1. 歌詞検索UtaTen
  2. コラム&特集
  3. J-POP
  4. ゆず

ゆず「栄光の架橋」歌詞やタイトルに込められた意味とは?泣けるオリンピックテーマソングを解説

2018年2月から3月にかけて開催される世界的なスポーツの祭典といえば、平昌オリンピック、そしてパラリンピックです。4年に1度という瞬間には、たくさんの人の想いや願い、そして技が光ります。

アテネ五輪に彩りを与えたゆずの名曲


アスリート達のこれまでと全身全霊が注ぎ込まれる大会に、そっと彩りを添えるのは各放送局のオリンピックテーマソング達です。

2004年に開催されたアテネオリンピックのNHK放送テーマソングは、ゆずが歌う『栄光の架橋』。

体操男子団体総合の金メダルがかかった最終種目、鉄棒の演技中にアナウンサーの方が「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」と楽曲を連想させる言葉で実況したシーンは、この大会を象徴するような名場面となりました。

選手の背中を押す応援歌


公式テーマソングは、いわば勝負に挑む選手達への応援歌です。よく考えてみると日本のほとんどの人が日本代表として戦った事も、オリンピックに出場した経験もありません。

しかし、『栄光の架橋』はリリースから10年以上経った今も尚多くの人の心に宿り続けています。何故でしょうか?

それは、この曲がオリンピックに出場する選手の応援ソングという枠を超えた、人生の曲だからです。

”勝つ”や”頑張る”、”負けない”という強い気持ちの表現は曲中に1度も出てきません。それどころか、むしろ苦しかったり負けそうになった瞬間が切り取られています。

----------------
誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった
決して平らな道ではなかった けれど確かに歩んで来た道だ
≪栄光の架橋 歌詞より抜粋≫
----------------
----------------
悔しくて眠れなかった夜があった
恐くて震えていた夜があった
≪栄光の架橋 歌詞より抜粋≫
----------------

他人には見せないだけで、誰もが悔しさや怖さ、そしてもどかしさを感じる時があります。

もうダメだと思った時やくじけた時、やめる選択や他の道に行く選択も出来たはずなのに、それでも諦めずここまで進んできたのは、涙や迷い以上に譲れない何かが自分の中にあったから。

年月を経てもずっと人々を勇気づけてくれる楽曲


人を突き動かすのは、必ずしもプラスな感情や経験だけではありません。

栄光の架橋は、他人の目には映らない、自分しか知らない挫折や壁をも「悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある」と包み込んでくれます。良い時も悪い時もどんな歩みでも照らし、寄り添ってくれる、そんな1曲なのです。

一番のサビと最後でゆずは、こう歌っています。

----------------
いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある
だからもう迷わずに進めばいい
栄光の架橋へと…
≪栄光の架橋 歌詞より抜粋≫
----------------

まだ見ぬ未来への架け橋


架橋はどこかに進んでいく為の道で、ゴールではありません。架橋の向こう側には、まだ見ぬ場所があり、またその場所には先に進む為の新しい架橋があるはずです。

私達は、これまでもこれからも自分が行きたい場所に辿り着く為に幾つもの架橋を渡って行くのでしょう。過去の経験から、進む続けることや苦しい時期の意味を知っていても、歩いて行くことが嫌になったり、無駄に思える時があります。

そんな何も見えず迷ってしまった時でもこの曲は私達を見放さず、まるでコンパスの様に、それぞれの大切な架橋へと背中を押してくれます。

ゆずがかけた『栄光の架橋』は、14年経った今でも私たちの心の中にあり、気付けばどんな時も私たちをそっと勇気づけてくれるのです。

TEXT 柚香

▷ゆず北川悠仁 公式インスタグラム ▷公式サイト

この特集へのレビュー

女性

女小い

2019/10/27 13:32

サザンオールスターズワイングラスに海えた恋原優子
サザンオールスターズ栄光の男
サザンオールスターズ平和の鐘が鳴る
サザンオールスターズ天国オンザピーチ
サザンオールスターズ道
サザンオールスターズバラ色の人生
サザンオールスターズ蛍

MAYJwhenyouwishuponAstar
MAYJc

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約