、想いを伝えるという手段として歌を作っている以上しゃがんででも相手がわかるまで伝えるという愛を感じました。
“日本男児ここに在り”といったジャパニーズヒップホップの原点のような魂がこもったLITTLEさんが紡ぎ出す言葉のひとつひとつを、時間をかけて聴くそれぞれの人が自分の中に落とし込んでいってほしいです!

INTERVIEW&TEXT:愛香

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■■リリース情報
『アカリタイトル2』
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2015年8月12日(水)発売
¥2.759+税
TKCA-74238
収録曲:
1. バルバロイ
Sound Produced by 千晴
2. Bad Boy 武士
Sound Produced by SHOGO
3. Beach Sun Girl feat. Una
Produced by Mitsuyuki Miyake
4. 七月の海月
Sound Produced by SHOGO
5. tenohira
Produced by Masataka Kitaura, MCU
6. Check It 拉麺
Sound Produced by Taichi Master
7. アイデアル
Sound Produced by Tha Under Stars (副島SHOGO & 今泉タカシ)
8. おはよう~おやすみ feat. SONOMI
Produced by Shingo.S
9. Generation R feat. SIMON JAP, MISTA O.K.I
Sound Produced by SHOGO
10. ドラマツルギー
Sound Produced by MAST

CDショップ別オリジナル特典:
(タワーレコード)
特典応募コード付きオリジナルポストカードA
※応募特典:WARAZI “ビーチサンダル”(「Beach Sun Girl feat. Una」のMVにも登場)を抽選で10名にプレゼント
(TSUTAYA)
特典応募コード付きオリジナルポストカードB
※応募特典:LITTLE直筆サイン入りポスターを抽選で10名にプレゼント

■Amazonで購入

■■INSTORE EVENTS

◼︎8月23日(日)
アカリタイトル2リリース記念 ミニライブ&サイン会 ゲスト:Una
場所:タワーレコード新宿店 7F
時間:21:00~

◼︎8月30日(日)
アカリタイトル2リリース記念 ミニライブ&サイン会 ゲスト:Una
場所:タワーレコード八王子店
時間:17:00~

◼︎9月5日(土)
アカリタイトル2リリース記念 ミニライブ&サイン会 ゲスト:Una
場所:タワーレコード渋谷店 1F
時間:18:00~


■■LIVE
◼︎9月19日(土)
MARUGAME GROOVE 2015
場所:ボートレースまるがめ場内
時間:OPEN10:00/START11:00(予定)

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