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【インタビュー】家入レオ、愛と復讐心の間で生まれる“虚無”を歌った『もし君を許せたら』を語る (2/2)


すぐそばにある幸せを『めがね』で感じる

──カップリングの『めがね』はまた全然違った雰囲気で、男性目線で書かれていますね。この曲が生まれたきッカケについて教えてください。

家入レオ:私、すっごい目が悪くて、度が高すぎて眼鏡をかけるとすっごい目がちっちゃくなるんですよ(笑)、できるだけそういう姿を見せたくないんですけど、そんな姿をさらけ出せるっていうことが恥ずかしくもあり嬉しくもあるっていう。それこそ女の子ってすっぴんを見られたくないとかあるじゃないですか、でもそれを見せられるような人がいるくすぐったさみたいなものを歌にできたらいいなって思いました。


──音に関してはいかがですか?

家入レオ:実は今回のシングルの収録曲が『もし君を許せたら』と『あおぞら』であることは決まっていたので、ポップな曲が入ったほうがいいなって思っていて。1年前にピアノで作っていたデモをブラッシュアップしていこうってこの曲を進めていきました。ちょうどツアー中だったからアレンジもバンドメンバーの康兵さんにお願いして、バンドメンバーがレコーディングも参加してくれました。


──歌詞についてですが、「飲みかけのコーヒー 打ちかけたままにしてるメール」なんて家入さんに絶対なさそうな日常です!!

家入レオ:いやいやいや、あるんです。


──それに「先週急に君の親友から これから会える?と連絡が来た」ってすごく続きが気になるんですけど!

家入レオ:あるあるですよね!ホラーですよ(笑)。


──家入さん的に気に入っているフレーズとかありますか?

家入レオ:「君が好き 当たり前に すぐそばで笑ってる人」ですかね、すごく好きだった人も、好きの種類が家族みたいな方向に変わって行ったりとか、言葉にしなくても伝わるような関係っていう領域まで行ってもやっぱり伝えるべきだと思うし、それこそ最初に言ってくださったみたいに、今直ぐそばにある幸せに気付けるようなきっかけになったらいいなって。


──なるほど〜。もう、家入さん3回くらい結婚を経験しているんじゃないかって…(笑)

家入レオ:してないです(笑)いつかしたいですけどね!


『あおぞら』


──『あおぞら』は『もし君を許せたら』と同じくJazzin’parkの久保田さんが編曲に入られているんですね。

家入レオ:そうなんです。作曲はいきものがかりの水野さんで、メロディーをもらった時に違う歌詞を書いていたんですけど、このタイミングで出すのがもったいないなっていう思いがあって。「ライオンのグータッチ」っていう、夢を追いかける子供たちを応援するといテーマの番組のお話をいただいて。水野さんの曲は老若男女聴く人を選ばず全ての人に届くから、この曲に歌詞を書きたいなって思って改めて歌詞を作り直しました。


──そこから歌詞を書かれた時に込めた想いというのは?

家入レオ:私もそうだけど、“頑張ってね”って頑張っている人に言うのって心苦しい時があって。応援しているよ、見つめているよ、そばにいるよ、っていうことをどう伝えたらいいかなって思った時に、“頑張ってるね”でいいんだ、って思って。それでこの曲の歌詞に「誰よりも頑張ってきた君 涙こぼすことは かっこ悪いことかな?」っていうフレーズが生まれました。


──そのフレーズに込めた思いについても聞かせてください。

家入レオ:自分が頑張れないときとか泣いちゃうときにパッと振り返ったら、一緒に泣いてくれる人がいることも嬉しいけど、“何言ってんの!大丈夫、できるよ!”って常に笑顔で迎えてくれる人がいるっていうのは本当に支えになるから、私もみんなにとってそういう存在でありたいし、振り向いたら絶対にいるよっていう気持ちで歌いました。


──素敵です!水野さんが作曲ということですけど、きっかけは何かあったんですか?

家入レオ:水野さんの制作の方と私の制作をやってくれる方がすごく近しくて、水野さんの話は聞いていたんですが、そこがきっかけになりました。


──タイトル『あおぞら』はどのように付けられたのですか?

家入レオ:ファンレターとかファンメールを読む中で、違う場所にいても同じ空の下にいて、私はこの場所から君を応援しているよっていうメッセージが届けばいいなって思って付けたタイトルです。


最後に…

──今後イベントの出演が続くかと思いますが、意気込みみたいなところを聞かせてください!

家入レオ:フェスは遮るものが何もないから、声の抜けがすごくいいんです。だから他のアーティストさんを見に来ている方もたくさんいる中で新しい出会いもたくさんあるし、夏の勢いに任せて音楽でひとつになれたらいいと思います!


──最後に、繰り返しになりますが今作のPRを一言お願いします!

家入レオ:様々な私が詰まっているシングルになっているので、是非是非、皆さんに手にとってもらいたいです!

Text:愛香

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福岡出身。 13歳で音楽塾ヴォイスの門を叩き、青春期ならではの叫び・葛藤を爆発させた「サブリナ」を完成させた15の時、音楽の道で生きていくことを決意。 翌年単身上京。都内の高校へ通いながら、2012年2月メジャー・デビューを果たし、1stアルバム「LEO」がオリコン2週連続2位を記録。 ···

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