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橋本裕太、ニューシングルは初恋の感情を散りばめたラブソング【インタビュー】 (3/3)


pick up phrase

──橋本さんが「ふわふわ」の中で一番好きな歌詞のフレーズを教えてください。


橋本裕太:一番好きなフレーズは「君の事で頭がいっぱいなんだ」っていう所ですね。初恋に関わらず、恋をすればその人の事ばかり考えちゃったりしちゃって。例えば街を歩いていて、雑貨屋さんに入ったとするじゃないですか?そういうときに“これあの子が使っていたら凄く似合いそうだな”とか、洋服も“これあの子に着てほしいな”とか、何をしてでもその子の事を考えちゃうっていう心境が、凄く「ふわふわ」って言葉とマッチするなって」思って。なので、こういう気持ちっていうものも大切な恋心だと思います。今回全体を通して歌詞を書いた中でも、この子の思いがストレートに伝わってくる場所じゃないかって思うので。すごく大好きな歌詞です。


──“この洋服あの子が来たら可愛いだろうな”とか考えたりするんですか?(笑)

橋本裕太:いやいやいや(笑)妄想ですよ。



──でもそんなことを考えてくれていたら嬉しいですよね。
橋本裕太:僕もそんな風に思われてみたいです。


──やはり草食系なんですね。(笑)

橋本裕太:うーん。僕はどうやって仲良くなろうかなって考えちゃいますね。


──カップリングの「SLEEP」は、「ふわふわ」とはまた違ったテイストで制作されていますね。最初に楽曲をもらったときは、どう思いましたか?

橋本裕太:第一印象としては、楽曲もそうですし歌詞も幻想的といいますか、不思議な世界観を持っている曲だなって思っていて。捉え方は人それぞれいろんな解釈ができるんじゃないかなって感じましたね。


──この曲をもらって浮かんだ絵とかはありましたか?

橋本裕太:浮かんだ絵は、真っ暗な夢の中での現実逃避じゃないですけど上手く行かない現実の中で、夢に逃げたというか。人間ってみんな強くはないから夢でわかりあえる誰かと、ここでだったら二人で自分自身でいられるねっていう優しさみたいなものを、感じたりもして。


──現実逃避をして、妄想の世界に縋るっていうことはよくあるんですか。

橋本裕太:僕結構ネガティブで、夜になるといろいろ考えこんじゃうタイプなんです。気づいたら朝になっていることとか結構あって。そういう中で、ストレスの発散方法というか辛いことがあったときは、たくさん寝るっていうのが一番の発散方法だったんです。なので通ずる部分があるのかなっていう風に思うんですけど。聴いていくうちに、必ずしも夢の中がそのまんまの表現ではなくって、楽しいだけじゃない毎日の中で、心を許せる誰かと過ごしている時間っていうのを、夢の中っていう言葉に例えておきかえて聴くこともできるなって思いました。印象が変わっていった曲でもあります。


──この曲の中で一番好きなフレーズはありますか?

橋本裕太:「僕ら消せない悲しみを分かち合って喜ぶんだ」っていう所が、一番人間の弱さとか人と人との繋がりの大切さみたいなものを感じとれました。一人じゃいけていけないっていうのが、この2行で自分自身思い知らされたというか。そういう箇所でしたね。僕も、大切な人にもっと頼っていいんだよとか、誰かに頼られる存在になれればいいなとか、そんな風に気付かされた歌詞でもあります。



──深いですね。

橋本裕太:“悲しみ”と“喜び”の対比が凄く面白いなって思っていて。悲しみを分かち合っているのに、喜ぶっていう不思議な表現なのに、なんかわかるっていう。不思議だけど共感できる感じですね。


──カップリングに「SLEEP」と「冬」を収録した経緯はありますか?

橋本裕太:「SLEEP」に関しては、「ふわふわ」と対照的な曲調をどうしても持っていきたくて。自分でいうのもあれですけど、何かふわふわしたイメージって皆さん僕に対して持っていたり、思っていただいてたりもすると思うんです。SNSのコメントを通しても感じていましたし。なんか、そういう楽曲を3曲並べるとTHE橋本裕太みたいな感じになれそうな気がして。あえてギャップになりそうな曲を2曲目に持ってきた感じですね。


──3曲目の「冬」に関してはいかがでしょうか。

橋本裕太:「冬」に関しては曲自体、みんなで乗れるような曲ですけど、歌詞の部分で「ふわふわ」との差をつけました。それぞれの違った世界観をもった楽曲っていうのをコンセプトに選びましたね。


──サビはとてもつもなく切ないですよね。聴いていてグッときました。

橋本裕太:ありがとうございます。裏声からサビが入っているんですけど、そういうのって以外とあんまりないなっていう風にも思うし、地声と比べると弱い声じゃないですか。そういう声の部分でも、ちょっと弱気になっている男の子の心情と言いますか、そういったものが裏声始まりで表現できたらいいなって思いました。


──「どんなにどんなにありふれた愛情も当たり前じゃないことを 世界中で僕だけが知らずにいたんだ こんなにも寒い日に」という箇所がありますが、ここはどういった心境で描かれたんでしょうか?

橋本裕太:誰かに恋をする気持ちって他の気持ちと比べて凄い、自分ではコントロールができない気持ちだったりもして。その気持ちが、折れてしまったときって1回どん底に落ちるじゃないですか。世界中で今自分が一番不幸というか、辛いんじゃないかっていう所からネガティブ繋がりで、世界中で僕だけがこの今までの幸せだった環境に気付けずにいたんじゃないかな?っていう発想に繋がっていくんじゃないかってことで、この“世界中”っていう壮大な言葉を選びました。



──そうだったんですね。個人的にですが「何度もはねのけた毛布と粗雑に止めた目覚ましと」の部分にある「粗雑」という箇所の歌い方が印象的でした。鼻にかかっているといいますか。

橋本裕太:僕、この曲全体を通してその歌い方をしたんですよ。「ふわふわ」の次に聴いていただくと凄いあからさまに出ると思うんですけど、声のトーンを落としてというか。レコーディングをするときってブロックごとに録っていくと思うんですけど、この曲も最初はブロックごとで録音していったんですよね。だけど、この曲の場合まるっと録っていった方が感情の起伏や、流れだったりが大きく出るんじゃないかなっていう風には思っていて。なので、一発録りをした曲なんです。歌声から出る感情だったりっていうのを一番意識した楽曲でもあるので、そういう声の部分を言っていただけるのは凄くうれしいです。


──「冬」に関してはストレートな表現ではなく、遠回しな表現をされているなと思いました。

橋本裕太:この曲は、大切な相手がいない状況っていうのが前提にあって。なのでその人の事をくっきり連想させる言葉っていうのは、使いたくなかったっていうのがあったんです。声とか、ぬくもりとかってその人がいたころの思い出じゃないですか?そういう実際にいない人っていうのを表現する上で、絶対くっきりしちゃいけないなっていうのを軸において書きましたね。セリフとかも連想してくれたら嬉しいですね。


──「冬」の中からお好きなフレーズを教えて頂けますか。

橋本裕太:難しいなー(笑)一番は、「何度もはねのけた毛布と粗雑に止めた目覚ましと」っていう部分ですかね。本当に当たり前の日常じゃないですか?その当たり前の日常を技と切り抜いて、僕自身書いたので、より聴いてくれる皆にも当てはまる日常かなって。聴いてくれる人が“うんそうそう”ってうなずいてくれるような、共感できるポイント。そういうアイテムとして表現したので、そういうさりげない所を頷いて聴いてもらえたら嬉しいかなって思います。


──「冬」の歌詞を書くのにはどのくらいの時間がかかったんでしょうか?

橋本裕太:これ自体は相談をしながらって感じで書いていたので、何週間はかかりましたね。楽曲自体も実は、凄い前からあって、その時に書いた歌詞と新しいものっていうのを組み合わせたりもしました。全期間を通したら半年ぐらいは立っているけど、書いている期間だけを切り取ったら何週間かぐらいですね。


──歌詞を変えた所は具体的にどこなんでしょうか?

橋本裕太:2番のBメロですね。あと、2番のサビの部分っていうを変えました。冬リリースっていうのもあったので、冬を意識させるような言葉を入れたいなっていうことで「凍えそうな部屋」って入れたりもしましたし、「君はいないんだ」っていう部分で現状をはっきり言うみたいな感じにもしました。

最後に

──最後に「ふわふわ」のアピールとライブの告知をお願いします。

橋本裕太:今回「ふわふわ」は、誰かに初めて恋をしたときの“ふわふわ”と高まった感情を描いた楽曲なので、ぜひ皆さんの初恋を思い出してほしいです。もし、今恋をしている方がいたら相手の事を重ねながら聴いていただけたらなと思います。そしてカップリングもまた違った雰囲気の2曲になっているので、ぜひそこの違いみたいなものを感じてほしいです。あと、歌い方もこだわっているので注目していただけたら嬉しいです。2018年2月3日に、バースデーイベントを開催させていただくので、ぜひお祝いしに会いに来てください。



TEXT:愛香
Photo:片山拓

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