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ネット配信で頂点を取った男、大佐の正体が実は敏腕音楽プロデューサーだった!?【インタビュー】 (2/3)


若い子たちにまずお手本を見せられた

──大佐さんの周りの音楽仲間とかでも、Stager Liveをやられてる方って増えてきましたか?


大佐:そうですね、段々なんですけど増えていますね。やっぱり僕が個人的に思いがある場所なので、リターン云々ではなくて、ここで僕らの仲間にやってほしいっていうだけです。

僕36歳なんですけど、まあ今回はおじさんが1位獲ってしまったんですけど、若い子たちにまずお手本を見せられた。Stager Liveにも30代過ぎて音楽を諦められなくて活動してらっしゃる方とかもいるので、そういう方たちに可能性は無限大なんだよっていうのが見せられたので、どんどん仲間を増やしていって、これからはサポート側に回りたい、というのが僕の正直な意見ですね。

──いやもう、せっかくなんでまだまだ続けていただいて(笑)

大佐:ははは!(笑)そうですね。

──さっき仰っていたStager Liveは、音楽に対してフォーカスをしている配信サービスだなというのは、やっぱりお感じになられているんですね。

大佐:僕結構色んな配信者さんのところを拝見するんですけれども、「何かをしたいけれども何をしていいかわからない」という子が多いのは確かです。そして音楽をやられている方も多いんですけれど、自分の曲を演奏するのを配信していて、聴いてもらっていいねって言われたいっていう方って、やっぱこう足並みが揃ってしまうんです。

僕からしてみると演奏している姿だけではなくて、普段の色んな姿を配信している方のほうが面白くて、この子は逆になにがやりたいのかな?とか、色んなことを教えてあげたりとか、「やってみたらどうですか?」とか、結構僕は言うタイプなので実際に声をかけます。

僕の会社のスタンスも、今いる子たち全員を家族のように接しているので、ひとつひとつの何気ない出来事がその子たちのやりたいことにつながったりとかするんですよ。遊びとかもそうだし、食べるものでもそうだし。そういったひとつのエッセンスを、僕が声をかけることで、色んなまだ道が見つからない子たちにちょっとずつ見せてあげられたらなっていうのは思います。

──そうすると、Stager Liveって最初に配信する人って勝手がわからないから、家で一人でこうアプリに向かって話すぐらいしかできないと思うんですよ。そこを少し冒険して普通にさらけ出していく姿は、大佐さんからすると、可能性を見いだせるからすごいおもしろい配信になるんじゃないですか?

大佐:僕が配信を始めてからのこの3ヶ月で、中高生の子たちから「弟子入りしたい」っていう方が4名もいらっしゃって。今の中高生って、そう言うっていうのはかなり珍しいことだと思うんですよね。実際に受け入れるか受け入れないかはまた別なんですけども、そう言ってもらえたっていうことが一番よかったなと思ってます。

それが自分が配信して喜ぶよりももっと嬉しかったことです。音楽の業界って、特に日本は島国なので、結構仕事も先輩後輩の繋がりが影響していてチャンスもそんなに多くないと僕は思ってます。僕は日本の仕事は後輩に渡して、今海外で挑戦するっていう形でやっているので、同じようにどんどん若い子をフックアップしていきたいなっていうのが正直なところですね。

配信者に向けて、ちょっとしたアドバイス

──Stager Liveを今新しくやり始めた人たちとか、さっきの弟子になりたいですっていわれていたようなまだこれから色々伸ばしていきたい配信者の方に、なにかひとつだけ大佐さんから、「こうやったらすごいおもしろいよ」というコツみたいなものがあれば、ちょっと教えていただければ。


大佐:コツですか……。男性は飾らないことですかね。(笑)

──飾らない。そのままということですか?

大佐:そうですね。年齢にもよると思いますが、若いうちはかっこつけたいというのもすごいわかるんですけど、そこを我慢して飾らない。感情表現が音楽であったりとかもするので、そこをまず見せて、泣きたかったら泣けばいいと思うし。そこがこの音楽になったっていう過程を、多分一番リスナーさんは見たいと思うんです。

僕も曲を作り始めるときに、ちょっと思ったこととかを配信で話して、そこで見ていたリスナーさんが私もこういうことあったよっていうのを、色々エッセンスを取り入れながら曲を完成させるっていう配信もしたりとかするので、そういうところをリスナーさんとコミュニケーションをとっていく方が根強いファンがつくと思います。有名になったら制限しなきゃいけないところはもちろん出てくるんですけども。でもやり始めの頃はそこが一番大事かもしれないですね。

──女性に対してはどうですか?

大佐:女性ですか?そうですね、難しいところですが、思ったことを言った方がいいと思います。これはStager Liveというよりかは、この音楽業界で仕事をしている立場から言うと、見せかけだけで作り込まれていると、最初はファンはいっぱい出来るんですけれども一瞬で離れてしまうんです。

本当に長い目でファンをとりたいというのであれば、やはり素の自分を見せていくべきだし、そういうファンは結婚しても絶対ついてくるので。僕自身12歳から活動を始めて、いまだに当時からの応援してくださっているファンの方もいるので。そういう方が最終的に、例えば事務所をやめたとしても、自分をサポートしてくれるファンになるので。そういうファンを作ることが出来る配信をした方がいいのかなと僕は思います。

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