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3回目のワンマイライブを大成功!「癒し系」シンガーベイビー☆KO-HEIの魅力とは?【インタビュー】

3回目のワンマイライブを大成功させて、MVとミニアルバムを作るためのクラウドファンディングも260%達成。今、勢いに乗っているベイビー☆KO-HEI。人懐っこい笑顔と、透明感のある声、一度聞いたら忘れられないキャッチーな歌…MCやツイキャスライブでは「楽しんで欲しいから」とサービス精神たっぷりに笑わせる、面白キャラが人を惹きつける。今まさに、ベイビーフェイスの「癒し系」シンガーが大人のシンガーに進化している途中…そんな発展途上のベイビー☆KO-HEIにインタビューした。


持ち歌ゼロ・客ゼロで始まったアーティスト活動

──ワンマンライブ、大成功でしたね。出演していたゲストのアーティストさんも「いいライブだった」と絶賛していました。

ベイビー☆KO-HEI(以下KO-HEI):今回のワンマンライブは生バンドで、セットリストもすごく考えました。というのも、初めて行ったワンマンライブでいろんな失敗をしてしまったので…(苦笑)。そういう失敗を経て、今回のワンマンライブはお客さんもとっても楽しんでくれてる!って実感できました。みんなの笑顔が本当に嬉しかった。「カラフルレイン」で、やりたかったんですよ。ドームとか武道館で、右側行ってアリーナ!っていうと右側のアリーナ席の人が手を振って。2階席〜!って呼びかけるとみんなが手を振ってくれるやつ(笑)。

──「カラフルレイン」でみんなが手を振ってくれるのを、満面の笑顔で見ながら歌っていましたね(笑)。歌っていてとっても楽しそうでした。

KO-HEI:渋谷STAR LOUNGEはもちろんドームよりずっと小さいけど、すごくいい空間でした。それに、僕、活動を始めた頃、ほんっとにお客さんゼロで…その時は自分の歌も1曲もなかった。歌ってもただ茶化されるだけ。なのに、3年経った今、自分のことが好きで、自分の作った歌が好きで集まってくれる人がこんなにいる…すごく嬉しいです。泣かないって言ったのに泣いちゃいました。

──毎回、ワンマンライブは必ず泣いてらっしゃいますよね(笑)。KO-HEIさんはいつ頃から音楽の道を歩み始めたんでしょうか?

KO-HEI:子供の頃おかん(お母さん)にスナックに連れて行かれて歌っていたんですよね。で、僕が歌うのをみんなが見て、笑っていることに「楽しい!」と思ったんです。特に好きなアーティストはなく、おかんの影響で昔ながらの音楽が好きで…いわゆる懐メロはよく歌っていました。

──小さい頃から周囲を楽しませる性格だったんですね。学生時代は音楽は?

KO-HEI:サッカーを大学までやっていて、学生時代は音楽を特にやっていたわけではなかったです。子どもの頃は愛知県選抜に選ばれて高校もサッカーで入って…大学でも続けました。4年生の頃、カラオケパブでバイトを始めたんです。そこで歌うとみんなに褒められることに気づいた(笑)。

──なるほど、そこで初めて「自分って歌、うまいのかな?」と気づいたわけですか?

KO-HEI:そうそう(笑)。「いい声してる!」って褒められるわけですよ。僕の歌を聞きに来てくれるお客さんがいた。歌ったら自分の歌を聞きに来てくれる、お客さんが来てくれる、そんな幸せなことあるんだ!って。歌を歌うのがめっちゃ好きになりました。清水翔太さんが流行り出した頃で「HOME」など歌っていましたね。

──でも、そこですぐに音楽の活動を始めるわけではなくて…それからまた時間が空くわけですよね?

KO-HEI:はい。大学を卒業して…アパレルのお店で働いていたんですけど、25歳の時に、以前のバイトの時の思い出がすごく強く心に残っていて、歌を歌って喜んでもらえたことが忘れられなくて…。諦めきれず、東京のお店で働きながら音楽をやりたいんです、と社長に頼みました。仕事とともに音楽と両立したいと思って決心しました。いずれは、音楽一本で食べて行きたいですね。

──なるほど、音楽の道を目指す人の中ではかなり遅れたスタートですね。

KO-HEI:そうなんですよ。でも諦めたくなくて。まず、アーティストの養成所に入った。オーディション受けると、もちろん上手くないから…初級の上くらいのグレードからスタートになったんですね。で、自分で養成所の「辞めどき」を最初から決めていたんです。グレードの一番上に行ったらやめようと思っていました。そして、1年半で一番上までいったんです。

──1年半で?それは相当努力されたんですね。

KO-HEI:いい先生に巡り合ったことがよかったんです。音域も広がって、いろいろな歌を歌えるようになりました。先生によって、違うなあと実感しました。自分の声を活かせるようになったのは、その先生に教えていただいたからだと思って感謝しています。…で、養成所ですが、年齢も若くないし、ここからプロになるのは無理だろうと…きっぱり辞めました。

──自力で、道を開こうと模索し始めたんですね。

路上ライブに100人集まったけど



KO-HEI:そう。自分でいろいろ調べて、まず路上ライブをやろうって思いました。当時、2012年くらいかな?今よりも路上ライブをやる人が少なくて。最初、自分の歌を他の人に聞いてもらったことがないことが恥ずかしくて…仕事の後に夜中の2時から4時まで2時間、豊洲でやっていました。

──え!?夜中の2時から4時ですか?そんな時間に聴いてくれる人、いるんですか?

KO-HEI:それがね、毎日やっていたら、近くのショッピングモールの飲食店のお兄さんが見に来てくれて。他にお客さんも連れて来てくれたんです。「いいね!お兄ちゃん!絶対売れるよ!」なんて言われると、だんだん自信がついて来た(笑)。
でも、その時期、仕事が大変で思うように音楽活動できなくて。イライラしていた時期でもありますね。でも、豊洲の路上ライブは結局、一番多い時で
100人くらいお客さん集まって。

──100人ですか!?すごいですね。そんなに人が集まって話題になったんじゃないんですか?

KO-HEI:すごいでしょ(笑)。学校や会社で話題になってお客さんいっぱい来て。というのも、その頃はカバーしか歌ってなかったんですけど、お客さんのリクエストに応えていたから…すごくウケたんですよね。みなさん喜んでくれました。

──KO-HEIさんは、お客さんの気持ちをその時その時で素早くキャッチするのがうまいですものね(笑)

KO-HEI:まあ…オリジナル曲がないしCDもなかったから…趣味の範囲ですよね。だけど、自信はつきました。誰かに自分の曲を聴いてもらって喜んでもらえて…嬉しかった。でも、平井堅の歌、清水翔太、桑田佳祐…僕のオリジナル曲は一つもない。それじゃやっぱりダメなんですよね。で、渋谷や六本木のライブに出演するようになったんですけど…今度はお客、ゼロです。落ち込みました。

──路上ライブでたまたま聴いてくれるお客さんと、ライブハウスに来るお客さんは違いますからね…。

KO-HEI:そう。たまたま、通りかかって無料だから聴いてくれる人と、チケットを買って聴きに来てくれる人はやっぱり違う。六本木morphで歌っても、渋谷VUENOSで歌ってもお客さんはゼロです。茶化されるだけ…でも、そこでのちのち、一緒に活動をしていく先輩たちに出会えた。そこから僕の音楽活動が広がっていったんです。先輩たちには感謝しきれません。曲ゼロ、客ゼロから一歩ずつ…いろんな人に出会えて活動が進んでいきました。

──その当時はまだ「ベイビーKO-HEI」じゃなかったんですよね?

KO-HEI:まだです。まだ、KO-HEIで活動していました。「ベイビー☆KO-HEI」に改名したのは2014年11月ですね。オリジナル曲もやっと「カラフルレイン」ができて。ベイビー☆KO-HEIとして新たに一歩踏み出すことになりました。その時に作ったミニアルバムは未だに熱心に聞いてくれる人も多くて、ありがたいですね。「キミノコエ」や「With You」は人気が高い楽曲です。今後の曲では、もっと大人の雰囲気が出せるといいなあと思っています。

──癒し系の笑顔はそのままですけど、大人に変化しているっていう感じが、今の楽曲からは伝わってきますよね。

伝えたいことがなければワンマンライブはやっちゃいけない



KO-HEI:2015年の9月にMusicElementとのツーマンを名古屋で行い、2015年11月23日が初めてのワンマンライブです。お客さんは集まったけれど、さっきお話した通り、ライブ構成自体は自分としては後悔だらけだったんです。というのは、最初に新曲並べちゃったり。ファンを無視した構成だったんですよ。

いきなり新曲を何曲も歌うのはお客さんもきょとんとしますよね(笑)。

KO-HEI:なんでそんなことしたんでしょうね(笑)。MusicElementのKinYaさんにも「なんで新曲から歌ったの?お客さんとコネクト出来てないよ。大丈夫?いつもの感じでいいんだよ。かっこつけないでいいんだから!」ってアドバイスされました。

──仲間からの助言が飛んで来たんですね…ライブは生ものだから…。

KO-HEI:バンドと一緒にやった後半は良くなったんですけど…ライブの構成は大事だって…もっとちゃんとやらなきゃ、って反省しました。それと、もっともっと深い想いを持ってからじゃないと、ワンマンライブというのはしてはいけないって思いました。

──2回目のアコースティックワンマンと3回目のワンマンはその反省が生かされていたわけですよね?どちらも素晴らしいワンマンライブでした!

KO-HEI:つい先日の、3回目のワンマンライブはすごく盛り上がったと思います。コラボもすごく感動できて。すべてバンドでやるというのも挑戦でした。

──泣かない、と言っていたのに泣いていましたよね。新曲も4曲披露されました。ご自身でも作詞作曲するようになったんですよね?曲作りについてお伺いしたいんですが…。

みんなの心に寄り添うような曲が作っていきたい

KO-HEI:最近はピアノを弾くのに慣れて来たから、コードを弾いて作ったりもできるようになりました。でも、ハミングでメロディを録音して作ったりもします。でも、もちろんいろんな方の協力があって、曲が出来上がっています。僕の力だけじゃありませんよ。本当にまだまだ、です!

──でも、ピアノを弾けるようになったのも、ものすごいスピードで上達しましたもんね。

KO-HEI:ま、とにかくいろいろとチャレンジしていきたいタイプなので(笑)。新曲の「強く生きてゆけ」はピアノを弾いていたら、メロディも歌詞も出て来たんですよね。悪いこともあるから、小さな幸せも見つめられる、っていう歌なんですけど…みんなも辛いことがたくさんあると思うけど、僕自身もうまくいかないことがあったので…辛いことがあるのは、神様が「しっかりしろ」って教えてくれているんだなって。ピアノと向き合ったら自然と出て来た曲と歌詞でした。皆さんの心に寄り添うような曲が作れたかなあと…。

──ライブで聴きましたが、以前の曲よりもメッセージが強く伝わってくる曲でした。

KO-HEI:先日の3回目のワンマンライブで披露したんですけど、とっても評判がよくて嬉しかったです。「chocolate journey」辺りから、自分自身のメッセージをこめた曲を作っていこう、って意識しています。

──生きていたら葛藤は必ずありますから、皆さんの心に寄り添う歌はいいですよね。「chocolate journey」もファンの皆さんと歩んでいきたい、という気持ちが曲に表れていて「曲作りで自己表現したい・想いを伝えたい」ということが曲から伝わってきました。

KO-HEI:それが伝わっているなら、嬉しいですね。

──昨年はBitter&Sweetというユニットをアーティスト4組で組んで、名古屋、仙台、東京とツアーをしましたよね。あのツアーを機会に、KO-HEIさんのファンになった方も多いと思います。

KO-HEI:Bitter&Sweetでは、僕が唯一のソロで、一番新人で。その年はもう3組に付いていくのが精一杯でした。周囲から見たら、なんであの4組の中にベイビー☆KO-HEIがいるの、って感じだったと思いますし…必死だった…(笑)。

──他のメンバーの皆さんに負けずに、自分らしさを発揮していたと思いますよ。

KO-HEI:いやいや…1公演目の名古屋公演はみんなについていくのが精一杯で…緊張しまくって自分が全く出せなかった。他のメンバーに刺激を受けて、盛り上げ方とかMC、セットリストの組み方、楽曲の作り上げ方…いろんなことを学びました。ビタスイの4組で定期的にツイキャスもしていたんだけど、自分自身でもファンの人たちとのコミュニケーションにツイキャスをラジオ風にやるようになって…

──KO-HEIさんのツイキャスもラジオDJ風で、ファンの皆さんも参加していて楽しそうですよね。

KO-HEI:みんなに楽しんでもらいたい、ってことが一番です。ツイキャスはファンの皆さんと繋がれるんですよね。ワンマンライブからクラウドファンディングまで「ほぼ毎日ツイキャス」をしていて。仕事もあるから、大変だったけど…そのおかげなのか、ツイキャスきっかけで、ワンマンライブに遠方から来てくれるお客さんもいて。ワンマンで「初めて聴きに来た」っていう方もめちゃくちゃ多いんです。今の時代、変化球でとにかく攻めていかなきゃかな、と…その努力のおかげか、クラウドファンディングも260%を超えて終了したんです。

──260%!!それは努力の成果ですね。

KO-HEI:クラウドファンディングで集めた資金は、今後の活動にも使用していきます。本当にファンの皆さんに感謝です。

大きな目標を持つことで、小さな目標が立てられる「夢は武道館」



──今後は新曲も含め、ライブで人気がある曲を配信していくんですよね?

KO-HEI:そうですね!音源化されていない曲も多数あるので…ライブで聴いていて「この曲が好き」と皆さんが言ってくれる曲を連続で配信していく予定です。

──それはとても聴き応えがありそうで楽しみです。また、主催イベントの開催も精力的に行っていますね。

KO-HEI:「MONKEY TIME」っていう自分の主催では、仲がいい仲間たちももちろん参加して欲しいんですが、新人のアーティストさんにも門戸を開きたいなあと思っています。僕自身もイベント出たくても出られなかったり、人前で歌う機会がなかなか得られなくて苦労したから。そうやって出演者が気持ちよく歌える場ならば、みんなで作り上げる温かい空間になっていくんじゃないかな、って思うんです。

──「いつかは武道館でライブをしたい」という夢を語っていらっしゃいましたが、今後の目標など教えてください。

KO-HEI:武道館にいつか行きたいって思ったのは「亀の恩返し」っていう亀田誠治さんがプロデュースしているアーティストさんが集合したライブを、武道館で観たからなんですよ。武道館で、目の前で秦基博さんやアンジェラ・アキさんたち、パフォーマンスするアーティストさんと、それを観て盛り上がる観客の皆さん、その一体感を感じてすごく感動したんですよ。いつか、こういう空間で歌いたい!って思いました。今はまだぜんっぜん、だけど…でも、小さい空間であっても心は同じです。アーティストと観客が一体化できるような温かい空間で歌を歌い続けたいですね。いつか、大きな舞台に立ちたい。今応援してくださっている方たちにその姿を見せたら…泣いてくれますよね?(笑)。

──KO-HEIさんの方が先に泣きそうですけども(笑)。その日を楽しみにしています。

KO-HEI:まずは皆さんに日々聴いてもらえるように、曲を配信していきます。今、日々、新曲をレコーディングしていますので…「夢に向かって進む」というテーマの新曲もありますよ!…大きな目標が持つことで、小さな目標が立てられると思いますから。夢は大きく!



TEXT:高宮景子

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