FUKI 『I LOVE YOU』リリース
──『I LOVE YOU』の発売おめでとうございます!まず始めに、カバーアルバムをリリースしようと思われた経緯を教えてください。
FUKI:ありがとうございます!私はインディーズの頃から様々なアーティストの楽曲をカバーして、LIVEで歌っていました。また、作品としてもカバーアルバムをリリースした事もあります。
楽曲をカバーすることで、自然な歌の形というか、自分の歌を見つけられたような気がしています。私にとってルーツのような作品となりました。
──その中でもクリス・ハートさんの『I LOVE YOU』、秦基博さんの『アイ -Re-edit Ver.-』、SUPER BUTTER DOGさんの『サヨナラCOLOR』、Rakeさんの『100万回のI love you』を選曲された理由をお聞かせください。
FUKI:どの曲も純粋に「今聴いてほしい」と思う曲を選曲しています。色々な愛の形をこの一枚で表現できるようにこの4曲を選曲しました。
──発売を迎えた今の心境はどうですか?
FUKI:先日、クリス・ハートさんのライブ『こころの歌2018』を観に行かせて頂き、大好きな「I LOVE YOU」を生で聞きました。今回その曲をカバーできたことをとても幸せに思います。1人でも多くの人にこのLOVESONGが届いてくれれば嬉しいです。
──クリスハートさんの『I LOVE YOU』とはまた一味違った、優しさと切なさがふんだんに詰め込まれている楽曲だと思いました。カバーするにあたり、一番歌い方でこだわった箇所はありますか?
FUKI:感情的には爆発して歌いたいサビ(1番)等、切なく、囁いて歌ったことです。
──カバーをする上で苦戦した点や、大変だった出来事などはありますか?
FUKI:私は聴いて頂いた人に、切なさはもちろんですが少しでも前向きな気持ちになってほしいと思って歌いました。切なく悲しいけれども、どこか前を向ける感情を表現したかったのですが、その心の持って行きかたがとても難しかったです。
──レコーディングの際で、印象に残っているエピソードがございましたらお聞かせください。
FUKI:歌唱において小さい声でも言葉がうまく聴きとれる様に、囁くように歌いながらも、1番のサビは切なく、2番では自分の出したかった前向きな想いや解放された気持ちを込める事を意識しながら歌いました。
──『I LOVE YOU』のMVはどのようなテーマ性を持って表現されているんでしょうか?
FUKI:今回の作品コンセプトは“キラキラの中にある切なさ”です。私は海や自然が好きなのですが、やっぱり自分のバックグラウンドとしては生まれ育った東京があります。その2つをドッキングというか、
曲のアレンジも“キラキラの中にある切なさ”というのがキーワードになっています。そういった部分を感じて頂けたらと思います。
一番好きなフレーズ
──各曲から一番好きなフレーズを教えてください。
FUKI:『I LOVE YOU』は「叶わない願いなら さよならを告げて」です。別れを気づいてはいるけれど、自分からは絶対に言えない好きなきもちが。『アイ』は「目に見えないから アイなんて信じない そうやって自分をごまかしてきたんだよ」ってフレーズが衝撃的でした。この歌詞を見て私はホンモノの「アイ」に出会ったことはまだないんじゃないか?と思ったので。
それから『サヨナラCOLOR』では「自分をつらぬくことは とても勇気がいるよ だれも一人ボッチには なりたくはないから」で、この言葉はとても励まされた部分です。“大丈夫”って言ってくれている様な気がしたので。最後に『100万回の「I love you」』からは 「改札の向こう側 人ごみに消えてゆく 後ろ姿 目で追った 離れたくなくて」ですかね、これは私も経験があったので。
──ありがとうございます。『I LOVE YOU』にちなんで、FUKIさんが愛しているモノや人はありますか?
FUKI:家族、MUSIC、お肉!!です。
──このアルバム『I LOVE YOU』はFUKIさんにとってどんな一枚になりましたか?また、同作を通してどんな事を伝えたかったのでしょうか?
FUKI:わたしにとってLOVE=LIFE。いつもどんなときでも、変わらず心にある愛をちゃんと表現できたかなぁと思います。聴いて頂いた方が、少しでもあたたかい気持ちになってくれたら嬉しいです。
──最後に、UtaTenの読者にメッセージをお願い致します。
FUKI:いつもみなさんに寄り添っていたいという思いで歌詞を書き、曲を作っています。私の歌と音楽で、みなさんの心が前向きにあたたかくなってもらえたらなと思っています。たくさんの人の心へ届くことを願っております。
I LOVE YOU!!!
TEXT:橋本美波