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まさに『Cannonball』!!世界に向かって飛び出していくLea Micheleの意志の強さ

2009年からアメリカで全6シーズンに渡って放送されて以来、ファイナルシーズンが終了した今でも世界中に熱狂的なファンが存在する青春ドラマ『glee』。
2009年からアメリカで全6シーズンに渡って放送されて以来、ファイナルシーズンが終了した今でも世界中に熱狂的なファンが存在する青春ドラマ『glee』。その中で最も強烈なインパクトを残し、歌姫としての才能を開花させていたのは、ヒロインであるRachel役を演じていたLea Micheleであろう。

『glee』以前に子役としてミュージカル『レ・ミゼラブル』でデビューを飾り、ドラマ・デスク賞やエミー賞、ゴールデン・グローブ賞などでノミネートされたキャリアを持つ彼女がソロシンガーとしてのデビューを果たしたのはアルバム『Louder』をリリースした2014年3月のこと。今回は、その中からリードシングルにもなった1曲目の
『Cannonball』を紹介したい。

【Lea Michele – Cannonball】


♪Cannonball/Lea Michele
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Break it down
Break it down
Break it down
I was scared to death I was losing my mind
Break it down
I couldn’t close my eyes I was pacing all night
I think I found the light out the end of the tunnel
I couldn’t find the truth I was going under
(日本語訳)
もう壊してしまおう
打ち砕かなきゃ
死にそうなぐらいに怖くて 自分を見失っていたの
目を閉じることもできず 一晩中さまよっていたわ
でもトンネルの終わりに光を見つけたの
沈んでしまって 本当のことをわからずにいたけれど

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もともと完成していたこのアルバムのリリースが延期になっていた2013年の夏に録音されたというこの楽曲は、シンガーソングライターのSia Furlerによって書き下ろされたもの。そしてその時期が、『glee』で恋人役として共演し、プライベートでもLeaの最愛の恋人であったCory Monteithが急死した時期(2013年7月)に重なるのだ。Lea自身も「まるで自分のために書かれたような、今の自分の状況をよく表している曲だわ」と語っていたように、悲しみに打ちひしがれながらも何とか立ち上がろうとする彼女自身の強い意志が、歌詞を読むと手に取るように伝わってくる。それもそのはず、この楽曲は恋人を交通事故で亡くしたというSiaの経験がもとになっているからだ。

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And now I will start living today
Today, today I close the door
I got the new beginning and I will fly
I’ll fly like a cannonball
(日本語訳)
今日という日を生きることを始めるの
そう、今日という日からドアを閉めて
新しい始まりを手にした私は飛び立つの
キャノンボールのように飛んでいくわ

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Leaの歌声の魅力として突き抜けるような高音が挙げられるが、この楽曲ではどちらかというと中音域を多用し、彼女にしてはどこか抑え気味に歌っている印象を受ける。しかしながら「キャノンボール(=砲弾)」のように飛び立っていこうとする彼女の固い決意が伺える歌詞と相まって、静かに燃えたぎっている彼女ならではのパワフルな情熱が感じられるのだ。
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「この曲が強さとなり、大きな救いとなった」ことで恋人の死を乗り越え、今なお多くの人たちをその歌声で魅了し続けているLeaは、この秋から放送されるホラー・コメディ『Scream Queens』への出演が決定しているなど、シンガーとしてだけではなく女優としてのキャリアも着実に重ねていっている。まるで「キャノンボール」のように世界に向かって飛び立っていく彼女の活躍に、これからも目が離せない!!

TEXT:Y.Fuku

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