初恋の感情を歌う「ふわふわ」
──そんな恋をする橋本さんが、初恋の感情を歌ってらっしゃる「ふわふわ」を12月13日にリリースしました。曲をもらってからどのような感じで歌詞を書き始めていったのでしょうか。橋本裕太:まず一番最初に、曲の印象でちょっと可愛さとポップな感じと初々しさを感じたんですよね。そこから連想してタイトルから“ふわふわ”がぽって浮かんだんですよ。そして、その初々しさっていう部分から、初恋にいったんです。初恋って結構どうしていいかわからなくなったり、この子の事が好きでたまらないのにいざ面と向かって話すと照れてしまったり、想いを伝えることができなかったり。そういう感情が“ふわふわ”って言葉とリンクするなって思って、そこから広げて書いていきました。
──タイトル始まりだったんですね。
橋本裕太:そうですね。なんか、タイトルと初恋の感情が上手くマッチしてふわふわっていう風に至った感じですかね。
──歌い方も他の楽曲と違うような感じになっていますよね。可愛らしいというか。それも含めてレコーディングで意識した事はありますか。
橋本裕太:特に頭サビから入るので、ここで掴みたいなっていうのがあったんです。自分が言って頂いている“メルティーボイス”という感じをどう上手く表現しよう?という所で、何度もサビは録り直しましたね。
──「もしも君じゃない誰かと出逢っていたとしても」という箇所から、曲が展開されていますよね。ここに関しては意識した事に関してはどうでしょうか。
橋本裕太:全体を通してちょっと頼りないじゃないですけど、自分に自信のない男の子っていうに意識して書いていたんですけど、「もしも君じゃない誰かと出逢っていたとしても」からは若干強気と言いますか、“あの子じゃダメなんだ!”っていう想いを「きっと君を探すだろう」っていう部分とかに込めていたりして書きました。表向きの感情と、実際に思っている強い好きっていう気持ちを、ここで上手く表せたらなっていう風にしました。
──終盤では「今すぐその唇にキスしたい」って言っちゃってますよね。
橋本裕太:そうですね。(笑)ちょくちょくサビに行く前では、自分の欲望みたいなものを強く出しています。思っている事と、実際に自分が空回りしちゃっている事とかの対比をなるべく大きく描く事で、「ふわふわ」っていうのを上手く表現できるんじゃないかっていう所で書きました。
──結構、「キスしたい」っていう言葉はインパクトありますよね。
橋本裕太:(笑)「唇」ってあんまり使わないと思うんでどうしようって思ったりもしたんですけど、ここまで言っちゃった方が、本当の気持ちって伝わるなって思いました。
──「今すぐその唇にキスしたい」という箇所後、しばらく余白になりますがライブなどで披露したら、お客さんから黄色い歓声が上がりそうですね。
橋本裕太:そうですね。(笑)最初実はあそこの余白もなかったんですよ。でもちょっと余韻じゃないですけど、そこの間を作ることで皆さんそれぞれに感じていただけることがあるんじゃないかな?って淡い想いで楽曲も変えました。
──レコーディング中に変わっていった感じなんでしょうか。
橋本裕太:レコーディングをして、さらっと聴いてみた所でここにもしかしたらアクセントがあった方がいいんじゃないか?っていう事などを相談させて頂いて、意見を取り入れてもらったりとかしましたね。
──一緒に歌詞を描かれた中村さんとは、密に話あっていったのでしょうか。
橋本裕太:そうですね。どちらかというと意見交換という感じでした。中村さんも僕が書く歌詞の細かい所まで全部拾って解釈して、“ここはこの方が良い”っていう風に言ってくださったりもするんです。本当に中村さんのおかげで、より良い歌詞が出来たんじゃないかって思います。
「ふわふわ」MV
──「ふわふわ」のMVはとても可愛らしい出来上がりですね。
橋本裕太:ありがとうございます!登場して頂いた2人の掛け合いみたいなものが、可愛すぎて撮っているモニターを見ながら僕は頭を抱えていました(笑)
──初恋の歌とも捉えられますが、MVを見るとまた違った印象にも見えますね。
橋本裕太:僕は見守る役でしたね。MVで自分以外誰かと共演させて頂くのも初めてだったし、演技みたいなものをやらせて頂くのも初めてだったので、僕にとっても初めて尽くしで凄く楽しい撮影でした!
──今後も自分の役が試されるものをやっていこうって思いました?
橋本裕太:今回ので物凄く考えて精一杯やったので、これからもっ頑張っていかなきゃなって思いましたね。
──MVは自分でこうしていきたいみたいな思いはあったんでしょうか。
橋本裕太:基本的に監督さんの世界観の中に、入らせていただいた感じでしたね。元々、僕コーヒーが凄く好きなんですけど、今回コーヒーショップの店員さんをやらせていただいたんですよね。なので凄い面白かったですし、実際にバリスタさんに豆からコーヒーを作るやり方も直前に教えてもらっていたので、凄い勉強にもなって。それを実際にMVでも使わせて頂いたりしたので、ためにもなりました。
──コーヒーを入れるために、練習されたんですね。凄い!
橋本裕太:豆を煎って、液体にしてみたいな作業をずっとやっていましたね。