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【インタビュー】ふしぎと心に寄り添う「きっと大丈夫!」ユメツボミが今、花開く時〜JUNKYPOP (3/3)



ライブのまとめ役の曲「ひとつだけ」〜ひとつだけ大事なことを大切にしていきたい


SHOWTA

──「ひとつだけ」はJUNKYPOPがライブをする時、ラストにもってくることが多い曲ですよね。

TAKA:そうですね。ライブによく来てくれる人は「ひとつだけ」の一体感が好きだと思いますね。一本指で「ひと〜つだけ〜♪」ってみんなでやる感じ。あの曲を聞いて好きになってくれた人が多いからこそ、長い間歌い続けてきた曲なんですよね。

SHOWTA:うん、なんかまとめ役。帰ってくる場所、という感じの歌ですね。



TAKA:でも実はあの曲は、一度お蔵入りした曲だったりするんだけど(笑)。

──え!そうなんですか?

TAKA:ライブで歌ったけど、なんかイマイチだね…ってなって。レギュラー落ちしていた曲だったんですよ。「アスハ、クル」もレギュラー落ちしてたね…。「アスハ、クル」はもともとネガティブな感情の曲だし…でも、「ひとつだけ」もそうだけど、「アスハ、クル」もサビの「笑って笑って」をお客さんに歌ってもらうようになって、楽しそうに歌ってみた。そうしたら一体感が出て来て、違った意味が出て来た気がします。

──曲自体、お客さんとともに成長するっていうこともあるんですね。ところで、皆さんは子どもの頃から音楽好きで、音楽の道へ進もう!って思ったんでしょうか?

TAKURO:僕は高校の頃、バンドをやっていて、ボンジョビのコピーバンドでボーカルやっていましたね。アコギ弾ける人とミスチルのカバーしたり…

──その頃から歌上手いね、って周囲に言われていたんですか?

TAKURO:僕は小学生の頃から音楽の成績がよくて。合唱が好きで、ピアノの近くでルンルン歌ってましたよ!で、中学生でカラオケに行ったら「上手いね!」って褒められたから…これはイケるんじゃね?って(笑)。

TAKA:…僕は音楽の授業、嫌いだったんです…リコーダーなんて、何が楽しいのかちっともわからなかった…ずーっと遊戯王のカードやってましたもん。バンドもやってないし…学園祭の時に、ちゃんとバンドやっていた友達と一緒に「最後の思い出に歌おう」って言われて、EXILEもどきを歌ったら…めっちゃモテた(笑)。で、調子に乗って今に至る、って感じです。もちろん、音楽は好きでしたよ!

──意外なほど、音楽とはそんなに縁がなかったんですね(笑)。えーっとSHOWTAさんは…?

SHOWTA:…最速で、有名になれる方法は何かな?って思った時、歌かな!って(笑)。

──3人とも熱心に音楽に携わっていた、という感じではないんですね。すごく安定感があって、音感がいいけど…

TAKA:奇跡ですね!耳が生まれつきよかったってことです(笑)。コーラスもふんふん〜ってTAKUROと二人で合わせて作ってて。感覚でふんふん〜って。

──音感だけを頼りに(笑)。

TAKA:そう、それで、うーんやっぱりわからないな…ってなってやっとキーボード出してきて(笑)。弾いてみて、これかな?って。僕、実は自分で作ってみた曲をピアノで弾いてみようと思っても「俺どこ歌ってんだろ!?」ってなるもん。

──そうなんですか!びっくりです(笑)。

TAKA:でも今回のアルバムはさすがに、アドバイスを頂いて…コーラスを再構築しているし、よりいいものに仕上がっていると思います。

──まさに皆さんにとって「ひとつだけ」ということが、音楽だったということですよね。

TAKA:そうですね、何か「ひとつだけ」自分にとって大事なことをみつけるのは…簡単なようで難しいことだと思う。「求めたものと違っても それはきっと未来の自分へ 色や形は変わったとしても 必ず繋がるものだから」という部分が、当時この曲を書いていた自分の心境そのものだと思いますね。

SHOWTA:「ひとつだけ」を作っていた当時は、元気で前向きな歌を作ることを第一に考えていました。人は強くないけど、「ひとつだけ」でもいいから大切なものを大事にしていきたい…と思って…。

──いつでも初心に戻れる曲、というのが「ひとつだけ」なのかもしれませんね。

ファンの皆さんが「曲を聞こう!」と行動に移してくれたことが嬉しかった


TAKA

──ファンの皆さんに今回のアルバム発売に関して伝えたいことはありますか?

TAKA:ここ1年、アルバムリリースについて水面下で進んでいて…ライブの本数が減ってしまったり、新曲が出せなかったりしたのに、よくついてきてくれたなって思います。インストアライブも予想以上の人たちが集まってくれて…。地方の人たちや今は直接ライブ来れないけど応援してくれている人が、リリースの情報聞きつけて「買ったよ」って伝えてくれたり。音源化されていない曲たちを、ずーっと待っててくれた人たちが思った以上にいてくれた。「聞こう!」と行動に移してくれる人たちがいたことがすごいことだな、って思いました。

──新しいイベントとして「Something Epic」というライブをMusicElementとともに2月から主催していくわけですが、どのようなイベントになりそうですか?

TAKA:そうですね、僕たちとしては「ちゃんと歌を届けられる」イベントにしたいですね。

TAKURO:そこの空間でしか出来ないことをやっていきたいです。サックスとのコラボレーションや、今までやってこなかった企画なんかもありますよ。定期的にやっていきたいですね。

TAKA:僕らもMusicElementも新たな価値がつくといいな、と思っています。

──専門学校時代からもう10年くらいの付き合いの3人ですが、喧嘩したりぶつかり合ったりするんでしょうか?

TAKURO:しないですね…。

SHOWTA:TAKUROに言っても、仕方ないかな!って思って諦める(笑)。

TAKURO:なんだよそれ!

TAKA:うーん、絶妙なラインでお互い「これ以上言ったらダメかな…」ってところでわかりあってる感じかな…ぶつかり合って良いものができるとは限らないし。多分「こここうやって!」って言わなくてもやってくれる部分が多いし、最終的に「やっぱりこうかな…」っていう点を、お互い意見し合うって感じです。

SHOWTA:TAKAやTAKUROが出来ることをしても仕方ないし、補い合うっていうか…必要ならRAPするし、必要なら歌も歌うし、ギターも弾く。10年くらい付き合っていたら、そういう阿吽の呼吸みたいなものがありますよ。

──3人はライブ前に緊張するんでしょうか?

TAKURO:なんか、最近すっごく緊張する(笑)。手が震えたりしますよ。

SHOWTA:僕はギター弾きつつ歌うようになってからとても緊張します。

TAKA:僕はしません。一切しない。

TAKURO:違うよ、緊張しているように表に見せないようにしてるだけでしょ(笑)。

SHOWTA:うん。TAKAが緊張してるのはわかるけど?

TAKA:ううん、ライブは緊張してない。結婚式で歌ってください、って言われたら緊張する!というか、なるべくいかに平常心を保っていられるか?を考えてるのかもしれない。ステージ上と、ステージ降りた時と「キャラが違う」ってよく言われるからなるべく同じにしていようかと思って…。

──なるほど(笑)。いや、そんなに気にしなくてもいいんじゃないですかね?

TAKA:歌ってる時は真面目なこと歌ってるけど、ステージ降りるとしゃべりすぎなのかな〜!?キャラとか作ってないんだけど(笑)。だからなるべく、平常心でいようと心がけています(笑)。

──では、今後の目標はどうでしょう。

TAKA:あまり目標とか…ないんですよね…枠には捉われたくないですね。「JUNKYPOPっぽい」って言われるのはあまり好きじゃないから、曲によってイメージが変わるのがJUNKYPOPだと思うんです。セットリストによってイメージが変化するし。いい意味で裏切っていきたい。

SHOWTA:ロックっぽくなっても、HIPHOPの要素が強くなってもJUNKYPOPが歌っている感じは失いたくないけれど。今回のアルバムも7曲でそれぞれ違うからまとまるのかな?ってマスタリングが終わるまで正直、心配でした。

TAKA:3人で聞いてみて、ああ、まとまってる!と…安心しました。

──具体的に、こんな曲を作りたいとか…例えば映画の曲が作りたいとか…やっぱり…ジブリの主題歌ですかね(笑)。

TAKA:うん。ジブリの映画の主題歌…作りたいです!!!…大きな場所でやりたい、とかももちろんありますけど…魅力ある作品作りに携われたら喜びは大きいと思うんですよね。

──TAKAさんはジブリの大ファンですものね(笑)。

SHOWTA:僕は夏フェスとか、そういう場所で歌いたいって思うけど…やっぱりTAKAは制作側っていう面が強いから、大きな場所でやることより、作品を作りたい欲が強いんだと思います。僕たち二人はパフォーマーとして、TAKAが作る曲を落とし込んで、表現していきたいって思う。フェスで「ひとつだけ」やったら、何本指が上がるんだろ〜!みたいな(笑)。夢はありますけども。

TAKURO:僕は目の前のことを一生懸命!やるだけです(笑)。あとは、そうだな、アドリブ力とかつけていきたいですかね。

SHOWTA:3人で歌っていて、1人がテンション上がった時に他の2人がそれについて行けるとか、その時々でライブに来てくれた人を満足させる…パフォーマンス力をつけていきたいですね。まあ、新曲ももちろんですが、アルバムの「ユメツボミ」が出せて、これほど3人で納得がいくことってなかったから、このアルバムをしっかり多くの人に届けていきたいっていう想いはありますね。

──そうですよね、どの曲聞いても、誰かの心境に寄り添える曲があると思いますし、アルバムがより多くの方に届くと良いな、と思っています。

TAKA:曲で評価されていることがとても大きいと思っているから、2018年はしっかり曲を作って攻めていきたいです。ホント、新曲ずっと皆さんに届けられなくて…これまでの分を吐き出す勢いで頑張ります。



TEXT:高宮景子

学生の頃から渋谷を中心に、別々にライブ活動してきた異なるジャンルの3人が結成。 『今だからこそ書ける言葉、今だからこそ歌える歌』を合言葉に東京を中心に活動中。 JUNKYPOP Official Web Site http://www.junky-pop.jp Twitter JUNKYPOP Official @team_JKP TAKA @JUNKY_POPTaka SHO···

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