
音楽のルーツはJ-POPと歌謡曲
──メジャーデビューおめでとうございます!まずUtaTen初登場だと思いますので、音楽のルーツを教えてください。杏沙子:ありがとうございます!J-POPど真ん中で育ってきていて、小さい頃だと松田聖子さんや、槇原敬之さん、aikoさん、いきものがかりさんを沢山聴いてきました。日本の歌謡曲やJ-POPを通ってきたと思います。
──歌謡曲も聴いて育ったのですね!
杏沙子:そうなんです。母が歌謡曲が好きだったので、小さい頃に最初に触れた曲は歌謡曲でした。
──歌謡曲は歌詞が良いですし、松田聖子さんも歌が上手いですよね。
杏沙子:松田聖子さんは女優さんのように一つ一つ歌い分けて、演じられていたので物語を聴いている感覚で大好きでした。
──杏沙子さんが想うご自身の魅力を教えてください。
杏沙子:自分の事を理解できていない部分もあるので、こうして取材などをして頂いて気付く事が多いです。曲によって声を変えるじゃないですけど、曲に合わせて演じ分けるところが自分の魅力になっていけばと挑戦しています。そしてそれが今回のアルバムの聴きどころだと思います!
──メジャーミニアルバム『花火の魔法』では夏の恋をテーマにした作品ですね。杏沙子さんにとってどんな5曲が詰め込まれた1枚ですか?
杏沙子:1枚全体を通して夏っていうテーマに基づいて出来たと思うんですが、私が普段書く曲も、何処か瞬間的なものを切り取ったものが多いです。『天気雨の中の私たち』という曲がありますが、天気雨ってずっとあり続けるものではないじゃないですか?一瞬のものであり、珍しいものでもある。夏って刹那的なものでもあるし、そういったところも含めて全て共通できているのではないかと思います。

歌詞を書くときは映像が流れている
──杏沙子さんの歌詞って比喩表現が多いと思うのですが、どの歌詞にも共通して意識されている事はありますか?杏沙子:曲を書くときに自分の頭の中で映像が流れているので、全部映像的なものを意識しているのかなって最近気付きました。その映像の空気感や色を文字に落とそう、落とそうって意識しているんだと思います。
──『マイダーリン』の歌詞は、共感する女子も多いと思いますが、杏沙子さんもこのように思われますか?
杏沙子:好きな人が夢に出てくる事は多くの人が経験あるんじゃないかなと思います。その時好きな俳優さんとかが、出てきて好きになっちゃうとか(笑)
──「まぶたの奥の国の王子様」っていう例えが良いですよね。
杏沙子:そういうまぶたの国のっていう比喩のようなワードを作るのが、めちゃくちゃ好きで。夢の中の王子様だとわかりやすいけど、表現を変えることが楽しいんです。
──本とかはよく読まれるのでしょうか?
杏沙子:そのようによく言われるんですけど、実はあんまり読んできた方ではなくて…。ただ中学校、高校のときはミステリーをよく読んでいました。どちらかというと写真や視覚的なものを見る方が好きで、そこから勝手に想像しちゃう事が小さい頃から多かったですね。
『マイダーリン』は振り回しちゃう系の女の子

杏沙子:この曲を書いたときは自分が主人公の歌詞ではなくて、自分で作り上げた女の子の話で。メルヘンな歌詞ですけど、その女の子はサバサバしたタイプなイメージなので、さっぱりした歌い方にしてしていました。「ドキドキさせて!」って言っているのもわがままっぽいというか、振り回しちゃう系の女の子を想像して書いていたんです。
──杏沙子さん自身はどういうタイプですか?
杏沙子:完全にサバサバ系ですね。(笑)
──アイドルソングではないのに、「まいまいまいまい毎晩恋して」というフレーズが出ているのが斬新でした!
杏沙子:ありがとうございます(笑)言葉遊びとかも好きなので、「まいまいまいまい」はスルッと出てきたんです。
──韻を踏むことを意識されたりは?
杏沙子:韻を踏むのは大好きで!歌詞を書くときに結構細かく仕掛けるじゃないですけど、パズルを組み立てる感じで作ることが多いです。それがミステリーを好きなのと繋がっているかもしれないですね。仕掛けをいくつか作って、後で回収するとか。そういうふうに考えるのが好きなんです。
──頭から歌詞を書いていったとしても、韻を踏みたいがために歌詞を変える事もあったり?
杏沙子:韻を踏む所から言葉を探していくとか、曲によってはありますね。