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15秒動画で話題の足立佳奈。何気ない日々の中で感じたこと事を曲にした『フレーフレーわたし』について【インタビュー】 (1/2)

「キムチ」というと笑顔になれる「キムチ~笑顔の作り方~」の15秒動画が中高生の間で話題沸騰。彼女自身も現役高校生ということもあり、同世代の人たちから高い支持を得ている足立佳奈。 8月に発売した1stシングル『笑顔の作り方~キムチ~/ココロハレテ』に続き、11月22日に足立佳奈は2ndシングル『フレーフレーわたし』を発売する。どんな想いで彼女がこの歌を作ったのか、あなたにそっと教えちゃいましょう。

夜中までテスト勉強をしていた時に、私の頭の中から聞こえてきた

──2ndシングル『フレーフレーわたし』は、テスト期間中に生まれた歌だと聞きました。


佳奈:そうなんです。夜中までテスト勉強をしていた時に、もう勉強するのが嫌になってきて。そのときに私の頭の中から聞こえてきたんです、「フレーフレーわたし」という歌が…。

──それがきっかけだったんですね。佳奈ちゃん、twitterに15秒動画をアップしてるじゃない。どれもが、普段の何気ない日々の中で感じたことを歌にしてるよね。

佳奈:アップした15秒動画は、どれも普段過ごしてる中で、パッと思い浮かんで歌ったものです。す。昔から、思いついたまま歌にすることは好きだったんですけど。twitterにアップするようになったのは、今年に入ってからでした。

──動画としてアップしている歌は、どれも15秒サイズ。それは、あえて狙いを持って?

佳奈:私、歌でいうサビメロしか思い浮かばなくて。だから今回の『フレーフレーわたし』も、YouTubeの応援企画でコラボさせていただいたkobasoloさんに協力していただいて一曲にしました。私の場合、自分の力で一曲丸々作り上げるにはまだまだ力不足なところがあるので、そうやってご協力していただきながら作ってます。

──twitterやYouTubeには、15秒動画がたくさんアップされてるじゃない。それだけ多くのストックがあるんだよね。

佳奈:15秒サイズの曲のストックはあるんですけど。どれもサビの歌ばかり。全曲丸々完成してるわけじゃないので、もし作るとしたら、そこから広げていかなきゃいけないからけっこう大変です。


「あっ!!」と思いついたとき、ボイスメモに歌を吹き込みます。

──『フレーフレーわたし』は、15秒サイズの歌をどのように想いを膨らませて書いたの?


佳奈:普段の生活でもそうですし、週末に東京で仕事をしていく中でも、悔しいことやつらい想いなど、言いたくても言えず胸の中に溜め込む気持ちっていろいろと出てきます。それでも、私は自信を持って進んできたんだよという想いをkobasoloさんのお力も借りつつ、自分なりの言葉でメッセージにしていきました。結果、歌ってても涙が出てくる内容の曲になりました。

──自分の歌で泣けるって、素敵なことじゃない?

佳奈:不思議な感じもあるんですけど。それだけ想いを歌詞や歌声に乗せた曲が出来たことは素敵だなと思っています。

──さっき、何気ない日常から歌が生まれると言ってたよね。

佳奈:はい。学校からバスで帰宅する帰り道とか美味しいご飯を食べた後などに「あっ!!」と思いついたとき、急いでケータイを取り出してボイスメモに歌を吹き込みます。それを家に帰って部屋へ戻ってからギターに乗せて形にし、それを動画に録画しています。それも、最初はその歌を忘れないよう動画にして残しておくために始めたことでした。

──たまに、街中で歌ってたりもする?

佳奈:します。しっかり声に出して歌わないと曲にはならないから、歩きながらスマホに向けて歌うんですけど、通る人たちに「この子、何やってるの?」と、ちら見されることはよくあります(笑)

──佳奈ちゃんは、自分の身近に起きたことを題材にしてゆくことが多くない?

佳奈:今は、自分の経験したことしか歌に出来ないです。でも、何時かは映画やアニメの監督さんのように想像の世界を作品へ投影していけるようになりたいと思っています。そのためにも今は、いろんな知識や経験を増やしていきたいです。


同世代を生きているからこそ共感を得てくれている人たちが多い

──今年8月に1stシングル『笑顔の作り方~キムチ~/ココロハレテ』を発売し、メジャーデビュー。佳奈ちゃんを取り巻く環境にも、いろんな変化が生まれてきています?

佳奈:学校帰りに歩いていると、他の高校の子から「佳奈ちゃんですか?」とよく声をかけられるようになりました。嬉しいのが、同世代だから、みんな変に気を使うことなく友達のように話してくれること。それが私も嬉しかったり力になったり、ときには刺激や勉強にもなります。ただ、高校も来年3月で卒業なので、「卒業まであとちょっとかぁ」と思うとやっぱり寂しくはなりますね。

──今は、東京と地元を行ったり来たり、正直通うのは大変じゃない?

佳奈:大変だなと思うときもありますが仕事で「今日は思うように上手くいかなかった」と落ち込んでも、学校へ行くと友達が待っていてくれる。地元には心落ち着く場所や普段の自分に戻れる場所があるから、そこがいいんです。最近は、東京にも落ち着ける場所や、一緒にいて安心出来る人も増えてきて、そういう場所や人が増えているのも嬉しいなと思っています。

──気がついたら、自分のいろんな居場所が増えている感覚だ。

佳奈:そうなんです。今は新しい出会いも多くて、その出会いの中でギュッと仲が深まる方もいれば、勉強になる方もいて、いろんな出会いを大切にしたいです。

──15秒動画を通しでのリアクションも多いと思うけど、それを通した出会いもあります?

佳奈:あります。「佳奈ちゃんと同じことを思ってた」という言葉や、「その笑顔を私も大切にしていきたい」「佳奈ちゃんのポジティブな考え方が、元気のなかった私を笑顔にしてくれたよ、ありがとう」などなど、いろんな言葉をいただくたびに、私も嬉しくて笑顔にしてもらっています。

──それだけ、自分と同じ想いを抱いている人たちが世の中には多いということだ。

佳奈:そう思ってもらえるのも、今、自分が高校生である環境が大きいんだと思います。高校に通っていなかったら出てこなかった想いもあるように、同じ高校生、同じ学生や同世代を生きているからこそ共感を得てくれている人たちが多いのは、私自身も感じていることですからね。

──佳奈ちゃんの歌は、自分を励ます言葉も多くない?

佳奈:多いですね。いろんな人たちから励ましてもらえることもありますけど、自分でも自分を励ましながら明るく頑張っていこうと何時も思っています。

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岐阜県海津市出身のシンガーソングライター。 2014年、LINE×SONY MUSICオーディションで12万5094人の中からグランプリを獲得し、2017年8月メジャーデビュー。 Twitter・Instagram・TikTok・LINEなどのSNSフォロワーが計130万を超え、リリースした楽曲のストリーミング総再生数は1億3500万再生を···

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