"アナ雪旋風"を巻き起こした歌唱力
昨年の「アナ雪」旋風は目をみはる物がありましたね。
その立役者の一人となったのが、主題歌の『Let It Go』を歌った、今や歌のお仕事に留まらずバラエティー番組等でも大人気のMay J.です。
彼女と言えば、同じく昨年に放送していた番組の「カラオケの採点機で点数を競うコーナー」でも類まれなる実力を発揮しその歌唱力を世に知らしめ、遂にはカバーアルバムも次々に発表しました。
一方で、彼女は心ないバッシングに苦しんでいたそうです。
「人の歌でしか勝負出来ない歌手」だとか、本人も口をつぐんでしまう程のいわれのない中傷を、番組を見た一般人や、果てはマスコミにまでネット等で囁かれていたのです。
しかし彼女はその後発売された曲に自分の信念を込め、発表しました。その曲こそが『Faith』です。
Faith
ーーーーーーーーーーーーーーー
Crying out but no one's there for you
And you feel like you want to escape
Don't close your eyes
No need to hold your breath
Shouldn't be afraid of make another step
泣き叫んでも誰もあなたに無関心で
あなたは逃げ出したいって願ってる
瞳を閉じないで
息を殺す必要なんてない
恐れずに次の一歩を踏み出すの
ーーーーーーーーーーーーーーー
恐らくこの歌詞の「あなた」の心境は、当時の彼女そのものの心境だったのでしょう。
実力があって仕事としてそれを披露しただけなのに、酷い言葉を浴びせられる。「出る杭は打たれる」なんて言いますが、杭を打った人達は面白半分でやっているだけで、果たして彼女をこんな辛い状態に突き落とした事に気付いた人はいたのでしょうか。
そして彼女は、バッシングに押し潰されそうになっている自分を、懸命に奮い立たせていたのでしょう。
だからこそ彼女は自分を深く見つめ、恐れずに次の一歩を踏み出します。自分を叩いた人達に、彼女はこんな歌詞を用意したのです。
ーーーーーーーーーーーーーーー
'Cause I'm gonna make it
And nothing can't stop me from holding tight to my faith
I'm unbreakable
だって私はやってみせるから
私の信念は誰にも邪魔させない
私は壊れないから
ーーーーーーーーーーーーーーー
この「私」もMay J.自身の事でしょう。
逆境を乗り越えていこう
彼女の望みは、自分自身のオリジナル曲でヒットを出す事だったのではないでしょうか?それこそがカバーで有名になってしまった彼女の信念だったのだと思います。
困難にぶち当たっても信念を貫き続けるMay J.。あのうっとりするような歌声で次はどんな楽曲を届けてくれるのか、期待に胸が膨らみます。
TEXT:rie-tong